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【障害者雇用の面接対策】採用担当者が本当に見ている7つのポイント|履歴書・服装・配慮・逆質問

    つかちゃん

    こんにちは、つかちゃんです。
某大学で、障害者雇用の採用・面接に関わっています。

    昨日は某ハローワークで、障害者雇用のミニ面接会を行ってきました。

    ミニ面接会とは、大きな会場に100社ほど集まり、パーテーションで区切られたブースで一斉に面接する形式ではありません。

    事前予約をしていただき、ハローワークの会議室を一室お借りして、企業単独で面接をするスタイルです。

    朝9時から17時まで。
昼休憩の1時間以外は、ほぼ面接しっぱなし。
    1組30分枠で、昨日は14組の予約。
    
当日キャンセルが1組ありましたが、当日申込みの方も来られ、結果的には14組フル面接でした。

    面接が終わる頃には、採用担当の私の脳みそも「次の方どうぞ」の自動音声になりかけていました。

    ただ、14組の面接を続けていると、改めて感じます。
    障害者雇用の面接は、障害名だけで決まるものではありません。
    
大切なのは、「働くための準備ができているか」「自分のことを自分の言葉で説明できるか」です。
    今日は、これから障害者雇用で面接を受ける方に向けて、採用担当者が本当に見ているポイントをお伝えします。

    その前に。これは「当たり前」の話ではない
    これから書くことは、
    「えっ? 普通の当たり前のことしか書いていないやん」
    と思われる方もいるかもしれません。
    その通りです。
    一般的な就職活動であれば、履歴書を埋める、質問に答える、服装を整える、求人票を読む。どれも基本中の基本です。

    でも、障害者雇用の面接では、この“基本”ができるかどうかで、面接のスタート地点が大きく変わることがあります。

    就労移行支援事業所など、支援機関につながっている方は、応募前に履歴書の確認や模擬面接を受けられることが多いです。

    支援員さんと一緒に応募書類を整え、障害特性や必要な配慮も整理してから面接に来られるので、かなり準備された状態で来られます。

    一方で、支援に頼らず、自分ひとりで頑張って応募される方もいます。
    それは決して悪いことではありません。むしろ、「働きたい」と自分で動かれた行動力は、本当に大切です。

    ただ、誰かにチェックしてもらう機会がないまま面接に来ると、履歴書に連絡先が抜けていたり、職歴が途中で止まっていたり、障害の説明や配慮の内容が整理できていなかったりすることがあります。

    面接で話を聞いていても、ご本人の中では一生懸命伝えようとしているのに、話がこんがらがってしまう。

    採用担当者としては、「この人はダメだ」と思うのではありません。
    むしろ、あと少し準備できていたら、もっと良さが伝わったのに。そう感じることが多いのです。

    だからこそ、この記事では、あえて“当たり前のこと”を書いています。
    その当たり前を一つずつ整えることが、障害者雇用の面接では、働くための大きな一歩になるからです。

    ① 履歴書は、見やすく、空欄を減らす
    まず履歴書です。
    住所は番地まで。
電話番号も忘れずに。
学歴・職歴・資格・志望動機も、できる範囲で埋めましょう。
    障害者雇用では、手帳の種類や等級、必要な配慮について確認する場面があります。履歴書に書くかどうかは、求人票の指示や応募先の案内に従えば大丈夫です。
    採用担当者は、履歴書を見ながら「この人に連絡が取れるか」「これまでどんな経験をしてきたか」「仕事への準備ができているか」を確認しています。
    空欄だらけの履歴書を見ると、正直なところ、面接前から情報不足になります。
    字がきれいである必要はありません。
パソコン作成でも手書きでも構いません。
    大切なのは、相手に読んでもらうために整える意識です。

    ② 質問に対して、ゆっくり答える
    面接では緊張します。
    言葉が詰まっても大丈夫です。
少し考えてから答えても大丈夫です。
    むしろ、慌てて話して質問と違う方向へ行ってしまうほうが、もったいない。
    「これまでどんな仕事をしてきましたか?」と聞かれているのに、気づけば小学生時代の話まで戻ってしまう。
    悪気はなくても、採用担当者は「質問への受け答えは大丈夫かな」と心配になります。
    分からなければ、
    「少し考えてもよろしいですか」
「質問をもう一度お願いします」
    で大丈夫です。
    面接は早押しクイズではありません。
    聞かれたことに、落ち着いて答える。
これだけで印象はかなり変わります。

    ③ 障害名ではなく、「自分に起きること」を説明する
    ここはとても重要です。
    採用担当者が知りたいのは、障害名そのものではありません。
    「その障害によって、仕事でどんな困りごとが起きやすいのか」
「その時、自分でどう対処しているのか」
「職場にどんな配慮があると安定して働けるのか」
    この3つです。
    たとえば、
    「人が多い場所では緊張が強くなります。ただ、作業内容が明確で、最初に手順を教えていただけると落ち着いて取り組めます」
    このように説明できると、採用担当者も仕事のイメージができます。
    反対に、
    「障害があります」
「配慮してください」
    だけでは、何をどう配慮すれば良いのか分かりません。
    障害者雇用では、自分の特性を理解し、働き続ける工夫を説明できる人は強いです。

