
迷路の路地と、ドヤ顔の裏側。長男の受診、午前の記録(前編)
昨日一日を振り返ってみる。
あまりに濃い一日だったので、まずは午前の出来事から。
🌀 ナビの罠と、脳内パニックのバック走行
昨日の午前中は、長男の病院へ。
いつものように車を出したが、運悪く病院の駐車場が満車だった。
仕方なく近隣の駐車場を探そうとナビを頼りに走り出したのが、長い迷走の始まりだった。
住宅地の細い路地に迷い込み、ナビを見ているはずなのに、なぜか迷子に。
曲がる場所を一つ間違えるたび、道はどんどん細くなり、二度も行き止まりにハマってしまった。
さらに追い打ちをかけるように、狭い路地で対向車と鉢合わせ。
幅広ファミリーカーのため、運転には慣れているものの、本当に焦った。
脳内は完全にパニック状態で「ぎゃー!」と叫びたかった。
けれど、必死に平静を装いながら、対向車の方に「すみません!」と何度も頭を下げ、冷や汗を流しながらバックでカーブを抜けた。
ようやく大通りに出られたときは、魂が抜けるかと思った。
病院に戻ると、幸運なことに数台の空きがあり、今度は難なく停めることができた。
エンジンを切った瞬間、助手席の長男がポツリと言った。
「(私の名前)……すげーな」
私は「だろ?」と最大限のドヤ顔で返した。
本音を言えば「もう終わった……」とテンパりまくっていたのだが、それは墓場まで持っていくことにした。
🏥 受診の記録と、ぬぐえない違和感
診察では、服用しているSSRIによる胃の不快感はあるものの、気分の改善が見られるため継続。睡眠も「眠りたくない」という切迫感が薄れてきたようで、眠剤もそのまま継続となった。
担当医は長男に問いかけた。
「家から出たい(家を離れたい)気持ちは、今はどうかな?」
長男は「今はないですね」と答えた。
医師はさらに「児相は、君が家にいられないと感じたときに、別の場所を探してくれる機関だからね。その気持ちが出たらいつでも伝えていいんだよ」と言葉を添えた。
けれど、帰り道の私の胸には、冷たいモヤモヤが居座っていた。
「医師はそう言ってくれるけれど……」
現実の児相はどうだろうか。
どんなに現状を訴えても、結局は「私たちが家を離れること」を促されるだけ。
長男個人を保護しようという動きもなければ、子どもから聞き取った内容をもとに、子どもへの再接触を厳しく禁じるような踏み込んだ動きも今のところはない。
医師の言葉と、行政の現状。
その埋まらない溝を感じながら、私たちは家路についた。
(午後の出来事へ続く)