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パプリカ、たまごサンドと家計簿

    パプリカとピーマンと牛肉を炒めたおかずを作った食卓。
    子供が、どこで学んだのだか、「うちは家計簿つけないの?」と聞いてくる。
    私は答える。
    うちは、共働きだから、学童でたくさん我慢してるでしょ?2人とも馬鹿みたいに働いてるから、家計簿つけなくても、なんとなく暮らせるんだよ。家計簿つける余裕も時間もないし。片方が仕事やめたら、このごはんから、パプリカがなくなって、牛肉が鶏肉になるかもね。
    子供は、いつもはパプリカ好きじゃないと言ってるのに、なぜかその日は全部食べていた。
    赤い野菜を見ると、きれいだし、身体によさそうだから、食べたくなる。でも、最近の国産パプリカは非常に高い。いつも見る値段より、少し安くなっていたら買ってしまう。あまりレパートリーはない。ムースは美味しいけど大変だし。サラダは、食べるのに疲れてしまう。ピーマンもパプリカも、焦げるくらい焼くのが楽でおいしいと思っているから、だいたい焼く。
    いつか、パプリカを買えなくなる日がくるのかな。

    なんて、思いながら、翌日は休日でひとりランチ。
    よく行くイタリアンの、本日のスープは蕪のポタージュ。信じられないくらい滑らか。
    裏ごしとか、自宅ではできない。
    スープだけで1000円を超える。だけど、働いて得ている自分のお金、どう使ってもいいでしょう。このために、生きている。
    食べている間に思いついた何かのアイディアは、スープと一緒に消えてしまった。

    帰り道、コンビニ商品の値段の高騰に目を見張る。たまごサンドが300円近いから、買えなくなってしまった。1000円超えのスープは食べるのに。国産パプリカは買うのに。何故だろうか。

    久々にたまごサンドを自分でつくる。
    たまごは以前より高いとはいえ、それでもタンパク量を考えたら安い気がする。
    それどころか、最近、平飼いたまごを覚えてしまった。たまごひとつあたりプラス数十円で、何という贅沢感。今、色んなメーカーの平飼いを試しているところ。にわとりさんも、平飼いされて、幸せならいいけど。小さい頃、自宅で父が烏骨鶏を飼っていたので、普通に食卓には烏骨鶏のたまごがあった。田舎なので、里山で本当の平飼い。あの頃は普通だったけれど、今から思えば贅沢だった。

    たまごサンドは、自分で作ると具だくさんにできる。欲張りでも大丈夫。
    手間、時間
    がネックだけど。でも、たまごサンド300円を見たら、自然と作ってしまった。
    いいこともあり、悪いこともある。
    あと多分、自分で作った方がおいしい。

    だから、よるごはんはたまごサンドになってしまった。
    ああ、家計簿、つけたほうがいいのかな。
    配偶者は、今日はかなり遅くなるらしい。

    子供とふたり、たまごサンドを食べる。
    普段たまごの黄身が苦手な我が子は、もくもくと食べていた。珍しい。よかった。

    今日は、家計簿の話にはならなかった。


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