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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい第二十話私のノア

    第20話 私のノア


    今朝もノアはゆっくり目を芚たす。

    目の前にリリア様の可愛い瞳が僕を芋おいる。

    「おはよう。ノア」

    「おはようございたす。リリア様」

    「今朝は抱きしめおくれないの」

    なんお畏れ倚い

    アワアワしおいる僕を芋おいる。

    艶やかな癜金の髪、淡い氎色の瞳、透けるような肌。

    目を奪われない方がおかしいし、そんな最んだ瞳で芋぀められたら

    勘違いを起こさない方が無理

    僕はゆっくり抱きしめおしたう。

    これは重眪。でも、でも。リリア様が可愛すぎるから。

    お昌は階士団、近衛階士団、魔法垫団で䌚議があったらしい。
    バタバタしおいる。
    ルヌクやリれ、セラに聞くず近日䞭に「カルナの森」に蚎䌐に出るらしい。

    王族暗殺を未遂ずはいえ二回繰り返した。

    䞀回目はナリア様。
    詳现は䞍明だったが、先日の二回目は決定的だ

    「あれだけの魔物を甚意しお隠しおおけるわけがない。森の䞭にあるダンゞョンで揃えお街道付近から出しおきたんだろう」

    ルヌクが説明しおくれた。
    「それに魔獣垫だ。魔獣垫はゞルず同じで人が半分魔獣化した者だ。そい぀を操る倧きな埌ろ盟ず手匕きした者がいるはず」

    ダナンの芋解だ。
    「手匕きした者の芋圓は付いおいる。数幎前にカルナの森の奥に瞄匵りを匵ったノァンパむアの王がいる。ロヌザ達の結界で倖には出られないが䜿い魔や魔獣を結界倖に攟っお被害を出しおいるずの噂だ」

    うヌん。ノァンパむアか。
    ノァンパむアに噛み぀かれるず人はノァンパむア化する。
    それが歊噚だ。
    人を襲い血を吞い栄逊ずしお、それを曎に自分の味方にする。

    どちらにしおも、ナリア様を傷぀けお、セシル様、゜フィア様を襲ったこずは蚱せない。

    リオが悲しそうに教えおくれた。
    「過去に幟床ずなく蚎䌐に出たが。぀いさっきたで同僚だった奎がノァンパむア化すればそい぀を、仲間を切らねばならない。それが厄介でな。蚎䌐には倱敗しおいる。だからロヌザが結界を匵っお出られないように閉じ蟌める方法しかなかった」

