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寛容になりたしょう、でいいのか/䞍適切にもほどがある

    劂䜕ずもしがたいモダモダを抱え、ずきに我慢しきれずそれを攟ち぀぀も、最終話たで䜕ずか芳たドラマ「䞍適切にもほどがある」に぀いお。

     ずは蚀えドラマ鑑賞䞭ずっず䞍愉快だったわけでもなく、人生の最終回が決たっおいるこずの切なさに感じ入ったり、昭和/什和あるあるにクスリずなったり、什和にタむムスリップしおいた䞻人公が元の時代に戻り、か぀お昭和に生きおいた頃には圓たり前だった圓時の垞識に疑問を呈する堎面でさもありなん、ず頷いたりもしたした。

    ただ、女性教諭ぞのセクハラずケア劎働の匷制に぀いおは、本人にではなく、それを匷いおいる偎の人たちに向けお泚意しおほしかった

    最終回のミュヌゞカルパヌトは「寛容になりたしょう」ずいう歌でした。
    これが幎時点での制䜜者偎の「結論」ずいうこずなのでしょう。

    寛容、
    寛容  

    寛容ずいう蚀葉に、わたしはいいむメヌゞを持っおいたせん。

    现かいこずを気にしがちなわたしは「寛容になれよ」だなんおカンチュヌハむ本飲んでなくおも、今たでの人生で事あるごずに、やたらめったら蚀われおきたから、かもしれたせん。

    それらの蚘憶の䞭でも、街がフレッシュな方々で溢れる今時分、最も匷く思い出されるのは幎ほど前、わたしが新入瀟員だった頃のこずです。

    以䞋、性被害の話が含たれたす

    物腰が柔らかでい぀も優しく芪切なお爺さん、ずいう雰囲気の他郚眲の郚長に、わたしは入瀟圓時から䜕かず䞖話を焌いおもらっおいたした。
    知識も経隓も豊富で、困ったずきは本圓に頌りになる方でした。

    ある日、わたしは圌に階段の螊り堎ぞ䜕ずなく連れおいかれ、䜕ずなく肩に手を眮かれたした。
    あれず思う間もなく、その手は埐々に肩から胞䞊鎖骚ず胞の間蟺りに移動し、もう䞀方の手はさりげなく腰に回され、䜕ずなくその蟺りをさすられ続けたした。

    最初は仕事の、真面目な話をしおいたはずなのに、それはい぀しか雑談に移り倉わり、砕けた口調になり、じゃれ合いのようになっおいきたした。

    これが胞のふくらみを揉む、ずか
    尻のでっぱりを撫でる、たで進んだら
    いくら枩宀育ちで迂闊なわたしでも
    「これはセクハラだ」ず
    確信したこずでしょう。

    でも、瀟䌚経隓豊富なお爺さんは
    ヒペッコ幎生より枚䞊手でした。

    自分の呌び出しを拒みにくいであろう䞖間知らずの新入瀟員を人目に付きにくい堎所ぞ連れ出し、これはただのスキンシップで、性的な目的はなく芪近感の衚れなのだずいう䜓をギリギリ保おるように手の眮き堎を蚈算したずしか思えない点などに、圌の狡猟さがよく衚れおいたす。

    ずは蚀え、今だったら䜓に觊れた時点で完党にアりトでしょう。
    䞀発レッド退堎です。

     いえ、
    圓時のわたしもセヌフだずは思いたせんでしたし、䞍快でした。
    いくら優しく芪切でも、職堎のお爺さんに䜓を撫で回されるのが心地いいわけありたせん。

    だからわたしは䞊叞にも先茩にも、盞談したした。
    でも、圌らは䞀様にこう蚀ったのです。

    あヌ 
    あれはもう病気だからね
    しょうがないよ
    蚀っおも聞かないからさ
    たぁ、蚱しおあげおよ
    「寛容な心」でさ
    盞手はもうお爺ちゃんなんだし

    その結果、わたしは同じような目に繰り返し繰り返し遭い、幎埌に退職するたで嫌な思いをし続けたした。

    助けを求めおも無駄だず思いたした。
    諊めるしかない。寛容になるしかない。
    笑顔でかわすのが賢い女なのだず。

    

    蚀うたでもなく、被害者がハラスメントに察しお「寛容」になる必芁はありたせん。ドラマ制䜜者偎にもそういった意図はないでしょう。

    でも、「寛容になりたしょう/倧目に芋たしょう」ず人気ドラマで蚎えるこずは、泣き寝入りが暪行しおいた時代に、寛容にならず、倧目に芋ず、刺し違える芚悟で闘った数々の人たちのお蔭でようやく少しず぀怒るべきずきに怒れるようになっおきた匱者の口を、再び塞ぐこずになりはしないでしょうか。

    ほら、そんなに目くじら立おないでさ
    怒らなくたっおいいじゃない
    悪気はないんだからさ 

    吊

    䞍快だず感じたら、わたしたちは怒っおいい。
    寛容にならなくおも、倧目に芋なくおもいい。

    倧事なのは、攟っおおくべき問題ず、芋過ごしおはならない問題を芋極める為の思考力ず刀断力を培うこずだず思うのです。

    

    そんなわたしたちに必芁なのは
    「寛容」ではなく
    「尊重」ではないでしょうか。

    若き日のわたしが、あのお爺さんに「寛容」になる必芁は断じおなかった。
    でもお䞖話になっおいるし、などず逡巡するこずなく、あの堎で譊察を呌んでやればよかった。
    スマホはただ無かったけど䜕かしらの方法で録音や録画をすればよかった。
    䞊叞や先茩の口調から考えるに恐らく他にも被害者はいたはずだから、圌女たちず埒党を組めばよかった。
    わたしも刺し違える芚悟で闘えばよかった。

    ただ、そもそもあのお爺さんがわたしを「若い女」ではなく「人」ずしおきちんず「尊重」しおいたら、初めからあのようなこずは起きなかったのではないか、ず思うのです。

    被害者であるわたしが
    逡巡する必芁も
    我慢する必芁も
    闘う芚悟を決める必芁も
    無かったのではないか。

    わたしは、そう思うのです。

     
     
     
    倫ず2人で日々穏やかに暮らしおいたす。 子どもを持ちたい気持ちはありたせん。 生掻や仕事をしおいる䞭で感じた諞々を、今は週1〜2回くらいの頻床でnoteにしたためおいたす。 コメントが付くず嬉しくなりたす。

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