
【エッセイ】珈琲 #風まかせ文芸部
このところ、寒くなり、最低でも一日一杯、時には二杯のホットコーヒーを毎日飲んでいる。
主にお昼に、先日買ったお気に入りのジャムを塗ったパンと一緒にいただくのが定番だ。
砂糖無しのミルク珈琲が私のお気に入りである。
この食卓のパンを選ぶようになったのは、夫の影響が大きい。大の食いしん坊である彼が、私の入院中に久しぶりにダブルソフトを食べて、とてもおいしかったと話したのがきっかけで、今では我が家の定番になった。ちなみに夫は、そのパンにマヨネーズを塗り、溶けるチーズ、時には缶ツナまで載せて豪快に食べる。
昔はほとんど飲むことのなかった珈琲だが、いつの間にやら私もすっかりこの温かい習慣に馴染んでしまった。
そういえば、以前ハワイのアロハスタジアムスワップミートで、コーヒー豆の麻の袋を再利用して作られたバッグを見かけた時のことを思い出す。
お洒落なイラストが施されたそのバッグは、記念に買おうかと手に取ったが、残念ながら完全に予算オーバーで諦めた。
安ければ買いたかったが、その価格は話にならなかった。
しかし、あの時に感じた異国のコーヒー文化のお洒落さや、袋の持つ素朴な魅力は、今も記憶に残っている。
飲み方や濃さの好みも国によって様々だ。
アメリカンコーヒーという言い方は和製英語で米国では通じず、現地では浅煎りの豆のコーヒーを水代わりに一日何杯も飲むのだと知った。
私は濃さにはさほどこだわりがないので、どちらのスタイルでも良いと思っている。
一杯の珈琲は、特別なものではないかもしれない。
それでも、寒さが増すこの季節に、お気に入りのジャムとパンを添え、手を温めながら口にするホットコーヒーは、私にとって日々のささやかな喜びであり、欠かせない生活のリズムとなっている。
※i部長、よろしくお願いします。
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