治安の良い社会にするにはどうしたら良いのか?
世界では、子どもが1人で地下鉄に乗る方が珍しいと聞きました。
どうしたら、治安の良い世の中を作れるのでしょう。
治安の悪い地域では親が子どもを守れば良い。
でも、そこに生まれた子どもは、社会の中で、いつ失敗して、困って、自分で考えることを覚えるのか。
安全に守ることと、自分で生きていけるようにすること。
それが当たり前にできる世の中にするには?
そんな雑談からこのお話はできました。
それでは今回もお時間のある人だけどうぞ🙈
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平和な世界を作る実験
「地球の報告を」
調査員の宇宙人が記録を開いた。
「四万年前、我々は比較的穏やかな性質を持つ人類を選び、ある地域に集め、平和の知識を与えました」
「その後は?」
「長い時間をかけて、争いを減らす仕組みができました。子どもを育て、知識を伝え、それぞれが仕事を分担する社会です」
「成功したのか」
「はい。その地域は、日本と呼ばれるようになりました」
宇宙人たちは満足した。
「では、地球全体にも広げられたのか?」
「ところが、そう簡単にはいきませんでした」
調査員は次の記録を開いた。
「別の地域から、我々が選ばなかった人類が移動してきたのです」
「侵略か?」
「争いはありませんでした。彼らは穏やかでしたから、受け入れました」
「それなら問題ない」
「そう思われました」
彼らは一緒に暮らし、仕事をし、
子どもを育てた。
食べ物も、言葉も、音楽も、
考え方も交換された。
「文化交流か」
「はい」
「では、何が問題だった?」
調査員はしばらく黙っていた。
「文化が混じったのです。そして受け入れすぎました」
「つまり?」
「日本が、変わってしまいました」
部屋が静かになった。
「地球全体に平和が広がらなかっただけではありません」
調査員は、最後の記録を読み上げた。
「我々が四万年前に作ったものが
変わってしまったのです」
年長の宇宙人が、地球を見つめた。
小さく調査員が言った。
「……また、最初からやり直しますか?」
誰も答えなかった。
しばらくして、年長の宇宙人が記録を閉じた。
「いや、多くの人類は平和を望んでいないようだ。今度は遺伝子からやり直すしかない」
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も、もう少し時間をください🥺