    ④ 「配慮してほしいこと」を具体的に考える
    配慮は、わがままではありません。
    働き続けるために必要な工夫です。
    ただし、「何でも配慮してほしい」では、企業側も困ってしまいます。
    たとえば、
    ・指示は口頭だけでなくメモでもいただきたい
・通院のため、月に1回だけ勤務時間の調整が必要
・体調悪化のサインが出た時は、少し静かな場所で休憩したい
・最初は業務量を少なめにして、慣れてから増やしたい
    このように具体的に伝えられると、職場も検討しやすくなります。
    面接前に一度、「自分が安定して働くために必要なこと」を紙に書き出してみてください。

    ⑤ 服装は、「働く気持ち」が見えるものにする
    昨日も感じたのですが、服装は大事です。
    正社員として応募しているのに、Tシャツ、ジーンズ、クロックス。
    もちろん服装だけで不採用になるわけではありません。
しかし、面接は第一印象をつくる場です。
    スーツが絶対ではありません。
    でも、襟付きのシャツやポロシャツ、シンプルなパンツ、清潔な靴など、仕事に行く服装は意識してほしいです。
    採用担当者は服の値段を見ているのではありません。
    「この人は、働く場に合わせる意識があるか」を見ています。

    ⑥ 逆質問は、必ず一つ用意する
    最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることが多いです。
    ここで「特にありません」と終わるのは、もったいない。
    昨日も、「家が近いので、働けたらいいなと思って来ました」と話された方がいました。
    家が近いことは、通勤を続けるうえで大切です。
でも、それだけでは志望動機として弱い。
    求人票を見て、「どんな仕事か」「勤務時間はどうか」「自分にできそうか」を確認したうえで面接に来てほしいのです。
    逆質問なら、たとえば、
    「入職後、最初はどのような業務から始めますか?」
「一日の仕事の流れを教えてください」
「業務を覚えるための研修やサポートはありますか?」
「同じ仕事をしている方は何人いますか?」
    このあたりを準備しておけば十分です。

    ⑦ これは避けてほしい。「準備不足」が伝わる行動
    面接で意外と多いのが、求人票をほとんど読まずに来られるケースです。
    勤務地、勤務日数、勤務時間、仕事内容。
    ここを確認せずに、
    「何時からでしたっけ?」
「土曜日ってありますか?」
「どんな仕事でしたっけ?」
    と、面接中に初めて確認されると、採用担当者としては不安になります。
    求人票を全部覚える必要はありません。
    でも、少なくとも、
    ・どこで働くのか
・何時から何時までか
・週に何日働くのか
・どんな仕事なのか
・自分はなぜ応募したのか
    このあたりは、面接前に確認しておきたいところです。

    また、遅刻しそうなのに連絡がない、面接中にスマホを何度も触る、付き添いの方だけが話して本人がほとんど答えない。

    こうしたことも、採用側は見ています。
    完璧でなくていい。
    
でも、「働くために自分で準備してきた」という姿勢は、必ず伝わります。
    最後に。面接は“完璧な人”を見つける場所ではない。
    障害者雇用の面接で必要なのは、完璧に話すことではありません。
    履歴書を整える。
質問に落ち着いて答える。
自分の障害特性を説明する。
必要な配慮を考える。
働く場に合った服装をする。
求人票を読んで、質問を準備する。
    この準備ができているだけで、面接の印象は大きく変わります。

    採用担当者も、「この人がどうすれば安心して働き続けられるか」を一緒に考えたいと思っています。
    面接は怖い場所ではありません。
    あなたが働くための準備と、企業側が迎えるための準備を、すり合わせる場所です。
    焦らず、少しずつ準備していきましょう。

    最後に。面接は“完璧な人”を見つける場所ではない

    ここまで書いてきたことは、正直に言えば、どれも基本中の基本です。

    履歴書を整える。
    質問に落ち着いて答える。
    自分の障害特性を説明する。
    必要な配慮を考える。
    働く場に合った服装をする。
    求人票を読んで、質問を準備する。

    でも面接当日は、緊張やプレッシャーで頭が真っ白になったり、いつもならできることが抜け落ちたりします。

    「ちゃんと話さなあかん」
    「失敗したらどうしよう」
    そんな気持ちで舞い上がってしまうのも、決して珍しいことではありません。

    だからこそ、面接前にもう一度、この記事に書いたことを思い出してみてください。

    完璧に話せなくても大丈夫です。
    少し言葉に詰まっても、考える時間を取っても大丈夫です。

    大切なのは、自分なりに準備をして、「働きたい」という気持ちを相手に届けることです。

    面接は、あなたを試すだけの場所ではありません。

    あなたが新しい職場で働き続けられるか。
    企業側がどんな環境なら受け入れられるか。
    それをお互いに確認し、すり合わせる場所です。

    この記事が、面接直前に少しでも役に立ち、新たな人生へチャレンジするための後押しになれば、採用担当としてこれほど嬉しいことはありません。

    焦らず、一歩ずつ。
    あなたらしい働き方を見つけにいきましょう。

     
     
     
    51歳のおっさん・つかちゃん。勤務先の大学では障がい者雇用の採用・入職を担当。週末は神社仏閣とカフェをぶらり⛩️ 神社巡り、ひとり旅、50代の日常、仕事で感じたことを実体験ベースで発信。時計・iPad・ガジェット、カバンも好き。おっさんの日常を発信しています。

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