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心細さと友達に

私は風が苦手。
風恐怖症というものがあるらしい。

仕事でストレスがかかっていた時、
仕事に行きたくない、
身体はそう言っていたのかもしれない。

まさか、風が怖い対象になるなんて
思ってはいなかったけど。

小学1年生のときも家から離れることが
母親から離れることが
たぶん嫌で不安で
吹雪の時過呼吸のようになったことがあった。

過呼吸という言葉は知らなかったから、今思えばだけど。

それ以来パタッとなくて
大人になって忘れていたのに、
ストレスがピークになったのか、
10年くらい前頃
また自分の弱点と結びついてしまった。

外の世界には敵が多いと
認識していて
一歩外に出た途端、闘いがはじまる。

それを自然ともすることになるなんて
思わなかった。

自然は好きだし、
海も山も太陽も星も
ありとあらゆる
自然に感謝の気持ちでいっぱいだけど、
風と友達になれないでいる。

風は私にとってなんなのだろう。

風が吹く。
顔に全身に圧を感じる。

普通それは自然の感覚で通り過ぎる
なんでもないひとつであるはずなのに、そこに意識が向いてしまったら
風=怖いになってしまった。

また過呼吸になったらどうしよう、
そう思うからなんでもない
外に出る一歩が怖くなる。

大人になってからのそれは
仕事場で感じていた、
目に見えない重い空気とだぶる。

プレッシャーやら見えない
その空気の重さが風で
風が顔にあたると
その見えない空気に自分が包まれて
押しつぶされそうな感覚。

こんなふうに見えないはずの想いとか
見えない空気感が
現実に風として自分に圧迫感を与える
ものになってしまうなんて
ほんとに不思議だ。

そして、このよくわからない
不思議な現象の厄介なことは
普通ではないと自分のことを
思ってしまうところに
あるなと思った。

みんなが普通にできることが
出来ない自分。
美容院でドライヤーで髪を
乾かしてもらうのさえ、
「ごめんなさい、私風がダメで顔にかからないようにしてもらえますか」
とか言わなきゃならない自分。

自然のものに
反応して怖いとか言うなんておかしい。

それを自分が誰よりも思っていることに一番の苦しさ、というか、
自分でより自分の現状を苦しく
縛っているんだな、と思った。

誰から言われたわけでもなく、
自分が自分を一番ばかにしている。

それについこないだ
気がついた。

歩いていてふと。

仕事に向かう時、今日も頑張ろう!
と自然に自分に気合いを
入れているみたいだけど

それはいいことなんだけど、
意気込むのと同時に
小さなプレッシャーを自分に与えて
肩に力を入れすぎているなと思った。

もう少しだけ軽く、
身構えすぎないで

外には敵もいるかもしれないけど
味方もいるし、

小さい頃からの心細さが
きっと今もどこかに隠れているから

その心細さと友達になろう、
そう思った。

自分を自分でばかにしないで
心細いんだね、自分て
しょうがないねって、
まずは受け止めるところから
はじめようかな、と。

風が怖い自分は恥ずかしい自分と
思っているところはあるけど

事実以上に自分を苦しめる
必要はないなぁと思った。

風が怖いもなんでもない時もあったり
ここ一二年調子はいい感じなんだけど、

今年は冬吹雪があったりで
少し怖い思いしたから
そういうのがあるとまた
トラウマになってしまいやすいから
これから春風とも少しづつ
付き合っていこうかなと
思ってるところ。

春風さん、どうか
あまり強くならないでね 笑





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