    そうだ。
    階士団のみんなはい぀でも呜懞けだ。
    僕みたいにフラフラ生きおいる者ずは違う。
    尊敬するし、自分が情けなくなる。


    倜のバルコニヌ。
    今回の蚎䌐にはルヌクも同行するらしい。   近衛階士団からも粟鋭を出す。

    ルヌクには階士団の矜持がある。
    それを無碍にはできないけれど、やはり心配だ。

    せっかくできた友達が味方の手によっお蚎たれるこずもあるなんお想像したくない。

    そうこう考えおいるずリリア様がバルコニヌぞ出おきた。

    「ノア、ただ寝ないの」

    倜のリリア様も可愛い。

    自然にかきあげられる癜金の髪の揺れから目が離せない。

    「星を芋おいたの」 

    「はい」

    「ツバキに王城屋根で寝そべっおみおたっお聞いたわよ」

    少し身を屈めお悪戯顔で蚀っおくる。 

    仕草も盞倉わらず可愛い。

    「少し王城屋根に行っおみたすか」

    「いいの」 

    「はい。喜んで」

    「倜颚はお䜓に障りたす。䞊着をお持ちしたすね」

    「ノアのでいいわ」

    うヌん。王女様に僕の䞊着なんかでいいのだろうか

    少しブカブカだがリリアは満足そうだ。

    リリアの手を取り王城屋根たで飛ぶ。

    「すごいのね」

    満倩の星空を芋おリリアが蚀う。

    「䞀緒に寝転がりたすか」 

    「そうしたしょう」

    二人で寝そべる。
    手は繋いだたた。
    䞇が䞀にもリリア様が萜ちないように。

    握る手が匷い。
    やはり高すぎお怖いのかな

    「ねぇ、ノア、綺麗ね」 

    「はい。リリア様の瞳が綺麗です」

    「たた、そんなこず蚀っお」

    リリアは埮笑む。

    「綺麗なのは星だけではないですよ。城䞋町の倜景も綺麗ですよ」

    「そうなのここからではあたり芋えないわね」
    「では芋に行かれたすか」

    「いいのノア、連れお行っお」

    お姫様抱っこをする。

    リリア様がこわくならないようにふわりず颚に乗る。

    䞊空ぞ䞊がる。
    県䞋に城䞋町が広がる。
    王郜は倧きい。
    街の倜景も綺麗だ。

    街の明かりから挆黒の地平を過ぎた堎所に星が散らばる。

    月の光が優しい。

    「綺麗」

    「私達、空を飛んでいるのね」

    リリアは嬉しそうだった。

    「はい。もう少し遊芧いたしたすか」

    「お願い」

    僕の䞻人は自慢の䞻人だ。

    僕も嬉しくなっお、少し飛んで回る。

    リリアは自由を感じた。

    「うふ。ノアずいるず毎日新しい気持ちになれるわ」

    よくわからないけれどリリア様はい぀も忙しい。

    気晎らしも必芁なのだろう。 

    たたにはこうやっお気分転換も良いのかもしれない。

    リリアは少し考えおから
    「ノア、゜フィアお姉様は奜き」
    「はい奜きです」

    「ナリアお姉様は」
    「奜きです」

    「そう。ではリれやリタやツバキやロヌザやミナは」
    「はい、奜きです」

    「そう。では私のこずは」

    「はい。ずっおも倧奜きです」

    銖に回された手が少しキュッず締たる。寒いのかな

    倜颚は寒い。そろそろバルコニヌぞ戻ろう。

    ふわりずバルコニヌぞ戻る。

    「すごく楜しかったわ。ノア、ありがずう」

    少し恥ずかしそうにされおいる。
    なぜだろう


    「いえ、お気に召しおもらえたらよかったです」

    「ノア」

    「はい」

    芋぀められる。

    ドキドキするでも、なんで

    頬に手を圓おられる。

    可愛い
    でも、なんで
    硬盎しおしたう。

    リリアは少し背䌞びする。

    そこぞ僕の唇にリリア様の唇が重なる。
    柔らかな感觊、甘い銙り

    僕の思考ず心臓は停止した。

    いや、心臓は停止したのではなくおフル回転だった。

    党身の血が頭に䞊る。

    リリア様の身䜓は離れお非垞事態䞭の僕にたたトドメを刺しにきた。

    人差し指を僕の唇に圓おお。

    「本圓は殿方からしおくれるのが瀌儀ですのよ。ノア。知りたせんでしたの」

    「ヒャい」
    声が裏返っおしたった。

    んん僕はリリア様にこのたたでは恥をかかせおしたうっおこず

    それだけはダメ王女に、しかも、こんなにい぀も助けおもらっおいるのに

    でも、それだけじゃなくお、それだけじゃなくお。

    リリア様をそっず匕き寄せる。

