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「倉えおいない」のではなく、「足さないを、続けおいる」——千幎の酒蔵が教えおくれたこずクロりの䜙癜

    クロりの旅 第19回——甲戞の灘で、酒蔵の蔵人が蚀った。「氎ず米ず麹だけです。足せるものは増えおも、足さなかった」。この䜙癜では、その䞀蚀を「続けるずいう刀断」の問いぞ広げおみる。

    ■ この回で觊れる堎面 甲戞・灘の酒蔵 / 老舗の味 / 日々の習慣
    ■ 問い 「倉えおいない」こずず「続けおいる」こずは、同じなのか、それずも別の刀断の圢なのか


    問い 「倉えおいない」ず「続けおいる」は、同じこずなのだろうか。

    甲戞の灘で、酒蔵に立ち寄った。蔵人に灘の酒の違いを尋ねるず、「氎ず米ず麹だけです。それしか、入れない」ず返っおきた。「昔からですか」ず聞くず、「ずっずそうです」。そのあずに続いた䞀蚀が残った。「倉えなかったずいうより——足さないこずを、続けおきた、ずいう感じです。」

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    䜕床も繰り返されおきた、静かな刀断。

    杜氏の䞀蚀が、酒蔵の倖にも刺さっおくる気がした。

    続けおきた、ず男は蚀った。今の自分の話をしおいるのか、過去の人の話をしおいるのか、がくには聞き分けられなかった。どちらでもあるように聞こえた。

    老舗の味の話を思い出す。䜕十幎も同じ味を守っおいるず蚀われる店ほど、実は毎日「倉えない」を遞び盎しおいるのだず、ある店䞻に聞いたこずがある。粉の状態や氎の枩床は日によっお違う。同じ結果を出すために、その日ごずに小さく調敎しながら、それでも足さない䞀線だけは動かさない。惰性で続いおいるように芋えるものの内偎で、小さな刀断が積み重なっおいる。

    日々の習慣にも、近いずころがあるかもしれない。毎朝同じ時間に起き、同じ道を歩く人がいる。惰性でそうしおいるのか、意志でそうしおいるのか、本人にも説明できないこずがある。ただ、「なぜこれを続けおいるか」を蚀葉にできる人ほど、その習慣は簡単には厩れない気がしおいる。

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    ありふれた継続の䞭にある、同じ刀断。

    足さないこずを䜕幎も続けられる組織は、玠材や技術の力だけでなく——「なぜ足さないか」を、次の代が説明できる状態を持っおいるのかもしれない。理由を蚀葉にできないたただず、い぀か誰かが良かれず思っお足しおしたう。

    あなたが「倉えおいない」ず思っおいるこずの䞭に、実は「続けおいる」ず蚀い盎せるものはあるだろうか。


    本線クロり_第19回_灘の酒は、氎ず米だけで、千幎続いおいた

    远蚘
    足さないこずは、䜕もしおいないこずなのだろうか——匕く遞択の機胜クロりの䜙癜が、先週「#旅」のタグの䞭で、特に読たれた蚘事ずしおこの床も取り䞊げおいただきたした。じっくり読んでくださった方、スキずいう圢で気持ちを届けおくださった方、改めお、本圓にありがずうございたす。

    䜕床か遞んでいただいおいたのですが、画面保存を忘れおしたいお瀌を申し䞊げるこずが叶いたせんでした。。。

    皆様のおかげで、楜しんで続けられおおりたす。
    これからも倧切に曞いおいきたすので、どうぞよろしくお願いいたしたす。

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    著者に぀いお
    地方創生・䜓隓蚭蚈コンサルタント。耇数の地域で芳光䜓隓プログラムや地域ビゞネスの蚭蚈に携わる。人が「動く」瞬間の構造を、珟堎ず蚀語の䞡面から远い続けおいる。芳光っお面癜い——誰かにそう届けばいいなず思っお、曞いおいたす。

     
     
     
    【地域×サヌビス業×コンサルタント×旅人】 正解を売る仕事を、問い盎しおいる30代 地方創生に関わる方、地域ビゞネスに悩む方、 芳光業に興味を持぀方ぞ。 均質化しおいく景色の䞭を暮らし旅しながら、 感じた『ここにしかない䟡倀』の぀くり方を、 物語ず考察を亀えおお届けしたす。

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