#3 【DAY1 】搭乗前からすでにトラブっている
出発前の夕食は、セントレアでご飯やサラダが食べ放題のステーキ屋さんに入った。
海外に出る前になると、誰に頼まれたわけでもないのに「今のうちに食べておかねば」という謎の衝動が発動する。
栄養補給というより、もはや儀式である。


今回の旅行は航空会社にこだわった。近年話題になっているスターラックス航空に乗りたいという夢を叶える目的もあった。
自分はマイル修行するほど飛行機には乗らないので、選ぶにあたって航空会社の縛りはなにもない。
しっかり腹を満たしたら、スターラックス航空のカウンターへ向かった。
発券された搭乗券を確認する。なにかおかしい。
よく見ると、予約していた座席が変更されているではないか...
理由を職員にたずねると
「システムの問題のようです、トランジット先の台湾でお尋ねください」
とのこと。
言われたとおり、トランジット先でたずねても良かったが、台湾で「こちらでは分かりません」と言われる未来が鮮明に見えた。
私はごねた。
結果、元の座席に戻してもらえた。原因は最後まで謎のままである。
海外旅行というのは、こういうところで「まあいいか」を出すタイミングを間違えると、あとで後悔することになるらしい。




機内では食べて、映画を観て、酒を飲んだ。
台湾を経由し、12時間かけてロサンゼルスへ。隣の席が空いていたのは僥倖であった。
夜中に配られたサンドイッチにも、さっき夕食を食べたばかりの胃で普通に手をつけた。
貧乏性は、太平洋を越えても治療できないらしい。
入国審査は思っていたよりあっさり
一番身構えていた入国審査は、拍子抜けするほどあっさり終わった。英語に不自由しない夫と一緒に手続きできたのが大きい。単独だったら、Nikon片手に怪しさ満点で別室送りになっていただろうか。
タクシーでサンタモニカへ。事前に予約していたタクシーは約60ドルだった。高いとは理解していたが、深夜着と言うこともあり、空港からの移動を確保しておきたかった。
そしてボケていたのか謎にチップとして10ドルほど手渡した。
合計で70ドル...
渡した瞬間の運転手の顔で、ようやく気づいた。
多かった笑
アメリカ初日の洗礼は、治安でも言語でもなく、チップの相場観のなさであった。
