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恐ろしい事実に気が付いた 【エッセイ】

    ぜんけい

    このエッセイを世に出せば、僕は消されるかもしれない。




    先日、夕方から長男(もうすぐ6歳)の通院へ。
    鼻水をすする長男を半ば強引に連行する。

    初めは抵抗を示していた長男も待合室に入れば諦めた様子。

    絵本を読んだりパパの指で遊ぶ。
    そんな病院は激混み。
    これは長丁場になる と覚悟を決めた。

    そんな長丁場のオトモはだいたいスマホ。
    待合室ではみんなスマホを見ていた。
    だーれも本なんて読んじゃいない。
    10人中8人がスマホを見ている。
    もしかしたら電子書籍を読んでいる可能性もあるが あのスクロールの速さはたぶん違う。



    そして、それらのスマホはすべてiPhoneだった。


    僕は何気なくそんな風景を眺めていたが、ふと気が付いてしまった。
    僕の背中に冷たいものがながれる。

    これは触れてはいけない領域かもしれない。

    たくさんの患者が所持しているすべての端末がiPhone。
    これが何を意味するのか あなたにはわかるだろうか。


    そう これは、iPhone利用者の病気罹患率が高いことを示しているのだ。


    日本のiOSの普及率は60%ぐらいだという。
    ならば待合室のAndroid比率が40%ないとおかしい。

    しかしAndroid端末は皆無だった。

    もちろん何も見ずに黙って診察を待つ人もいた。
    そのカバンやポケットに忍ばせているのは果たしてiOSかAndroidか。


    どちらにせよ、待合室でスマホを見ているのはiOS利用者だ。

    すなわちAndroidにするだけで病気にかかるリスクが下がる可能性があるということ。

    大発見だ。


    周囲が使っているからと安易にiOSに手を出すその考え方が災いしたのか、iOSから謎の怪電波が発せられているのかは僕にはわからない。




    え?
    意味不明な陰謀論はやめろって?

    フフフ。

    陰謀を語るというのはとっても楽しいのだよ。
    僕の語る陰謀が誇大解釈されてどんどん広まる様を想像してみて欲しい。

    ヨダレがでる。


    この陰謀論を論破するには待合室の全員がiPhoneだった事実をどう説明するのか、その根拠を提示しなくてはならない。

    もちろん、ただの偶然ではダメだ。

    さぁあなたも病院の待合室をじっくり観察するんだ。

    この驚愕の事実を目の当たりにするだろう。

    そうしたらこの陰謀を誰かに語るんだ。

    陰謀が広がるのを 僕はヨダレを垂らしながら待つ。

    ではまた。





    次回予告(ウソ)
    「エモい話には裏がある」
    の巻き。


     
     
     
    混沌としたアタマの中を隠して「爽やか」に生きることを目指す。 ぜんけいが書くショートショートで描かれる不可思議なことは未来の予言かもしれない。 爽やかエッセイと混沌ショートショートをお楽しみあれ。

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