
意思決定③ 事実と意見を分ける
意思決定では、まず事実と意見を分ける。
売上はいくらだったのか。
原価はいくらかかったのか。
顧客は何人いたのか。
納期は守れたのか。
これは事実です。
一方で、
売れると思う。
必要だと思う。
これは意見です。

意見も必要です。
経験から感じること。
現場で得た感覚。
これまでの積み重ねから見えてくるもの。
経験や感覚も、判断材料になります。
ただ、事実と意見が混ざると、判断の基準が見えにくくなります。
「売れると思う」
その根拠は何か。
実際に問い合わせが増えているのか。
既存顧客から要望があるのか。
市場が伸びているのか。
事実を確認すると、「売れると思う」という意見の根拠が見えてきます。
逆の場合もあります。
売上が落ちている。
顧客数も減っている。
これだけを見ると、商品そのものに問題があるように見えるかもしれません。
けれど、納期が遅れていた。
営業活動が減っていた。
価格を変更した直後だった。
事実を分けて見れば、原因の見え方も変わります。
意思決定で避けたいのは、感覚だけに流れることです。
感覚は捨てるものではありません。
感覚を、事実で確かめる。
そのうえで意見を持つ。
事実と意見を分けることで、何を根拠に判断したのかが見えてきます。
前回は、意思決定の前に「成果」を定めることを考えました。
成果が定まったら、次に見るのは事実です。
成果に向かっているのか。
その判断を支える事実はあるのか。
ここを確認すれば、判断の根拠が見えてきます。
次回は、
「複数の選択肢を持つ」
について考えてみます。