メインコンテンツへスキップ
見出し画像

ep5お弁当箱プリンと脱サラプリン

    毎週土曜日
    カフェの台所から
    60代のふりかえり料理帖を
    書いていこうと思います


    私の人生の料理帖 ep5
    『蒸しプリン』

    子供の頃
    家で作るおやつといえば
    ハウスプリン

    粉を牛乳で溶いて
    カップに流して
    冷蔵庫で固める

    カラメルの粉もついていて
    それも溶いてかけるだけ

    あれが好きで
    どんぶりいっぱい食べたい願望
    があった。



    小学校低学年の頃
    はしかをこじらせて
    入院したことがある。

    ひとりで病院に残されて
    母も気にしていたのだと思う。

    帰り際に
    「明日プリン持ってくるね」
    と言って帰った。

    その夜、嫌いな雷が鳴った。
    泣きっ面に蜂とはこのことだ。

    次の日
    母が持ってきたのは
    お弁当箱サイズのプリン!
    夢のようだった。



    私が脱サラして
    最初にやったのは
    プリンとコーヒーの移動販売

    ちゃんとした材料で
    ちゃんと作れば
    プリンはちゃんと美味しい。

    無謀にも、地元で有名なこだわり卵と、これまた有名な牛乳の生産者を訪ね、仕入れささてもらうことに…
    40歳でのスタートだ。

    運良く、その卵屋さんのプリンを
    作らせてもらう事になり
    移動販売と同時進行で、
    ギリギリの生活をしていた。

    今振り返ると、よくやったなと思う。

    根拠のない自信と、
    行動力と、エネルギーがすごかった。


    【蒸しプリン】
    硬めの懐かしいプリン

    6個分 (6センチの型)
     卵 1個
     卵黄 1個分
     牛乳 170cc
     きび砂糖 30g
     塩 ひとつまみ

    牛乳を、鍋フチがフツフツしてくまで温める。(沸騰はさせない)

    卵にきび砂糖と塩を指先でほんの少し加え、泡立て器で擦り混ぜる。

    画像


    砂糖がきれいに溶け、少しもったりしたら、牛乳を少しずつ加えながら混ぜ茶こしで漉す。


    カラメルを敷いたカップにプリン液を入れ、アルミホイルでフタをする。

    画像


    蒸し器のお湯が勢いよく沸いたら、
    弱火にしてプリンをセット。

    フタを少しずらして湯気の逃げ道を作り、鍋幅の強めの中火で3分。
    弱火で7分。
    火を止めて、予熱で15分。

    画像

    アルミホイルをはずし
    粗熱がとれたら
    冷蔵庫で冷やして出来上がり

    画像

    【カラメル】
     砂糖 100g
     水 20cc
     熱湯 40cc

    砂糖に水を加え
    強火で焦がしていく

    透明に溶けて、少しずつ色が飴色に変わり、泡がフツフツ → チリチリと細かくなり、色が褐色に変わる。

    煙が出だしたら火を弱め
    予熱で飴状にする。

    最後に沸騰したお湯を、じゃっと加え、
    焦げるのを止める。
    (⚠️高温の蒸気が上がるので注意)

    私は鍋のフタで防御する。

    このお湯を入れるタイミングが大事。
    早すぎると甘いサラサラのカラメル、
    遅いと苦すぎるカチカチの飴になる。

    甘め・苦めは自分の好みで。
    ちょうどいい加減は、何度かやって覚えるしかない。

    最後、少し炊いて水気を飛ばして出来上がり。瓶に移して常温で保存。

    冷めると固くなるので
    使う時は瓶ごとチンするといい。
    賞味期限は…1年くらい


    あれから20年
    今現在
    ごはんメインの私の店で
    プリンは食後の小さなデザート
    として残っている。

     
     

    あぴ

     
     
    脱サラして20年 現在小さなごはんカフェを営んでいます いま還暦を迎えていろいろ振り返りたくなりました 毎日作る料理のルーツは?食事とは?食べるとは?人生の食を掘り返しながらの料理帖エッセイを書いてみようと思います

    あなたへのおすすめ