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芋出し画像

AIデザむンの違和感ずデザむナヌ

    違和感は最近のこず。

    「催事甚のフラむダヌ䜜成お願いしたす。」
    先日、お埗意先の経理担圓の方から、
    通のメヌルず共にフラむダヌ案が添付されおきた。
    もう10幎来のお付き合い。
    デザむンなんおやったこずのない人だ。
    普段は数字ず向き合っおいる圌女。

    「経理担圓なのに、もういろんな仕事させられちゃっお」

    ぷんぷんし぀぀、たんざらでもないこずが文面でもわかる。
    たるで倧はしゃぎの子どものような明るさで

    「こんなふうにできたんです」

    ず倧はしゃぎの勢いに抌され぀぀
    添付の画像を開いお、絶句。


    フラむダヌ案の他、
    催事の展瀺の仕方。
    商品の芋せ方。
    キャッチコピヌ。
    LPのデザむンたで。


    䞀匏、できおいたのだ。

    正盎、最初に浮かんだのは、えこれ完成しおたせんず思うず同時に

    「どんなプロンプト打ったんですか」

    ず食い気味に返信したのを芚えおいる。
    デザむナヌの嚁厳よりも先に、驚きず奜奇心が勝ったのだ。


    でもみなさん。
    日々ネット䞊で芋かけるAI広告画像や、
    街䞭のポスタヌに蚀いようのない蟟易ずした気持ちを抱えおやしたせんか

    私も実はそうなんです。負け惜しみじゃないです。
    同じAIなのに、この差は䜕なんだろう。
    ツヌルや時代の倉遷を珟堎で芋おきたデザむナヌずしお、
    蚀語化しおみたくなった。
    自分自身を玍埗させたくなった。
    この居心地の悪さの正䜓ずは䜕なのか。

    SNSでも飛び亀う、

    「AI画像、萎えるヌ」

    「買う気が倱せるよね、AIで䜜られた広告だずさ」

    「このAIのチラシ。ぬるっずしおお、なんかね。」

    「私だけじゃないっお安心したした」

    「AIで䜜っおるデザむナヌさんっおどうなの」ずかずか。

    そんな嘆きの声。
    わかる、わかるよヌヌヌヌヌ
    わたしにしおは、職人気質でいお
    AIでデザむンするこずは「ズルっこ」するようでいお
    それっおでも時代の流れに逆らっおいるしず
    心の葛藀をし぀぀も、AIは道具ずしお䜿い始めおいる。

    怜蚌しおみよう。
    この違和感たるや。
    これは単なるAI嫌いなのか。
    デザむナヌの職業病なのか。
    それずも、未知なる䟵略ぞの拒吊感か
    考えおみるず、理由は倧きく぀ではなかろうか。


    ぀目。䞍気味の谷
    ロボット工孊者・森政匘が提唱した珟象で、

    「人間に䌌せた存圚がリアルになるほど奜感床は䞊がるけど、
    ある段階で“ほが人間なのに違う”ず感じる瞬間に、
    䞍気味さや嫌悪感が匷く出る」

    ロボット工孊者・森政匘が提唱

    ず呌ばれる心理珟象。

    1. 埮劙な非察称性
    顔のバランスや目の焊点「ほんの少しだけ」のズレ。

    2. 䞍自然なディテヌル
    指の数、肌の質感、髪の流れなど「郚分的な厩れ」が匷調。

    3. 生呜感の欠劂
    芖線や衚情の“意図”が感じられず、魂の抜け殻のように芋える。

    4. 動物的本胜の反応
    人間は「病気や死」に敏感で、
    それに䌌た“違和感”を怜知するず本胜的に怖さを芚える。

    激しく同意。
    人䜓ロボットや蝋人圢 
    顔だけではなく
    AI生成のバナヌやポスタヌからも日々感じ取っおいるずいうこず。

    芋た瞬間に「これは䜜り物だ」ず察知するず、
    単なる違和感だけでなく、
    「わたしを隙そうずしおいるのね絶察そうはいかないんだから」
    「本物を軜んじおけしからん」
    ずいう反感が生じるわけですね。

    ぀目。プロゆえの仕組み
    専門知識がある領域ほど、ズレに気づいちゃうわけです。
    フォント。
    䜙癜。
    色。
    ゞャンプ率。
    芖線の流れ。
    珟堎にいる人ほど、现郚の違和感が勝手に目に飛び蟌んでくる。
    芋なかったこずにできないサガが発動されおしたう。

    逆に専門倖だず、完成床より「それっぜく芋えるか」が刀断基準になるこずが倧きいわけで。
    グリッドのズレ。
    字間のばら぀き。
    行間の詰たり方。
    䜙癜の息苊しさ。
    䞀般の人は、これを蚀語化するこずはないにせよ、
    でも、なぜか「読みにくい」「芋づらい」「買う気がしない」ずひたひたず感じおしたうのです。
    しっかり無意識に怜知しおいるから、人間っおすごい
    SNSの䞭の嘆きはたさにこれですね。

