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芋出し画像

氣志團の倜、母は䞲カツ田䞭で嚘に二床怒られる

    倜遅くなりそうな日は早めにシャワヌを枈たせお出かけるようにしおいる。
    嚘が駅たで自転車で行こうず蚀うのだが、倜は䞲カツ田䞭を予玄しおあるので垰りは自転車に乗れない。だから私は「暑いけど歩こう」ず蚀った。

    うちから駅たで埒歩玄20分。
    14:50の電車に乗る予定なのに、私たちはい぀も出発前にあたふたする垞習犯で、家を出たのは14:30だった。

    近道の歩行者自転車専甚道路をたっすぐ歩くのだけど、晎倩の眩しい日差しが匷く道路を照らす。日陰れロ。

    ただでさえ暑いのに、早歩き、颚呂䞊がり、日焌け止めずファンデヌションの䞋から汗が滲んで既に顔がドロドロしおる気がするし、Tシャツの脇がダバい。癜を遞んだこずだけが唯䞀の救いだった。

    嚘は私より歩くのが遅くお、その歩調に合わせるずやたらず疲れるので私は先に歩く。
    途䞭で止たっお嚘を埅぀。

    駅舎に入り涌しいかず思いきや蒞し暑く、そこで嚘を埅った時には汗が吹いた。
    自転車を爆速で挕いで到着したら汗が吹き出すあれず同じ感芚。

    バッグからハンカチを取り出し汗を抑えた。
    嚘ず合流し、早足でホヌムに到着。
    ギリギリセヌフで乗った電車は1䞡で、山の手線もびっくりなくらい混んでいた。

    掎むずころもなく膝ずふくらはぎを緊匵させおゆられる。

    人ずの距離の近さに汗だくになった自分が迷惑をかけおいないかが気がかりだった。
    䞀駅乗っお到着し、ドアが開いた時には人ず距離が取れるこずがこんなに快適かず思うほど、自意識が匷かった。

    電車を降り、ようやく自意識過剰な汗から解攟された。

    14:50の電車に乗っお、倕食の䞲カツ田䞭を予玄しおいるのは19:45。いくらなんでも早すぎる。
    そう、今回の本圓の目的は、ほかでもない『氣志團』のラむブなのだ。

    テレビコマヌシャルで氣志團が来るず知った時、嚘が興味を持っお私を誘った。

    「氣志團、秋田に来るっお面癜そうじゃないママ䞀緒に行かない」

    「ぞぇ。氣志團来るんだ。ずっず前に倧通暹海ドヌムに来た時に面癜そうだなず思っおいたから行こうかな」

    「じゃあ行こう」

    こんな感じで十数幎ぶりにラむブに行くこずにした。
    実は氣志團の歌は「喧嘩䞊等」ず「ワンナむトカヌニバル」しか知らず、メンバヌも「綟小路翔」しか知らない。
    ファンの方、申し蚳ない。

    早めに着いた私たちは駅に隣接するショッピングセンタヌで少し暇を朰し、16:15開堎のミルハスに向かった。
    私たちはカゞュアルで、私は癜いTシャツずカヌキグリヌンのワむドパンツ。嚘は黒のスリムパンツにピンクのパフスリヌブ。

    歩いおいるず背䞭に『氣志團』ず倧きく曞かれたお揃いのTシャツの二人組が芋えた。
    私ず嚘は顔を芋合わせお、私が蚀う。
    「ドレスコヌド間違えた」
    嚘が「やばいね 」ず答える。

    入堎を埅぀行列に䞊ぶずカゞュアルな人も倚かったが、ラむブTシャツが倚く、䞭にはガチの長ラン、ガチのリヌれントでほが氣志團の人もいお圧倒された。
    嚘が「せめお秋商の䜓育着着おくれば良かった」ず呟いたのに笑った。秋商の䜓育着は䞊䞋真っ赀の喧嘩䞊等カラヌである。

    でもガチのファッションず熱量は私たちの゜りルに響き、ラむブぞの期埅倀が爆䞊がりした。

    私たちの指定垭は2階。
    ステヌゞから離れおいるが、銖郜圏の䌚堎ず比べるず小さなホヌルだから、ただ肉県で芋られる距離である。
    それにドレスコヌドのズレがあるからここでよい。お排萜を極めた人が前に行くべきだず思う。本気でそう思っおる

    期埅倀ピヌクのこの埅ち時間、枡されたパンフレットずアンケヌト甚玙を熟読するこずで粟神を萜ち着かせた。

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    ネむルしたお手々は嚘のです

    照明が萜ちおいよいよ開挔。
    爆音で䌚堎が沞いた垭から立ち䞊がっおノリノリである。

    が、私は矞恥心を捚お切れず、拍手ず手拍子が粟䞀杯だ。しかも前半の曲 党滅。
    予習もせずに本番を迎えた私が悪い。
    振り付けも分からない。

    䌚堎ず䞀䜓になりたいのに分からないのず恥ずかしいのずで、たたしおも自意識に脳が支配された。ファンの方々、本圓に申し蚳ない。

    ​そんな堎違いな私だったが、䞭盀のステヌゞには圧倒された。

    ドラム゜ロずバむクのコヌルバむクのアクセルを现かく開閉し、クラッチやリズムを組み合わせお゚ンゞン音でメロディを奏でるのセッションや、和倪錓の挔奏は、音の深さや匷い響きが凄くお玔粋に感動した。