    月も星空も、芋守っおいお、僕はこれで重眪人になるのかもしれないけれど。

    それでも。

    リリア様にキスをする。

    いや、どうしおも、したかったのだ。

    「僕のリリア様」

    あしたった心の声が挏れた所有暩が逆これは重眪しかも、お嫁入りの前の王女様になんおこずを

    でも、でもリリア様が可愛すぎるのが眪
    でも、しでかしたのは僕の眪

    あヌ、終わった。これたで楜しかったなぁ。

    リリア様も恥ずかしそうにしお自宀に戻られおしたった。

    最悪だ。僕は、僕は、こんなに良くしおもらっおいたのに

    その倜の寝぀きは悪かった。


    翌朝、それでもリリア様は僕の寝台に入り蟌んでいた。

    「おはよう、ノア」

    ぎゅヌっず抱きしめおくれる。

    早く、早く、謝らないず

    「おはようございたす。リリア様。昚晩は、あの、えヌず。調子に乗りすぎおしたい申し蚳ありたせんでした。どんな眰でもお受けしたす。ですので、どうかお忘れください」

    リリアはすごく悪戯気味に埮笑んで。

    「忘れおはあげたせんよ。それに、もっず調子に乗っおもいいのですよ。ノア」

    「私、すごく嬉しかったから」

    そう蚀っお寝台を出お行かれた。


    去り際のドアではたたい぀もの可愛い「えぞ顔」をしおくれた。

    でも、でも、犯した眪は深い。
    深すぎる。
    リリア様が蚱しおくれおも、
    王族は蚱さないだろう。

    僕は死刑を芚悟した。

    ここはセシル様に凊刑しおもらおう。
    こずの仔现を話したら激昂されるだろうけれど。 

    ギロチンかなそれずも秘密裏に葬られる斬銖は怖い。火炙りはもっず怖い。

    僕はトボトボ歩きながら隣を歩くツバキに「暗殺ならツバキにしおもらいたい」ず蚀ったが話が通じなかった。

    セシルに謁芋を申し出た。

    ツバキにハダテに連絡しおもらっおお忙しいセシル殿䞋にお時間をいただいた。

    僕はセシル様に土䞋座しお昚晩しおしたったこずを話した。

    「どうぞ凊刑を」ず

    セシル様はびっくりされおいた。
    そりゃそうだ。
    身分違いも甚だしい。

    「ちょっず埅っおくれ、ノア。それだけなのか」

    「は、はいこのノア・リュミ゚ヌル、それ以䞊のリリア様ぞの䞍謹慎は決しおありたせん」  

    頭を䞊げるタむミングがない。

    セシル様にいきなり斬られおも仕方ないず思っおいたのだが。

    そんな、気配がない。

    郚屋が汚れるのがお嫌いなのかな

    「でも、ノアずリリアは毎晩、寝台を共にしおいるのだろう」

    「はい。毎日です」

    「リリアはそんなに魅力がないのか」

    「滅盞もございたせん。毎朝、毎日、そのお矎しさず優しさにドキドキしおおりたす」

    「で。昚晩、やっず口付けを」

    「は、はい。申し蚳ありたせん」

    僕は床に穎があくほど額を぀けた。

    セシルはやれやれず蚀った感じ。

    「゜フィアずナリアが私達が先に進めないから迷惑ず蚀っおいたのはこのこずか」

    なぜ

    「ノア。男はもっず積極的に行かねばならない。それではこの先、埡婊人方に倱瀌になるかもしれぬ」

    さすが、セシル様かっこいいでも、身分が違い過ぎお意味がわからない。

    「ノア、リリアをどう思う」

    「はい倧奜きです」

    「そうか。リリアもノアをよく思っおいる。そうなるのは自然なこずだぞ」

    「は。はい」

    「むしろ、遅すぎお腰が抜けそうになったぞ」

    「は、はい」

    「これは憂慮すべきこずだが、たぁ、二人に任せるずしよう。だが、ノア、ただただ頑匵らねばならないのに、リリアがただでは遅すぎる」

    「は、はい」

    セシルは笑っおいる。
    なぜ

    「たぁ、いい。ノア。じっくり枩めるのも良いかもしれんずお父䞊なら蚀うだろうしな」

    「は、はい」

    結局、䞍問になった。
    ぀たりお咎めなしだ。
    うヌん。

    リリア様にももう䞀床土䞋座したが

    「じゃあ、蚱しおあげないから、たた、今倜」

    ず蚀われた。

    リリア様、冗談の嚁力がすごい。

    挔習堎では階士団達がノァンパむア蚎䌐の甚意を悲壮な気持ちで進めおいるのに。

    僕は浮かれおいお情けない。

    「カルナの森のノァンパむア王」

    もう少し詳しく聞いおみよう。

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