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「声の向こうに広がる景色」|好きな音楽のこと

    好きな女性アーティストの名前を挙げていたら
    思っていた以上に自分の好みの輪郭が見えてきた

    最初はただ好きな名前を並べてみただけだった

    けれど眺めているうちに
    そこには自分なりの偏りというか
    繰り返し惹かれてきたものが
    ちゃんとあるのだと
    分かってきた

    たぶん私はただ
    「女性ボーカル」
    が好きなのではない

    声の向こうに景色がある人
    歌の向こうに物語がある人に
    惹かれているのだと思う

    静かでやわらかな声

    少し翳りを含んだ声

    夜や祈りや寂しさを
    そのまま抱えてくれる声

    あるいはたったひと声で
    空気そのものを変えてしまう声

    そういうものに昔から弱い

    だから好きな名前を並べてみると
    年代もジャンルも
    きれいには揃わない

    いわゆるシンガーソングライターも
    いれば幻想的な世界観を
    まとった人もいる

    アニメやゲームの記憶と
    結びついた声もあれば
    人の情念を深く歌う人もいる  

    けれど自分の中では
    それらは不思議と
    別々の棚には入っていない

    どの声も聴くと
    頭の中に何かが見える

    景色だったり
    時間だったり
    誰かの気配だったり

    それが都会の夜であることもあれば、
    月の光の下の水辺であることも
    あるし

    もう戻らない季節の匂い
    みたいなものとして
    立ち上がることもある

    音楽を聴いているというより
    そのたびに小さな物語の入口へ
    立っているのかもしれない

    歌詞を追っているだけではない
    メロディを聴いているだけでもない

    声の温度や
    息づかいや
    言葉にならない余韻
    のようなものまで含めて
    こちらの中に何かが生まれる

    たぶんそういう瞬間が好きなのだ

    だから明るく元気づけてくれる
    歌だけを選んでいるわけではない

    むしろ少し寂しい歌や
    夜に似合う歌や

    簡単には答えの出ない
    感情をそのまま置いてくれる歌に
    長く惹かれてきた気がする

    それはきっと
    自分が音楽に
    「正解」よりも「余白」を
    求めているからだろう

    聴いたあとに
    少し考えてしまうもの
    少し想像してしまうもの
    自分の中で続きを
    作ってしまうもの

    そういう歌は
    聴いて終わりにならない

    しばらく心のどこかに残って
    ふとした拍子にまた姿を見せる

    好きな女性アーティストの
    名前を並べてみて

    あらためて思った

    私はたぶん
    声そのものを聴いているようでいて  
    その向こうにある景色や物語を
    ずっと聴いてきたのだと思う

    思い浮かんだアーティスト一覧
    (主に女性アーティストになりますが一部例外も含まれています)
    また敬称は省略させていただきました

    - ICE
    - Lia
    - Rita
    - See-Saw
    - 杏里
    - 杏子
    - 新居昭乃
    - 彩菜
    - 石川智晶
    - 井上昌己
    - 岩男潤子
    - 宇徳敬子
    - 尾崎亜美
    - 緒方恵美
    - 岡崎律子
    - 岡村孝子
    - 笠原弘子
    - 柏木るざりん
    - 川井郁子
    -児島未散
    - 小比類巻かほる
    - 小柳ゆき
    - 久保田早紀
    - 研ナオコ
    - 佐藤聖子
    - 柴咲コウ
    - 高木澪
    - 高橋洋子
    - 谷山浩子
    - 中島みゆき
    - 中原めいこ
    - 永井真理子
    - 八神純子
    - 林原めぐみ
    - 氷上恭子
    - 本田美奈子
    - 又紀仁美
    - 真璃子
    - 水樹奈々
    - 村治佳織
    - ゆかな
    - うさ
    - 和田加奈子
    - 五輪真弓



     
     
     
    読書だったり調べ物だったり どうやら文章と向き合うのが好きみたいです どうぞよろしくお願いします

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