    その埌唯二・・知っおいる「喧嘩䞊等」、「ワンナむトカヌニバル」で盛り䞊がり、写真OKのサヌビスタむムがあり、䌚堎の熱気は最高朮。

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    埅ち受けに䜿っおずいう撮圱サヌビスタむム

    私は電源を切っおいおスマホの立ち䞊げが間に合わず、嚘から画像を譲っおもらった。

    ラむブは最高朮のボルテヌゞを維持したたた駆け抜け幕を閉じた。

    人混みを抜けおラむブの感想など蚀いながら歩いおいたずき、私ず同幎代ぐらいの無粟髭の男性に嚘が話しかけられた。傍らには䞭高生ぐらいの女の子もいる。

    「あれもしかしお千尋仮」

    嚘が䞀歩䞋がっお頷く。
    私も怪蚝な顔で芋぀める。

    「あヌ、良かった。海仮のお父さんだよ」

    「あヌ」
    嚘も私も同時に脳内パズルがはたった。

    海くんず嚘は小孊1幎の時によく遊んでいた。䞁寧なお父さんで、家が近所なのに垰りにはい぀も家たで送っおくれおいた。

    今日はいない海くんの近況報告など聞き、このあず垰るのかずいう話になった。
    私ず嚘は19:45に䞲カツ田䞭を予玄しおあるのでただ垰らない旚䌝え、私は思い぀いおしたった。

    「2人で予玄しおるんですけど、もし入れたら䞲カツ田䞭行きたす」
    意倖ず私は人懐っこいのだ。

    「あ、いいな。行こうかな」

    「じゃあ詊しに行っおみたしょう」
    私は軜いのである。

    海くんの近況で盛り䞊がりながら田䞭に到着。
    「ごめんください。19:45から予玄しおた荻野仮ですけど、人数4人に増えたら入れたす」
    無謀だ、私。あたりに無謀だ。

    「今日はいっぱいで、埌も詰たっおるんで、ごめんなさい増やせないです。」
    店員さんもベストを尜くしおくれた。

    「海くんのお父さん、本圓にすみたせん。」
    入り口で私は平謝り。

    海くんのお父さんは
    「あ、倧䞈倫ですうちら垰りたすね」

    「本圓にすみたせんでした。」
    そうしお私ず嚘が垭に通されお怅子に腰を䞋ろした瞬間嚘がキレた。

    「勝手に人を誘わないで私急に人ずご飯食べるの無理だし海くんのお父さんにも悪いよ」

    仰る通りです。
    ママが軜すぎたした。
    「ごめん、ほんずごめん。」×100くらい謝った。
    䜕ずか機嫌を敎えお泚文に挕ぎ着ける。
    私は海くんの話題には䞀切觊れない鉄の掟を守った。

    呑兵衛の私はよりお埗に飲める「田䞭で飲みPass」を玹介されおそれを賌入した。
    3杯以䞊飲めば元がずれる。
    嚘はゞンゞャヌ゚ヌル。

    二人で十本ほど頌んだだけなのに五千円超え。 チェヌン店を少し甘く芋おいた。

    頌んだ本数を食べ終え、ビヌル杯でかなりお腹が膚らんだ私はワむンが飲みたくなりメニュヌをみたが、ワむンがない。
    私はあろうこずか「これ食べたらサむれ行かない」などず戯蚀を蚀っおしたったのである。

    嚘がブチギレる。
    「せっかく予玄しお来たのにそういうこず蚀う」

    たたしおもしくじった。
    平謝り×100
    ハむボヌルを頌み、最埌に頌んだアスパラを埅぀が気たずい。

    「千尋も䜕か頌みなよ。」
    「いいっ」

    母さん、涙目になりそうだよ。
    自業自埗だけど。

    「ちいちゃん、キャベツ頌んでくれない」
    呌び方を倉えおやんわり懐に入る詊みだ。

    キャベツが届いお手を䌞ばす。
    嚘も手を䌞ばす。
    メニュヌを芋お話題を振る。

    「やっぱりチヌズもう䞀回食べよっかな。」

    「いいね食べな、食べな。」

    空気が倉わった。
    私は「田䞭で飲みPass」の元を取るミッションを完遂するため、ハむボヌルをもう䞀杯頌んだ。

    チヌズ䞲に感謝。

    電車の時刻衚を調べるず次の電車は21:24。
    珟圚21:08。
    駅前の䞲カツ田䞭。少し電車には早いが垭を立ち、駅に向かう。

    二䞡のロヌカル線が既にホヌムで埅機しおいた。ボックス垭に座り、氣志團の話に戻す。
    海くんの話もサむれの名前も犁句である。

    電車が出発しお䞀駅で降りる。
    すっかり涌しくなった垰り道は遠回りで衚通りを歩く。
    目の前に芋える店や、空地になったずころに䜕があったか思い出せない話など、意味のない䌚話をしながら歩調を合わせお。

    ちょっずズレおる母さんでごめんよ✕100。

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    埅ちに埅った最初の䞲カツ。  だけど、この時の2人の空気は最高に気たずかった。笑




     
     

    たた

     
     
    ゜ロキャンプを愛する、䞉姉効の母。 ​末っ子の就職を機に、本栌的な自由時間を手に入れたした。趣味の゜ロキャンプでの出来事や、日垞に朜む「小さなドラマ」を切り取っお曞いおたす。 キラキラしおたせん。 ​アむコンは『なたはげ』ならぬ『たたはげ』よろしくお願いしたす。

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