
第十八の扉🏛️豊穣の女神デメテル ー 静かに世界を創るということ【クレオの神殿717】
クレオの神殿717へようこそ✨
ここは整う場所。
自分自身と向き合い
その魅力、特性を見つめ
今とこれからのあなたに出会うための場所です✨
クレオの神殿717は、これまで十七の扉とゲストの回を合わせ
18の出会いがありました。
今回の第十八の扉は、前回に引き続き
ギリシャ神話を元に、
クレオの神殿717の視点から
読み解いていきましょう。
前回の扉はこちら✨
これまでの全ての扉はこちらからどうぞ✨
冥界の王ハデスの物語と考察はこちらからどうぞ✨
それでは、第十八の扉へ🏛️
今回は、豊穣の女神デメテルの物語です🌾
どうぞお入りください✨
🌾デメテルの物語
黄金の穂が、
風にやさしく揺れていた頃。
大地は豊かに実り、
人々はその恵みに包まれて生きていた。
そのすべてを見守っていたのが、
大地の女神、デメテル。
彼女は、
命を育むことをその本質とし、
与えることを惜しまない存在だった。
種は芽吹き、
花は咲き、
やがて実りへと変わっていく。
その循環は、
彼女のやさしさそのもののように、
静かで、確かで、途切れることがなかった。
そして彼女には、
何よりも大切にしている存在がいた。
娘、ペルセポネ。
その存在は、
大地にとっての春のように、
彼女の世界をやわらかく照らしていた。
けれどある日、
その光は突然、
この世界から消えてしまう。
どこを探しても、
どれだけ呼びかけても、
その姿は見つからなかった。
風も、空も、
何も答えてはくれない。
ただひとつ残されたのは、
理由のわからない喪失だけだった。
デメテルは、
娘を探し続ける。
昼も夜もなく、
大地を歩き、
あらゆる場所にその名を呼びながら。
けれど、
どれだけ探しても、
どれだけ願っても、
その声が届くことはなかった。
やがて彼女の中で、
ひとつの変化が起こる。