
夜の歩く習慣がくれた、小さな発見と約束「独り言」
こんにちは。そよね(楚葉音)です。
最近、なんだか疲れやすくなったなと感じることが増えてきました。
眠りが浅くて、夜中に何度も目が覚める。
朝になっても、体が重くて、気持ちまでくすんでしまうような感覚。
「年齢のせいかな」
「体力、落ちてきたのかもね」
そんな話を、ある夜、夫としていました。
すると彼が「少し歩いてみない?」
気分転換にもなるし、眠れるようになるかもよ、と提案してくれました。
その日から、夕飯を食べ終えたあと、ふたりで近所を歩くようになりました。
最初は15分くらい。でも、だんだんと足がなれてきて、今では1時間ほど歩くのが、いつのまにか習慣になっています。
15年以上も住んでいるこの町。
だけど、ゆっくり歩いてみると、知らなかった道や風景が、いくつも現れました。
「あ、ここ、前からあったのかな」
「この道、抜けると公園につながるんだ」
「このおうち、かわいいね」
そんなふうに話しながら歩く時間は、ただの運動ではなく、小さな冒険のようで。
歩けば歩くほど、見たことのない町の表情に出会えて、ふたりで驚き、笑う場面が増えていきました。
ある日、静かな通りにぽつんとあったステーキのお店が目にとまりました。
小さな看板、あたたかそうな灯り。
「ここ、知らなかったね」
「なにかいいことがあったら、ここで食べようか」
そう言って、ちょっとした“楽しみの約束”ができたことも、うれしかった。
歩くことって、ただの運動じゃなかったんだなと、思います。
体を整えることはもちろんだけど、心も、関係も、視点も、そっと整えてくれる時間になる。
「今日はどこを歩こうか」その一言から始まる夜が、こんなにも穏やかで優しいものになるなんて。
何かを大きく変えなくても、
毎日のなかに、整える習慣はつくれる。
そう気づかせてくれた、夜の“歩く時間”です。