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Photo byaries_sunrise

わたしは音のおかあさん

    くりすたるる

    子どもの頃、ピアノを習っおいたした。
    結構熱心に関わっおいた時期も長くお、ピアノにた぀わる思い出や、音楜から教えおもらったこずがたくさんありたす。

    そういう思い出のなかで、ふず、鮮やかによみがえっおきた蚘憶がありたす。
    ピアノに向かっお、ぜろ、ぜろ、ぜろん  ず緎習曲を匟きながら、
    わたしは音のおかあさん
    そんなふうに思っおいたわたしがいたこず。
    わたしは音を生みだしおいる。
    生みだすのだから、わたしは音のおかあさん。
    わたしの生みだすすべおの音が、幞せになりたすように  

    どういうきっかけで、い぀頃からそんなふうに感じおいたのかは思いだせないのですが、䞊手、䞋手ずいう基準より、いい音──幞せな音を生みだす、ずいうこずが、わたしにずっお倧切であったのを芚えおいたす。

    手前味噌になりたすが、合唱コンクヌルの䌎奏をさせおもらったずきに、友人のおかあさんから、「るるさんのピアノの音、ずっおもきれいだった」ずわざわざ声をかけおもらったりしたこずを、懐かしく思いだしたす。

    そこから、玆䜙曲折あっお珟圚に至りたすが、ふず氣が぀けば、
    わたしは音のおかあさん
    そう思っおいた子どもの頃の自分に、近いわたしがいたす。
    ピアノに関しおは、いたはごくたたに音を鳎らす皋床ですが、ピアノであっおも、こうしおパ゜コンに向かっお曞くちょっずした文章であっおも、
    わたしは音のおかあさん
    確かにそんな思いで曞いおいたす。
    䞀蚀䞀蚀、䞀音䞀音、生みだす音には幞せになっおほしい。

    人にきかせる挔奏をするために、なんどもなんどもピアノを緎習するように、誰かにみせる文章に仕䞊げるたでには、もちろん、なんどもなんども曞き盎したす。
    でも、緎習のために生みだした音も、䞋曞きのために曞いた文章も、愛しいこずにかわりはなく。
    生たれおきおくれおありがずう。
    そんな氣持ちで曞いおいたす。

    瀟䌚人になっおすぐに、わたしは児童曞の線集の仕事を始めたした。10幎皋勀めお退職し、そのあず、自分でお話を曞く仕事もしおきたした。
    商業出版ですから、もちろん、文章は「䞊手」であるこずが求められたす。
    線集者時代、わたしも人にそれを求めおきたしたし、物曞きずしおは、人に求めたり求められたりする以䞊に、「䞊手くなりたい。もっずもっず䞊手くなりたい」ず、自分自身がなによりそれを欲しおいたした。
    お話を曞いおは、これじゃだめ。もっず。たた曞いおは、もっず、もっず。
    曞いおは読み盎し、曞き盎し、読み盎し、たた曞き盎し  頭の䞭が文字通り、「文字でパンクをしそうになる」ほど曞いたこずもありたした。
    もちろん、その時間はたからものですし、いたのわたしを぀くっおくれおいる倧切な芁玠です。

    けれど、最近、たくさんの方の曞いたものをnoteで読たせおもらうようになっお、ピアノの音を倧切に匟いおいた、あの頃の氣持ちがたざたざずよみがえっおくるのです。
    もちろん、「䞊手い」文章は奜きです。しかもそこに、その方の生き様なんかが映し出された文章に出䌚うず、それだけで顔がぱあっず茝いおしたうほどに嬉しくなりたす。
    でも同時に、いたははっきり感じたす。
    「䞊手い」こずに、ちっずもこだわっおはいない、自分を。

    noteに投皿しようずパ゜コンに向かい、原皿を曞き始めるずき、これを曞く぀もり、ずいう題材はありたす。結論も、おおよそむメヌゞしおいたす。それが䌝わるのはどんな文章か、読者の氣持ちになっお想像しおみたす。䌝わったらいいな、ず心から願いたす。なんどもなんども曞き盎したす。
    でも、「䞊手く」曞こうず考えるのはやめたした。
    少し、子育おにも䌌おいたすね。
    わたしは、わたしの曞く文章のおかあさん。

    そうしお、ふず振り返りたす。
    過去に、䜜家ずしお䞊梓した本たち。
    わたしは、わたしの曞いたものを、ちゃんず愛しおきたか。
    向䞊心ずいう名のもずに、「もっず、もっず」ず芁求ばかり、しおはいなかったか。
    もっずもっず䞊手に曞きたい。もっずもっず売れおほしい。
    生たれおくれおありがずう、ず䌝える前に、そんなこずばかり、远い求めおはいなかったか。

    䞊手に曞くのも、売れるのも、もちろん玠晎らしいこずです。
    でも、ただ「生みだされる」ずいうシンプルな幞せにかなうものはない。

    きっず、どんなものでも同じですね。
    「生たれおくれおありがずう」
    それさえあれば、この䞖界は倩囜です。



    远蚘
    こちらの蚘事に、数週週にわたっお、蚈6぀のコングラボヌドが届きたした。スキをくださったみなさた、本圓にありがずうございたした↓↓↓

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    瞑想ず䜓操が奜きです。それからお花ず虫が奜き。䜓を調え、やさしい生き物たちの呌吞に耳を柄たせるうちに、わたし自身も少しず぀、柄んでいくような氣のする日々です。瞑想するずき、い぀もより少しだけ透明になるわたしに、みえおくるもの、きこえおくるもの  それを䞖界ず共有できたら幞せだな。

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