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秘密結社velvet編|エピソード楔(Kusabi) Vol.2 ~盤面を動かすカード~

    crimson04



    楔の一日は朝のティータイムから始まる。

    楔は紅茶派である。
    なかでも彼女が好むのはキームン。
    朝の一杯はキームンの最高級グレードと決めている。


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    ちなみに、楔の奥にいるメイドの女の子
    彼女の名前は、漆(ウルシ)である。


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    普段から、楔は漆に対して高圧的な態度はとらない。
    何気ない会話を交わすことも珍しくはない。
    だからといって、漆が楔に対して馴れ馴れしく接することはない。節度をもっている。


    漆はvelvetの構成員になるのが夢で、日々の精進を欠かさない。


    やがて漆はvelvetの重要な人物になるが、それはもう少し先の話—




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    楔が率いる『統制局』は、velvetの中でも激務である。

    さらに現在はボス不在の組織を束ねながら、楔は今日も自身の業務を淡々とこなしていた。



    楔に報告を行っている人物—
    彼女の名前は、茅(チガヤ)

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    velvetの統制局の構成員であり、組織の財務担当を担う。
    いわばvelvetの金庫番である。

    占星術師の一面を持ち、タロットを得意とする。
    霊感が強く、戦闘能力も高いほうだ。



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    楔に必要な報告を終えたあと、茅は一枚のカードを手に取った。

    数字や記録とは別に、彼女は流れを読む。


    「今なら、動くにはちょうど良い頃合いかもしれません」


    その一言に、楔は静かに目を細めた。




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    「ごきげんよう、始末屋さん」

    楔は静かに微笑んだ。

    「ひとつ重要なお仕事をお願いできるかしら?」



    つづく—



    あわせて読みたい『エピソード倫 Vol.5』







     
     
     
    オリジナルキャラクター群像劇『玲と彼女をとりまくカノジョたち ― velvetの記録 ―』を連載しています。それぞれのエピソードは同じ世界線で展開しており、キャラクター同士の関係性や交錯する物語を描いています。少しずつ明かされていく繋がりや背景も含めて、お楽しみください。

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