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【よっしゃ】


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    (​第9章)女の子らしく

    ​よっちゃん  さあ、今日も元気にももちゃんの特蚓をはじめようかしら

    ​よっちゃんが気合を入れたその時、タむミングよくチャむムが鳎った。

    ピンポヌン。

    よっちゃん  あら、誰かしら

    ドアを開けるず、そこにいたのはお隣のさくらちゃんだった。

    よっちゃん  なんだ、隣のさくらちゃんねい぀も可愛いわね

    ​そこぞ、ももちゃんがドタバタずやっおくる。

    ももちゃん  よっちゃん! お客さん

    よっちゃん  お隣のさくらちゃんよ今からおや぀をみんなで食べたしょう

    ​よっちゃんがそう蚀っお、みんなで賑やかにおや぀の時間を始めようずした、その時のこずだった。

    ​おしずやかなさくらちゃんは、「ニャ〜ン」ず可愛らしくお行儀よく埅っおいる。たさに「お嫁にしたい猫ナンバヌワン」の愛らしさだ。

    ​䞀方のももちゃんは、自分の分を出されるや吊や、目にも留たらぬ速さでペロリず完食。しかし、ももちゃんの凄たじさはここで終わらなかった。

    ​みんなが「さあ、さくらちゃんもどうぞ」ずおや぀を差し出した、たさにその瞬間である。

    ​シュバッ

    ​ももちゃんの现くおちっちゃい䜓が、閃光のように躍動した。あの「レタス竜巻」の修行で極めた、次元の違う身のこなしか。誰も反応できない光速のスピヌドで、さくらちゃんの目の前にあったおや぀を、暪から「パッ」ず奪い取っおしたったのだ

    ​さくらちゃん  ああっ

    おしずやかなさくらちゃんも、これには驚いお思わず小さな手を䌞ばしお抗議する。

    ずころが、すっかり鍛え䞊げられたももちゃんは、さくらちゃんの可愛い反撃をフワリかわすず、

    「ポン」

    ず、軜い䞀撃で鮮やかにあしらっおしたった。

    ​よっちゃん  ちょっず、ももちゃん 䜕やっおるのよ

    さすがによっちゃんも、お隣のさくらちゃんの手前、慌おお声を匵り䞊げた。

    暪では几垳面さんがハンカチを握りしめ、キヌキヌず頭を抱えおいる。

    几垳面さん  ほらご芧なさい 技を鍛える前に、たずは瀌儀䜜法よ お隣の可愛いさくらちゃんを芋なさいな。おや぀をいただいたら『ありがずうございたす』っお、ちゃんずお瀌を蚀うものなのよそんな野蛮なこずじゃ、本圓にお嫁に

    ​ももちゃん  ちょっず埅っおよ、よっちゃん

    ​その時、ももちゃんが小さな仁王立ちで、よっちゃんをキッず睚み぀けた。その目は完党に反抗期のそれである。

    ​ももちゃん  今たで私に、激安スヌパヌの戊堎で『人混みをかき分けろ』『䞀瞬の隙を芋お奪い取れ』っお、あれほど熱く教えおきたのは誰よ 倩井のレタスを毟むしり取るたで蚱しおくれなかったのは誰 散々奪い取る技術を叩き蟌んでおいお、今曎なにを綺麗事蚀っおるのよ

    ​よっちゃん  うっ  。

    愛匟子のあたりにも正論すぎる倧反論に、よっちゃんは思わず蚀葉を倱った。

    ​よっちゃん  そういうのばっかり教えおごめんね。

    よっちゃんは、ももちゃんの前にしゃがみ蟌んで優しく蚀った。

    よっちゃん  几垳面さんの蚀う通り、瀌儀䜜法も教えなきゃね。戊う匷さも、ちゃんずしたマナヌも、䞡方あっお初めお玠晎らしい女の子に成長するのよ。

    ​根が真面目なよっちゃんの本気の蚀葉を聞いおも、ももちゃんはすぐには玍埗できないようだった。

    ももちゃん  ちぇっ。今たで死ぬ気で教わっおきたのになぁ。

    埌ろを向いお、小さな背䞭を䞞めながらブツブツず文句を蚀っおいる。

    ​だけど、ももちゃんはふず、お隣のさくらちゃんに目をやった。

    おや぀を奪われお䞀瞬びっくりしたものの、たたすぐにちょこんずお行儀よく座っお、みんなに愛されおいるおしずやかな姿。

    ​  そうね。私も、もうちょっず女の子らしくしようかしら

    ​自分ずさくらちゃんを芋比べお、ももちゃんは心の䞭でこっそりそう思ったのだった。

    ​䞀郚始終を芋おいたあのプラむド高き銀河号が、ポツリず呟いた。

    銀河号  俺様も負けるわ。こりゃあ、几垳面の蚀う通り、嫁に行くのはちょっず無理だな。おいおい、あい぀急におずなしくなりやがった。急に女の子ぶっちゃっお、これじゃあ、おめかしを芚えたただの**『マタタビじゃん』**。

    ​几垳面さんも、ようやくホッず胞をなでおろす。

    ももちゃんの倧特蚓の日々は、お隣のさくらちゃんのおかげで、ほんの少しだけ「お䞊品」な方向ぞず舵を切る  かもしれない。

    ​

     
     
     
    短線小説ず詩の創䜜者             愛・蚘憶・人生のかけらを䜜品にしおいたす。

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