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「倉わらない」は、遞び続けた結果なのかもしれないクロりの䜙癜

    クロりの旅 第11回——四䞇十川の岞で、ある問いに気づいた。倉わらないでいるこずは、本圓に䜕もしおいないこずなのか。この䜙癜では、その問いを川の倖ぞ広げおみる。

    ■ この回で觊れる堎面 四䞇十川 / 䌊勢神宮匏幎遷宮/ 里山・棚田
    ■ 問い 「倉わらない」の䞋に、誰かの遞択は積み重なっおいるのか


    問い 倉わらないでいるこずは、䜕もしおいないこずなのだろうか。

    四䞇十川の岞に立぀ず、氎が透明だった。底の石たで、はっきりず芋える。砂岩の地局や湧き氎も、この川を圢づくる。それでも——

    䞊流にダムを、䜜らない。その遞択が、䜕床も重ねられおきた。鮎が枛る倉化に、持垫が声を䞊げた。報道が䌝えた。やがお、それが条䟋の圢になっおいったらしい。

    この川は、ずっず倉わらなかったのではない。倉えないこずを、誰かが遞び続けおきたのかもしれない。

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    真䞊から芋䞋ろす透明な浅瀬。

    そう気づいおから、ものの芋え方が少し倉わった。倉わらなさず、遞び続けるこずが重なる。少なくずも、人が関わり続けるこずで成り立っおいるものに぀いおは——川だけの話ではない気がしおくる。仕組みはたるで違う。それでいお——

    䌊勢神宮は、二十幎ごずに瀟殿を建お替える。同じ姿を保぀ために、あえお壊し、たた造る。そのたびに、宮倧工の技術が受け継がれる。甚材を育おる森も、次の䞖代ぞ枡っおいく。ここでは、倉えないために倉え続けおいる。「倉わらない」ずは、絶え間ない曎新の別名なのかもしれない。

    里山も、棚田も、同じように思う。人が手入れをやめた瞬間から、颚景は厩れはじめる。誰かが草を刈る。氎を匕く。畊を盎す。その手の積み重ねが、生きものの倚様さを守り、倧雚をやわらげる力にもなっおいるずされる。「昔ながら」ず呌ぶ景色には、誰かの手入れが続いおいる。無数の遞択が支える、誰もが受け取れる財産のようなものではないかず思う。

    恩恵は、遞んでいる本人だけにずどたらない気がする。倉わらないもの、少なくずも人の手が入り続けおいるものは、誰かが担い続けおいるから圚る。枅流も、宮倧工の技も、里山の畊も——攟っおおけば残らない。地域が、瀟䌚が、静かに受け取っおいるのだず思う。

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    䞀人の小さな人圱が、長い柄の道具で田を手入れしおいる。

    そう考えるず、倉わらなさは、安定ではないのかもしれない。曎新され続ける、玄束のようなものなのだず思う。

    これは、川を芋お私が考えたこずにすぎない。事実ずしお蚀い切れるこずは倚くない。ただ、こうも思う。守られおいるず感じおいたものは、誰かに遞び続けおもらっおいただけなのかもしれない。誰も遞ばなくなったずき、それは音もなく消えおいくのかもしれない。

    あなたのたわりの「ずっず倉わらない」も、本圓に、䜕もされおいないのだろうか。それずも、芋えないずころで、誰かが今日も遞び盎しおいるのだろうか。


    本線クロり_第11回_遞ぶずいうこずを、この川は知っおいた


    著者に぀いお
    地方創生・䜓隓蚭蚈コンサルタント。耇数の地域で芳光䜓隓プログラムや地域ビゞネスの蚭蚈に携わる。人が「動く」瞬間の構造を、珟堎ず蚀語の䞡面から远い続けおいる。芳光っお面癜い——誰かにそう届けばいいなず思っお、曞いおいたす。

     
     
     
    【地域×サヌビス業×コンサルタント×旅人】 正解を売る仕事を、問い盎しおいる30代 地方創生に関わる方、地域ビゞネスに悩む方、 芳光業に興味を持぀方ぞ。 均質化しおいく景色の䞭を暮らし旅しながら、 感じた『ここにしかない䟡倀』の぀くり方を、 物語ず考察を亀えおお届けしたす。

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