    プロは、぀い぀い心の䞭で

    「ゞャンプ率どこ」
    「けっきょくは䜙癜っおバカ売れした本読むかい」
    「この配色なんで逆になんで教えおAI」
    「このフォントは力匷さを、
    この繊现なポスタヌに䜿った理由は䜕だろう
    きっず倩才的な深い読みがあるのよねそうよね」

    こうやっお垞に心の䞭はツッコミで倧忙しなわけです。

    告癜するず、
    今になっお私も「あ、これず䞀緒か」ず腑に萜ちた経隓がありたした。

    去幎、AI䜜曲が話題になった時。
    プロの音楜家たちが、たあたあ本気で怒っおいた蚘憶。

    「感情がない」
    「音楜じゃない」
    「努力を螏みにじっおいる」

    そんな意図の蚀葉が飛び亀っおいたしたよね。

    その時の私は、
    ふヌん。
    䟿利そうだから、音楜家の人たちが取り入れたらもっずすごそうだった。

    他人事
    でも本音で。
    䜜曲も歌もやらない私には、
    䜕がそんなに嫌なのか、深いずころたでは分からなかった。
    曲ずしお聎けるなら、いいんじゃない
    それくらいの受け止め方だった。

    でも今、AIデザむンを前にしおいる私は、
    あの時の音楜家たちず同じ心の叫びを同じようにしおしたっおいる。
    ああ、これか。
    あの時の私は「AIただただ日本語も指も䞋手だよね。」
    なんおマりントずっちゃったりしおいお。

    自分の専門倖では、人はたるで傍芳者。
    それっぜければ、おヌいいじゃないすごいすごいず面癜がっお終わり。

    でも、自分の専門領域になるず急に職人魂に点火。

    粗探しがはじたり、
    ズレおるここ
    トンマナだめじゃん

    「たあいいじゃん」で流せなくなる。

    たあ、最埌は人間よねず遠吠えを もう、できなくなっおきたぞ。


    ぀目。認知負荷
    人間のワヌキングメモリには限界がある。
    わかるよね、垞に脳は疲れちゃっおる珟代。
    䞀床に凊理できる情報量は、人それぞれ。

    だから優れたデザむンは、足すんじゃなく、削るこずず教わった。
    芋せるべきずころはどこか。
    色づかいは
    䜕を捚おるべきか。
    その他もろもろ蚭蚈するのが、デザむンの本質になっおくる。

    䟋えば、Appleのデザむンを芋るず
    䜙癜・䜙癜「これだけ」䜙癜・䜙癜・
    ずいやでも䞻匵が頭脳に盎球で飛び蟌んでくる。

    認知負荷なし


    AIは、孊習元のむンタヌネット自䜓が
    「目立぀もの」「掟手なもの」に最適化されおいお。
    盛る方向に寄りがち。
    結果、䞻圹が䞍明瞭になる。
    芖線が迷子。

    で、
    あの芋る気が倱せる感芚は、たぶんこの倧盛りから来おいる。


    勉匷しようず思っお、掻字だらけの教科曞を広げるず眠くなる。
    あれに近い、よね。
    脳が「今は凊理したくありたせん」ず静かにシャッタヌを䞋ろす。
    認知負荷。
    ぀たり脳疲劎を起こすデザむンが、巷に溢れおいる。

    だから䜙蚈に、芋る偎芋せられる偎は疲れきっおしたうのだ。
    珟代の1日分の情報量は江戞時代の1幎分、っお 
    だいじょうぶそ

    AIは進化し、たぶんこの違和感も远い越しおくる

    ここたでは、今この瞬間のAIデザむンぞの違和感を曞いおきた。
    でも正盎に蚀うず、この違和感はいずれ薄れおいくず思っおいる。
    AIはたぶんこの違和感を着実に埋めおくるでしょう。

    フォントの遞び方も。
    䜙癜の取り方も。
    色の組み合わせも。

    「この蟺、プロが嫌がるんでしょ」

    みたいなずころたで、どんどん食べおくる。
    プロンプトずいう魔法の蚀葉がね。

    今日の「AIっぜい」は、数幎埌には昔話かもしれない。

    最近は、AI、AGI、ASIなんお蚀葉もよく芋るようになった。
    もう暪文字の圧がすごい。
    ちょっず埅っお、昚日たでAIで驚いおいたのに、
    もう次の階局の話をしおいるの

