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擬態する生物は、自分が擬態していることを知らない


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    この進化は流石に卑怯じゃないか……
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    自然界に鏡はない。

    仮に、生き物が自分で考えて進化できるのだとしよう。

    それならまず、自分の姿を知らなければならない。

    自分がどんな形をしているのか。
    それが何に似ているのか。
    敵からはどう見えているのか。

    そこが分からなければ、葉っぱに似せようがない。

    もちろん、昆虫に個体認識や空間認識がまったくないと言いたいわけではない。

    彼らの複眼は優秀だ。

    ただし、それは人間の目のように、ものをじっと眺め、形を立体として味わうための目ではないのだろう。

    むしろ、動きや光の変化を素早く拾うことに向いている。

    たとえばトンボは、空中で獲物を追い、寸分違わぬ飛行をする必要がある。

    逆に、餌となる側の昆虫は、捕食者の動きをいち早く察知して逃げなければならない。

    昆虫は、世界の中で自分を捉えているのではなく、つねに外側の動きに意識を向けているのだ。

    そう考えると、彼らにとって見ることは、まず生きることに直結していると言える。

    飛び、避け、追い、逃げる。
    その一瞬ごとの判断の中で、視覚は使われているのだろう。

    そこへさらに、自分の身体を外側から眺め、立体として覚え、葉や枝と比べ、捕食者からの見え方まで想像する。

    そこまでいくと、かなり重い処理になる。

    自分の姿を知り、相手の視点を想像し、別のものと似ているかを比べたうえで、その形に意味を与える。

    これらをまとめて行うには、視覚だけでなく、記憶や想像の力も必要になる。

    そういうことができる生き物は、だいぶ限られるのではないか。

    少なくとも、昆虫が自分の姿を理解したうえで、
    「この形なら敵を欺ける」
    と考えていると見るのは、やはり観測者側の勝手な思惑ではないだろうか。

    他にはこんな漫画も製作しているよ!!


     
     

    neo.s

     
     
    【漫画部門】 gpt image 2性能を測るついでに、昔書いた小説を漫画かしています。 【fx部門】 chatGPTにFXをやらせて、はたして収益は得られるのだろうか。 フォワードテストの結果を載せています。

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