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50代女医、自分の整え方〜食事編①ハーバードスープ〜

    姉が亡くなった後、私は医師アイデンティティが崩壊し、2年程無職の時期を過ごした。ちょうど更年期真っ只中であった。
    そこから何とか自分の医師人生を立て直し、更年期も後半に差し掛かると自己の再構築が進んでいった。 そんな私の、自分の整え方について書いてみようと思う。あくまで私流の、リセット術と言えるかと思う。

    まず最初に、心身を整えていく上で非常に役立ってくれたハーバードスープである。
    これは、数種類の野菜を煮込むだけの簡単スープなのだが、活性酸素を除去する抗酸化力が高いと紹介されており、がんや生活習慣病、動脈硬化の予防に有効であると言われている。

    このスープを飲み始めたきっかけは、夫の痤瘡の内服治療が腎機能障害のために断念せざるを得ず、藁をもすがる思いで試してみたことからだった。
    飲み始めてすぐに、身体のむくみがとれた。半信半疑のまま続けていくと、顔のシミが薄くなり髪の毛に艶がでてきた。その美肌美白効果に正直驚いた。面倒になりやめるとすぐに元通りだが、継続にこそ意味があるようだ。

    以下にそのレシピを記載する。
    ・キャベツ100g
    ・玉ねぎ100g
    ・人参100g
    ・カボチャ100g
    基本はこの4種類だが、好みで他の野菜も追加している。今回はトマト一玉加えた。

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    材料をざく切りにする

    これをそれぞれざく切りにして、同量の水を加えて中火にかける。煮立ったら弱火にして30〜60分煮込めば出来上がり。

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    煮込み終えたところ このまま頂いても美味しい

    だしとして、昆布、煮干し、鰹節を追加すると満足度が爆上がりする。 我が家では、粗熱が取れたらミキサーにかけてポタージュにして飲んでいる。このひと手間が何気にめんどくさいが、とても飲みやすくなる。

    このスープは、例えば外食で塩分や脂肪過多となってしまった時、期せずして不摂生が続いてしまった時、あるいは気分が落ち込んだ時など、心身を整える力を持っているように感じる。

    何よりも、いつも野菜を吟味して選んで購入し、火が通りやすいようにひたすら刻んで、バーミキュラ鍋で煮込み、そこにだし素材も入れて旨味を加え、さらにミキサーにかける。
    過程一つ一つ丁寧に手をかける。
    そうして出来上がった大切な野菜スープを身体に入れる、その行為そのものに意味があったように思う。結果として、自分を大切に扱うこととなり、少しずつ自己の再構築に繋がっていったのだと思う。

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    出来上がりのハーバードスープ
    今日はキャベツ、人参、カボチャ、玉ねぎ、トマトを
    煮込んだ


    この野菜スープの継続は決して容易ではない。夫の痤瘡改善という目的は確かにあったのだが、当時の私は、自分自身を立て直すためにとにかく何かにすがりたかった。その必要に駆られて継続せざるを得なかったのだと思う。

    しかし、この数年間を振り返った時、自分の軌跡には必ずこのスープがそっと寄り添っていてくれたように感じている。

     
     

    聖子

     
     
    田舎で働くフリーランス健診医です。 専門医も何の肩書きもありません。 一度は医療の世界から完全に離れ、無職無収入の期間も経験しています。 現在ではフリーランスの健診医として再起動しました。 生活者の視点から健診という仕事と、田舎での日々の暮らしについて書いています。

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