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「0系:新幹線ひかり号」|僕の大好きな新幹線の話

「新幹線」と聞いて
どんな姿を思い浮かべますか
今なら
N700系だったり
E5系だったり
先端がすっと伸びた
いかにも速そうな姿を
思い浮かべる人も
多いのかもしれません
でも僕の中で
「新幹線」と言われて
最初に浮かんでくるのは
白くて
丸っこい
あの新幹線です
そう

0系

0系の先頭車両っ
なんだか「顔」が
あるんですよね
黒く縁取られた
運転席の窓は
大きな目みたいで
白く丸みを帯びた車体に
青いライン
今の新幹線と並べてみると
ずいぶん素朴な姿にも見えます
でも僕には
そこがいい
速さを前面に押し出して

「どけどけー!」

と風を切り裂いてゆくというより
風を

「よいしょ」

と受け止めながら
走っているような感じ
大きくて
力持ちなのだけれど
どこか優しい
そんな姿に見えるのです

子どもの頃
ホームから
0系を見送った記憶があります
もちろん当時は
空力がどうとか
機能美がどうとか
そんなことを
考えていたわけではありません

ただ

「あ、新幹線だ」

と見ていたはずなのですが
今になって思い返してみると
不思議なくらい
あの姿が残っています
鉄でできた
大きな機械なのに
どことなく
生き物みたいだった
そんな気がします

今の新幹線は
とても格好いいです
いかにも速そうに見えるし
実際に速い

長く伸びたノーズを見ると

「ああ、これは速く走るための
形なんだな」

と…

素人の僕にもなんとなく
伝わってきます
その一方で
0系を見ると
速さとは少し違うところにある
魅力を感じます

なんというか
頼れそう
ちゃんと連れていってくれそう
そんな安心感
昔の家電や車にも
たまに感じるのですが
機械なのに
妙に人間臭いんですよね

0系が走っていたのは
日本が大きく変わっていった時代でもありました

たくさんの人を乗せて
東京へ
大阪へ
その先へ
仕事だった人も
旅行だった人も
故郷へ帰る人も
誰かに会いにゆく人も
いたでしょう

そんな人たちを
あの丸い顔で
ずっと運んでいた。
そう考えると

単なる「昔の新幹線」ではなく
あの時代を人々の
夢や希望みたいなものと
一緒に走った
大きな相棒みたいにも
思えてきます

もう0系が
営業運転をすることは
ありません

それでも

「新幹線」

という言葉を聞いたとき
僕の頭の片隅から
ひょっこり顔を
出すことがあります

白くて
丸くて
大きな目をした
あの顔

技術というものは
速くなったり
便利になったりするものだけれど
その先にいるのは
結局人なのだと思います

人を乗せて

人を運んで

人の記憶に残る。

0系を思い出すと
そんな当たり前のことを
少しだけ思い出します


※0系なのに帯が赤くなったのは
ご愛嬌ということで😊



そしてやっぱり
あの丸い顔を見ると

「かわいいな」

と思ってしまうのです😊

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