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Photo by38kana

静謐な芞術文化を䌝える、ずいう仕事

    塩谷舞mai shiotani)


    西に䞋る東海道新幹線に揺られ぀぀、この文章を曞いおいる幎の瀬です。雪化粧をした富士の山頂だけが、雲から芗いおいた倧晊日。

    今幎はそれなりに颚呂敷をばあっず広げお、いろんなこずをやっおみた結果、自分にずっおの向き䞍向きがしっかりわかった幎でした。

    衚に出せた新しい詊みは、月に始めたYouTube。月に回出せればええかな  ずいう䜎空飛行でただ本しか出せおいないけれど、文章ずは違った䌝える面癜さがあり、たた海倖の芖聎者の方々ず出䌚える嬉しさもあり、これからもラむフワヌク的に続けおいけそう。息抜き的に気軜にやるぞい、ず思っおいたのに、思いの倖線集に時間をかけおしたっおおりたすが  。



    足掻いおいたけどちっずも衚に出せなかったのは、論考を曞くずいうこず。文芞誌や個人的な仕事の䞭で、「゚ッセむ」ではなく「論」を曞く機䌚が䞎えられおはいたのですが  おんでさっぱり駄目でした。論理的に、批評的に  ず泚意しお文章を組み立おようずしおも、䞻芳的な感情がそこに混ざり蟌んでしたう。

    思い返せば、私は卒論のずきから「これは卒論やなくお、卒論颚゚ッセむやね」ず指導教官に笑われおいたような。いやその前に、倧孊入詊の小論文でも、入詊の最䞭においおいず泣きながら情緒的な゚ッセむを曞き殎っおいた蚘憶が  。

    私はどうやら、情緒を切り離した文章を曞くこずは逆立ちしおも出来ない性質のようです。いやでも、情緒だけで文章を描いおいきたいずいう蚳でもなくお  知性を瞊の糞に、情緒を暪の糞にしお織っおいく反物のような文章を曞いおいく、ずいうのが今の理想です。知性ず感性のどちらかに偏らせるのではなく、䞡方を混ぜ蟌んでいきたい。「ずにかくその皮の混合がなければ知性ばかりが支配的になり、心の他の胜力は硬化しお䞍毛になるのですから。」ずいうノァヌゞニア・りルフの蚀葉を支えにしお。


    ──


    そしお今幎は、あらためお芞術のこずを沢山考えた幎でもありたした。考えたずいうか、感じお、そしお頌らせおもらった  ずいうほうが適切でしょうか。そうしおいるうちに、奜きな矎術に぀いお話させおもらう機䌚が増えたり、サントリヌホヌルさんからお誘いいただいおHanakoで小さな連茉を持぀ようになったり。


    振り返っおみればもう15幎以䞊も前から芞術を䌝える仕事を志しお、たくさんの圢で実践しおきたけれど、その長い長い幎月の䞭で瞁遠くなっおいくものもあれば、より芪密な関係になるものもありたした。その芪密なものの内偎には、絵画や圫刻、音楜や文芞──さたざたなものがたざっおしたっおいるけれど、ひず぀共通項を芋出すのであれば、そのどれもが静謐な空気の䞭で存圚しおいるずいうこず。

    物曞きの仕事でいえば、「音楜」「アヌト」「文芞」「映画」「工芞」ずいったゞャンルで専門を分けるこずが䞀般的だし、それに音楜メディア、アヌトメディア、文芞メディア、etc  ずいうものはもちろん、各々存圚したす。そのどこにも「専門です」ず蚀えるほどに所属しおいない自分は䞭途半端な人間だな  ずずっず自虐的にずらえおいたけれど、ここ最近は、感性を軞に発信する人間がいおもいいんじゃなかろうか、ず思うようになっおきたした。分野や掋の東西を問わず、静謐な芞術文化を理解し、噛み締め、䌝えられる人になりたいのです。


    静謐な文化は、倧きな声でその魅力を䌝えるこずはむずかしいものです。過剰な宣䌝をしおしたうず、その生態系たでも壊しおしたうかもしれないし、静かな魅力を掻き消しおしたうかもしれない。ただ、それを倧切に守っおいるだけでは、出䌚うべき盞手にも出䌚えない。だからそこに深く朜りながらも、蚀葉にしお、䌝えおいくこずが出来たならば  それはきっず、生涯をかけお探求しおいけるほど、やり甲斐のある圹割であるように思いたす。


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    そしお珟圚進行䞭なのが、

     
     
     
    1988幎倧阪・千里生たれ。2018幎からNYでの生掻を経お2021幎に垰囜。noteメンバヌシップ『芖点』曎新䞭。著曞に『ここじゃない䞖界に行きたかった』『小さな声の向こうに』文藝春秋公匏サむト▶ https://www.maishiotani.com/

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