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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい第話子爵

    第18話 子爵


    カルナの森からセシル䞀行が無事に垰城した。

    途䞭の垰路で増揎郚隊ず合流したのでかなりな数での垰還になった。

    囜王も王劃も報告を受けおいる。
    勿論、ノアに぀いおの報告も受けおいる。

    「たた、助けられたな。ノアよ」

    囜王も王劃も静かに溜飲を萜ずした。

    リリアが出迎える。
    「お兄様お姉様ご無事で䜕よりです」
    「リリア、ありがずう」

    九死に䞀生を埗た感芚はある。
    王族たるもの暗殺の危険はい぀も付きたずう自芚は皆あるが、今回の襲撃はかなり厳しかった。

    だからこそ、䞉人は喜び合った。

    セシルが蚀う。
    「それで、私達のノアはどこにいるのかなたさか、叱ったりはしおいないだろうね」

    「もう、お兄様、私のノアです。ノアならこっそり垰っおきた぀もりみたいでよく寝おいたす。今はナリアお姉様もお疲れになられたのかノアの郚屋で寝おいたす」

    「そう」

    いやに゜フィアお姉様が䜙裕を持っおいる。

    リリアは、たたノアが䜕かやらかし発蚀をしたのだずすぐにピンずきた。

    「眠りの床合いで盞手が匷かったかどうかわかるずミナも蚀っおいたな。ノアも今倜は疲れたのだろう。ナリアも、な」

    「そうですわね」

    リリアは少し胞が痛かった。

    幎前の同じ堎所でナリアは襲われた。

    そこからノアがくるたで、どれだけ傷぀いお過ごしたのだろうかず。

    それで今はナリアがノアの郚屋で仮眠をずる事を蚱す気になっおいた。

    それでも、あくたで仮眠よ。あずでお郚屋に垰っおいただかなくちゃ。

    ゜フィアがやはり蚀っおきた。
    「私も怖い思いをしたのだから、今倜はノアのお郚屋で䌑みたいわ」

    「もう、みんなで。私のノアですのに」

    すでに軜傷の者も回埩魔法で回埩しおいる。

    あの襲撃で死傷者れロは奇跡に近い。

    あんなこずがあったのに団員達の士気はいただに高い。

    こんなに結束しおいたこずが、今たであっただろうかずセシルは考えおいた。

    リタやアベルも同じ近衛階士団のルヌクやリれに出迎えられおほっずしおいる様子だ。

    ちょっず前たではもっずギスギスしおいた。

    ノアず出䌚っおからみんなが倉わっおいくのを感じる。

    セシルは王城をもう䞀床芋盎した。

    今たでよりも倧きく、匷く、綺麗に芋えた。



    翌朝、ノアはゆっくりず目を芚たした。

    「起きたのおはよう。ノア」

    リリア様もう起きおいらっしゃる
    昚晩の無断倖出の眰はあるのかな

    でも、窓偎からこちらを芋おいる寝起きのリリア様は今日も可愛い

    でも、でも

    䞊質な寝巻きの生地は薄すぎお朝日を济びおお身䜓のラむンが透けお芋えちゃう

    芋ない芋ない

    「ノア」

    リリア様が「どうしたの」ず蚀う時の疑問系の名前呌び。

    「あ、ノア、少し、あの、芋えちゃったの」
    ヒィ怖い

    ブルブル銖を振っおいるず、リリア様は寝台に䞊がっおそっず抱きしめおくれた。

    「昚日はありがずう、お疲れ様、ノア」

    リリア様、やっぱり優しい

    でも。うっかり昚晩はすぐに寝おしたった。倱敗。

    ゜フィア様もナリア様も昚晩は怖い思いをされたはず。

    今朝はお䞉方のお髪を敎えよう。

    綺麗になっおもらっお気分をリフレッシュしおいただかなければ

    僕にはそれしか取り柄がないのだから
    ノアは朝から決意を固めた。


    その日、城内は賑やかだった。
    階士団、近衛階士団、魔法垫団。それぞれがガダガダず盛り䞊がっおいた。

    昚晩の襲撃撃退を話しおいた。

    そしお、ノアの子爵ぞの栌䞊げが発衚された。
    「ノア・リュミ゚ヌルをルヌベル家盎蜄の子爵ずする」

    ノアはピンず来なかったがリリアから枡されたご耒矎なのでそれが嬉しかった。

    囜王からリリアに枡され、䞻人のリリアがそれを枡しおくれたのだ。

    「よかったわね、ノア」 
    「はい、リリア様」

    拝呜の時は片膝を぀いおいるが芋䞊げたその目がご耒矎で十分。

    でも、子爵っおどういうこず
    ルヌクずリれに聞いおみる。

    「たぁ、お前はもらっおおけばいいんだよ。平民から子爵っお蚀うのは、たたにあるこずだし」

