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3つのお題に空想のひらめきを

    🍊第25回 3つのお題
    🎈お題①:「透明な朝の音」
    🐾お題②:「明日へ歩く影」
    ⏳お題③:「消えない砂時計」

    目覚めると、階下のキッチンで母が料理をする音。
    ここからでは見えない、透明な朝の音だ。
    それでも、せわしなく立ち回る母の姿や、焼きたてのパンの匂い、カチャカチャと音を立てながら食卓に並べられる食器をイメージすることは出来る。
    何も特別でない、いつもの朝だ。

    昨日、恋人と別れた。
    しばらく前から覚悟していたことだった。
    話し合って、二人で悩んで。
    それでも、終わりの現実は近付いてきた。
    消し去りたくても、消えない砂時計が時を刻んで。
    そして昨夜、「今まで楽しかったよ」の言葉とともに、あなたが私に背を向けた。

    日常は変わらない。
    いつものように営まれる毎日。
    満員電車に揺られ、仕事と格闘し、仲間と談笑して、仕事明け家路を辿る。
    私の恋が終わっても、世の中の流れは何ひとつ変わらない。
    それが本当に嬉しい。
    次のステップに進もうと思える。

    私を追い越すほどの勢いで、新しい明日へ歩く影を追って、家族の待つ家へと。
    ここにも、変わらない温もり。
    これがあれば、何度だってやり直せる。
    今日という日が終わり、再び、何も特別でない朝が来るように、何度だって人生はやり直せる。
    それが本当に嬉しい。

    こちらの企画に参加させていただきました。
    よろしくお願いいたします。

     
     
     

    Ryu

     
     
    書くことは好きだった。まずは教科書の片隅に。 2、3行ほどの妄想から始まったように思う。 きっと今じゃあんなのは書けない。 あの頃が懐かしい。 でも、頑張ります。

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