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発信のきっかけと人生の転機──1998年からの歩み

    こちらの記事で、かれこれ25年近く発信を続けていると書きました。


    私の発信の軌跡は、インターネット発展の軌跡とも重なり、自分自身の人生の転機にもリンクしています。

    この記事では、当時をふり返りながら、自らの発信の歴史や意図の変化について書いてみます。


    はじまりは「ぶどう狩り」。

    私がはじめてネットで情報発信をしたのは、1998年のこと。

    Windows95をきっかけに、パソコンやインターネットが、一般に普及しはじめようとしていた時期です。


    多くの人が「最近よく聞くホームページって…何?」という時代。

    充実したHPを開設している企業はまだ少なく、いわゆる“個人HP”全盛期のころでした。


    当時の私は、新卒で就職した会社を退職し、次の人生を模索していました。

    とにかく動き回っていたら、ひょんなきっかけで出会った仲間たちと、ホームページ制作の仕事を請け負うことになりました。

    「仕事をするなら自分たちもまずHPを持とう」と、それぞれが手探りでサイトを作りはじめたのがきっかけです。


    私が選んだテーマは、「ぶどう狩り」。

    その頃は、毎月1〜2回、片道3時間かけて山梨の農家を訪れていて、ぶどうという果物の奥深さにハマっていました。


    30種類はあるというぶどう品種の話、
    農家から聞いた裏話、
    現地に行くからこそわかる小ネタ…などなど
    自分の体験や発見をまとめたHPを立ち上げました。

    せっかくだから、大きなメディアでは成立しないニッチなテーマで発信したかったのです。


    サイトの数自体が少なく、ネットで得られる情報はまだまだ少ない時代です。

    マニアックなテーマが思いがけず反響を呼び、消費者だけでなく、ぶどう農家の方々からもアクセスがありました。

    その頃は、「ぜひいらしてください」と誘われ、いろいろな農家を訪ねたものです。


    現地のFMラジオに出演したり、
    IT系の雑誌で紹介されたり。

    軽い気持ちではじめたHPから、思いがけないご縁が広がっていきました。

    ふりかえると、その頃の体験が、私の原点なのだと思います。


    発信の進化と休止、そして再始動。

    最初の個人HPは、HTMLタグを手打ちして作っていました。

    その後、Movable TypeというCMS(コンテンツ管理システム)が登場、自力でブログを開設できるようになりました。

    現在主流のWordPressが登場するのは、そのあとです。

    徐々に使いやすくはなってきたものの、技術的に難しい部分が多く、誰もが気軽に発信できる時代ではなかったかもしれません。



    個人HPの発信は1998年から10年近く続けました。
    その間、フリーから組織のSEに戻り、ライフスタイルが変わったことで、徐々に発信から離れていきました。

    再び発信をはじめたのは、2011年のことです。
    企業案件をきっかけに起業したタイミングで、ブログ(FC2)とFacebookを使いはじめました。

    発信の動機は、初期と同じ。「お客さまに、自分のことを知ってもらう媒体があるといい」という理由です。すでにお客さまがいらっしゃる状況だったので、急いで作ったことをよく覚えています。

    ちょうどブログが全盛期の時代、少し離れている間に、何もかもが便利になっていて本当に驚きました。


    きっかけは起業だったものの、当時の私はなぜか「仕事ブログ」を書こうとは思っていませんでした。

    今の私から見たら、ツッコミどころ満載です(笑)


    この頃は、奇跡のコースや非二元の探求に深くハマっていた時期で、ほぼ毎日のように「深い気づき」が訪れていました。

    この感覚を忘れたくない。
    この体験は、誰かの役に立つかもしれない。
    ブログは、そうした思いを懸命に記録する場だったように思います。

    私自身が仕事で悩んだ時期に、いろいろなブログに助けてもらったので、自然とそういう発信になったのかもしれません。


    この時期は、ヒーラーとして、グループセッションなどの活動もしていました。発信の内容も、個人的な記録に加え、セッションでの学びのシェアが増えていきました。

    それをご覧になった方たちが訪ねてくださるようになり、ブログやFacebookを介した新しいご縁が広がっていきました。


    メルマガのはじまりと、教材づくり。

    2015年、あるご意見番のすすめで、長文メルマガ『週刊・心のコソ練』を創刊しました。

    セッションやワークショップで得た深遠な気づきを分かち合いたいけれど、ブログではちょっと…と思いはじめていた頃でした。


    メルマガは、マニアックな気づきや洞察を真の思考との対話形式で綴る、深い発信の場になりました。

    読者のなかには、創刊号からすべて保存している人や、写経のように書き写して読んでくださっている方もいると聞きます。

    本当にありがたいことです。


    2017年には、平日毎日配信のメルマガ「心のコソ練で幸せに働く」を創刊。

    2020年には「コソ練365」としてリニューアルし、365日、同じ日に同じコソ練メニューが届く仕組みをつくりました。


    ちょうど同じころ、ひょんなことから、オリジナル教材群を作ることを思い立ちました。

    きっかけは、クラスに通っていたある男性のひとことです。

    「なおちんの話が、職場の部下にも話せる形になっているといいのに…」


    そこで、「企業研修でも使える」をコンセプトに、スピリチュアル的な表現を排除した、コソ練オリジナル教材シリーズを制作していきました。

    テーマは「根源的な心の仕組み」と「本質的な仕事のやり方」。


    軽い気持ちで始めたはずが、書きはじめたら話が根本的なテーマに及び、3種5冊の完成まで3年かかりました。

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    完成まであと一冊!の段階で撮った写真


    冊子が完成したあとは、オンライン化にも着手。
    並行して、二冊の電子書籍も出版しました。


    オンラインスクールの引っ越しを挟みつつ、黙々と作業を続け、2024年の末にようやく一息ついたところです。


    書くことは、生き方をのこすこと。

    ふり返ってみると、発信が止まっていた時期も含めて、私はずっと「知恵や経験を分ちあう」ということを、自然に続けてきたように思います。


    起業して、たくさんの方たちとグループセッションを重ねるようになってからは、誰かの何気ない体験談が、他の誰かの人生を救う現場を何度も見てきました。

    また、メールセッションなどで私がお届けした言葉を、何度も読み返している方・毎日見られる場所に貼っているという方にも、お会いすることができました。

    そうした体験を重ねて、少しずつ言葉への信頼が強まっていったのだと思います。


    自分の気づきや体験が、思いがけない形で誰かの役に立つかもしれない。

    今では、その可能性を迷うことなく信じることができます。
    だからこそ、書かずにはいられないのかもしれません。


    noteは、これまでに集めてきた発信の種をまき、新たな発信を育てていく、新しい畑のように感じています。

    ここから先の発信では、蓄積してきた知恵や経験を、「受け継げるかたち」で残していきたいと思っています。


    おわりに

    長文におつきあいくださり、ありがとうございました。

    誰かの生き方が、他の誰かの生き方を育てる社会をのこす。

    私と弊社のビジョン「TEAM the specialist」を体現するような発信をしていきたいと思っています。日々のコソ練や暮らしの中で感じたことも、綴っていますね。

    もしよかったら、今後おつきあいくださいませ。

     
    誰かの生き方が、他の誰かの生き方を自然に育てていく。事業を通じて、そんな循環が生まれる文化を育てています。 この文化を、ともに生きてくださる方へ。

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