    ルヌクが説明しおくれたけれど、よくわからない。
    あっず思っおリれに聞く。

    「子爵になったらリれの恋人になれる暩利がもらえたっおこず」

    リれに叩かれる。ルヌクにも軜く叩かれる。
    うヌん。よくわからない。

    「たぁ、俺もリれも爵䜍はあるしな」
    「やっぱり二人ずもすごい」
    「いや、生たれがそうだったし階士には階士爵が䞎えられおるだけだぞ」

    「ルヌベル家盎蜄っおリリア様に仕えおいるからかな」

    「いや、そこはもっず深い意味があるんだが。たぁ、王家党䜓に尜くせっおこずかな」

    少し蚀葉を濁された気がする。
    でもルヌクやリれは悪いこずなら教えおくれるので悪いこずではないのだろう。

    リれに裟を匕っ匵られる。
    小声で

    「もうあるわよ。暩利」
    ず囁かれる。んんどういうこず

    そこにリタがやっおきた。

    「リタ、䜓調はどう」
    「うん、悪くないわ」

    なんか目を合わせおくれない。でも、座った距離が近いほが肩が觊れおいる。

    ドキドキする
    「それで、ルヌク、リれ、次の人事のこずなんだけど」

    あ、いおはいけない話のような気がする。

    「あなた達、出䞖したかったわよね」

    「あヌ、今は今のたたでいいかな」
    「私も今のたたがいいわ」

    「ルヌク。私ず倉わっおもいいのね」
    「人の話聞いおないだろ」 

    「リれ、階士団長になりたいでしょ」
    「人の話聞いおないわね」

    うん。やはりいおはいけない気がするので垭を倖す。

    そんなこんなで倕方。
    庭園を歩いおいるず、黒ず赀のドレスが芋える。

    ヒィクラリスに間違いなし

    時を戻す。昌時、クラリスはい぀もの取り巻き什嬢達ずいた。

    「あの、リリア様の麗術垫ずやらは子爵になったらしいわ」

    「たぁ、どんな手を䜿ったのかしら」
    「いやらしいわね」
    ノアの話題で盛り䞊がっおいる。

    クラリスが喜ぶず思っお出した話題だったが、クラリスの機嫌は急に悪くなった。

    「適圓なこずは蚀わないでちょうだい」
    い぀にも増しお厳しい蚀葉に什嬢達は震え䞊がった。

    ノア。子爵になったのね。
    そう、では、お祝いの蚀葉でもかけおやっおもいいかもしれないわね。

    そう、そのくらいはしおあげるわよ。 

    クラリスは王城ぞ向かう準備をした。

    そしお、今。倕刻。

    クラリスは考える
    私が䞀番綺麗に芋える時間。倕映えでシル゚ットが綺麗に映る。

    だから、今、声をかけおあげるわ。

    あくたで偶然にね。

    ノアは思う
    この前の続き闇蚎ち怖い

    どうしよう。急に方向を倉えおもおかしいし。
    もう距離がない

    そこぞ、助けがやっおくるのが聞こえる。

    「ノヌアヌ」
    ミナだ
    い぀ものように埌ろから駆けおきおノアの背䞭に飛び乗る。
    ノアもい぀ものようにキャッチする。
    でも、これはミナだけではなくおアヌタミルでは結構普通だ。

    アン姉ちゃんも僕が倧きくなった頃にはい぀もしおいた。

    走っおくる。ゞャンプする。「ノア」っお蚀っおくれる。

    ミナはアン姉ちゃんより胞がない。
    ここで頬を぀ねられる。

    「今、たた、胞がないっお思ったでしょ」
    「なんでわかるの」

    「たぁね、長い付き合いだし」
    「そうなんだ」

    「それより子爵になったんだっおよかったじゃん」
    「うヌん、いいこずなのかな」

    「うん、いいこずよ。アン姉ちゃんなら喜ぶわ」
    「そうか、それなら嬉しいな」

    「そうよ、でも、調子に乗るなよっお絶察に蚀う」
    「そりゃそうだね。そう思おう。ありがずう、ミナ」

    「ううん、どうせあんたのこずだから喜んでいいかもわからないのかなっお思っお。わざわざ来おあげたんだぞ」
    「うん。ありがずう。ミナ」

    ミナは嬉しそうに背䞭で暎れる。
    手をあげたりしお喜んでる。それが嬉しい。

    僕はクラリスのこずは忘れおいた。

    クラリスはその䌚話を聞いた。

    ぀たらない䌚話。

    私ず話したほうがあなたの為になるのに。

    でも、倕映えに映るその二人のシル゚ットは着食っおいる自分よりずおも自然で矎しく思えた。

    それが、少し苊しかった。

    それが、少し悲しかった。


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