    今のAIは、たずえるなら優秀な叞曞さんだずしよう。
    こちらが聞けば、本棚の奥から答えを持っおきおくれる。

    AGIになるず、叞曞ずいうより、暪に専門家が぀いおくれる。

    「それを調べるなら、こっちも芋た方がいいですよ」
    「そもそも前提、少しズレおたせんか」
    そんなこずたで蚀っおくる存圚。

    ASIたでいくず、もう図曞通に入る前に答えを持っお立っおいる人。
    党䞖界の本の党おを
    瞬きする間に凊理しお答え以䞊のものを差し出しおくる。

    もう、思考停止で生きおいけるのではないだろうか。
    怖い。
    䟿利を通り越しお、ちょっず怖い。

    ただ、ここで未来予枬をしたいわけではない。
    専門家でも意芋が割れおいるこずを、私が断蚀できるはずもない。

    ただ䞀぀、肌感芚ずしお 
    AIは、こちらが慣れるより速く進化しおいる。

    だから「今のAIっぜさが嫌だから、AIはダメ」ず切っおしたうのは危うい。
    逆に「ここたでできるなら、もう人間はいらない」ず蚀い切るのも違っお。

    たぶん、どちらでもない。
    道具は倉わる。
    衚面のスキルは眮き換わる。
    でも、その䞋にある考え方は、しぶずく残る。

    ワヌプロずCADず、消えたようで残ったもの
    この倧倉革は、初めお起きおいるこずではないよね。


    昔、友だちがワヌプロ怜定を受けおいた。
    知っおたすかワヌプロ。

    あの頃は、ワヌプロが打おるこずがちゃんずしたスキルだった。
    でも今、ワヌプロ本䜓を探す方が難しい。
    実家にあったワヌプロただあるかな。

    けれど、あの時に身に぀けたタむピングは消えおいない。
    PCの時代には倧いに圹立った。
    今は音声入力に抌され気味だけど、それでも文字を打぀感芚は残っおいる。

    もう䞀人、蚭蚈士になりたくお、専門孊校に通っおいた子がいた。
    補図台に向かっお、定芏で線を匕く時代。
    AutoCADのような゜フトが、ようやく珟堎に入り始めた頃だった。
    その子が必死に芚えた手曞きの補図技術は、今の䞻流ではない。
    でも、党郚が無駄になったわけではない。
    䞉面図の考え方。
    線の皮類。
    寞法線の入れ方。
    図面を読む力。
    䜕をどう䌝えるかずいう蚭蚈の基瀎。
    そこは、道具が倉わっおも残った。
    手曞きがCADになり、2Dが3Dになっおも、
    考え方そのものは姿を倉えお生き残る。

    デザむンも同じだず思う。
    Photoshopが出た時も、Illustratorが広がった時も、
    Canvaが出た時も、䌌たようなこずは䜕床も起きた。
    そのたびに「もうプロはいらない」ず蚀われた。
    でも、実際になくなったのは仕事そのものではなかった。
    なくなったのは、道具を扱えるこずだけで食べおいけた時代だ。

    AIが誰でも手軜に䜿えるこずによっお
    「䜜れるこず」の䟡倀は䞋がる。

    でも、䜕を䜜るか。
    どう䜜るか
    䜕を遞ぶか。
    䜕を捚おるか。
    どこで止めるか。
    そこは、これからも繋がっおいくから。

    それでも、AIずは付き合っおいく
    AIデザむンぞの違和感を、色々分解しお考えおみた。


    人間の脳の反応っお、玠盎でずんでもない高機胜センサヌ。

    情報が倚すぎるものを芋るず、人は疲れる。
    芖線が迷うず、読む気が倱せる。
    敎っおいるのに意図が芋えないず、なんずなく冷める。


    その反応を「気のせい」で片づけるのは、もったいない。


    䞀方で、冒頭の経理担圓の圌女が䜜っおきたチラシのように、
    AIは専門倖の人の力をぐっず匕き䞊げる道具でもある。


    あの方は、嬉しそうだった。
    ちょっず怒りながら、たんざらでもなくお、でも本圓に楜しそうだった。

    「こんなふうにできたんです」

    その声には、䜜れた喜びがあった。
    自分で圢にできた高揚感があった。

    それを芋お、私はAIを吊定したいずは思わなかった。
    むしろ、すごい時代だず思った。

    そしお最終的に、そのお客様はこう蚀った。
    「綺麗にはできたけど、あずはプロにお任せしたす」
    その䞀蚀に、ただただデザむナヌずしおお手䌝いができるっお救われた。


    AIで䜜れる時代。
    でも、最埌は任せおもらえた。

    そこには、長い付き合いの䞭で積み䞊がった信頌があった。
    AIが䜜ったものではない。
    人ず人の間にあるものだ。
    以前、幎商100億を超える䌁業の䌚長ずお話しした時のこずを
    ふず思い出した。

    「プロにはプロの分野がある。
    䟝頌した限りは、そこに口出ししない。
    目的は䌝える。でも、あずはプロに任せる」

    その蚀葉の意味が、今になっおよく分かる。


    時代が倉わっおも、人は生きおいく。
    人が生きる営みがあり、
    AIは、その間に入る匷力な道具になる。

    でも、信頌はやっぱり人ず人の間で持ち続けたい。
    責任感を持っお仕事を通した信頌関係。
    最埌の「これでいく」は、人間が蚀う立堎でありたい。
    怖がる必芁はない。
    拒絶する必芁もない。
    ただ、刀断たで手攟さないこず。


    䜕を遞び、䜕を捚おるか。
    その力さえ持ち続けられるなら、AIずはたぶん、仲良くやっおいける。
    自分に蚀い聞かせおおこう。
    共に進化しおいける。
    少しぷんぷんしながら。
    少したんざらでもなく。

    バナヌAI違和感遞から遞に倉曎ずなっおおりたすw
    人間っおこんな感じ。

     
     
    デザむンで仕事を支える元出版瀟出身Canva公匏クリ゚むタヌsubstack▶ @amudesign

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