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夏休み保存版!子どもと遊ぶ「おうち遊び」9選

     夏休み。

     それは、子どもにとっての楽園期間であると同時に、保護者にとっての戦いの日々でもある。普段、学校や保育施設が担っている「子どもの時間」を、一手に引き受けることになるからである。

     もちろん、現在は、両親共働きも珍しくはなく、それを支えるための学童保育なども整備されつつはある。

     しかしながら、膨大な時間と無限のエネルギーを持て余した子どもは、その暇を解消すべく、状況の許す限り、保護者と遊びたがるものなのである。

     一方で、我々大人には時間も無ければ、エネルギーも不足気味ときている。この酷暑の中、毎日、外へ遊びにいくことなど、できるわけがないのだ。

     そこで、今回は、私が行ってきた子どもとの「おうち遊び」を紹介したい。

     無論、私は平日勤務の公務員であり、「おうち遊び」を毎日行えていたわけではない。むしろ、週末の「おそと遊び」で育児に携わってきた父親なのである。

     しかしながら、私の子育て期間には、「コロナ禍」による外出自粛期間が含まれているのである。あの長いステイホーム中に生み出された数々の「おうち遊び」をとくとご覧いただきたい。

     1つでも何かの役に立てば幸いであるし、別に役に立たなくても読んでもらえれば幸いである。なお、対象年齢は4~9歳ごろを想定している。


    1.お人形かくれんぼ

     「おうち遊び」の肝は何か。それは、いかに自らのエネルギーを節約するかである。子どもと違って大人のエネルギーは有限かつ希少なものなのだ。「獅子は兎を捉うにも全力を尽くす」という言葉があるが、まずは、自分が獅子ではないことを理解することが肝要である。

     さて、一つ目に紹介する「お人形かくれんぼ」。これは、通常のかくれんぼが自分自身の肉体を使用するのとは異なり、代わりにお人形(ぬいぐるみ)に隠れてもらう遊びである。

     どこの家庭にも、ぬいぐるみの数体はあることであろう。それらのぬいぐるみをかき集め、子どもと交代で家の中のどこかに隠して、互いに見つけあうのである。

     このかくれんぼのよいところは、自分が隠れる番のときも、己の身体は自由だということである。その間に、食器を洗うもよし、お掃除をするもよし、ソファーでくつろぐもよしである。

     よりたくさんのぬいぐるみを使うと、楽しさも確保できる時間も倍増である。もちろん、自分が探すときの大変さも倍増するが。

    2.お絵描きしりとり

     続いて紹介するのは、「お絵描きしりとり」だ。子どもは、なぜか「しりとり」が大好きなものであるが、「しりとり」は無限に終わらないのである。最後に「ん」がつく言葉などめったに言うものではないし、そもそも間違って言ってしまったとしても、「やっぱり今のなし」と言われて、再開されるだけなのだ。

     そこで、おすすめしたいのが、この「お絵描きしりとり」である。

     やり方は簡単。大き目のスケッチブックを用意し、交互にお絵描きでしりとりを続けていくだけである。1人目が「リンゴ」の絵を描けば、2人目は「ゴリラ」の絵を描くという具合にである。

     お人形かくれんぼと同様に、この遊びもターン制の遊びとなることがミソである。子どもはお絵描き自体も楽しむので、その間に余剰の時間が生まれるのである。色鉛筆やカラーペンなども用意して、思う存分描き上げてもらおう。

     また、このお絵描きであるが、実は大人側も楽しいのだ。私は絵が得意ではないのであるが、スマホ片手に一生懸命絵をかいてみると、少し時間を忘れて没頭してしまい、子どもから「まだ?」と催促を受けることすらあったのである。

     特に、しりとり中にキャラクター名(「ハローキティ」など)がでると盛り上がる楽しい遊びである。

    3.ママの服選手権

     お次は、「ママの服選手権」である。
     これは、パパと子どもで、どちらが「ママの服」が似合うかを競う大会なのである。もちろん、ママが遊ぶ場合は、「パパの服選手権」とすればよい。

     といっても、子どもが大きいママの服など着れるわけがないのである。

     そこで、まずは、子どもをベッド(布団)に寝かせる。その体の上から、「ママの服」の袖や裾を折りたたむなどして、うまい具合に重ねていき、上からスマホで写真を撮るのである。

     写真を撮り終わったら役割を交代し、今度は、パパがベッドに寝ころび、子どもに「ママの服」を上から重ねてもらい、スマホで写真を撮ってもらうのだ。

     こうして出来上がった2枚の写真を見比べ、いずれが「ママの服」が似合う者かを競うわけである。もちろん、勝敗などはどうでもよい。二人でゲラゲラ笑うのが目的であるからだ。

     なお、パパは重ねずともママの服を着ることもできるのであるが、重ねるに留めておくことを強く推奨する。虎の尾は、踏まないに越したことはないのだ。

    4.看病ごっこ

     こちらも、ベッド(布団)を使う遊びだ。ベッドは自分の体力を回復できるというメリットもあるのである。

     「看病ごっこ」とは、その名のとおり、看病をする遊びである。ここで重要なことは、常に子どもを看病する側(お医者さん又は看護師)にしておくことである。

     こうすることにより、この遊びの間、親はベッドで安静に過ごしておけるのである。

     ベッドに寝ころびながら、子どもに「おなかが痛いよー」、「熱があって暑いなあ」、「お腹がすいたー」などと注文をすると、子どもは、薬を作ってきたり、冷えピタをもってきたり、お料理(もちろん、おままごと)をしてくれるのである。

     その間、大人はゆっくりベッドで養生しておくのが使命なのだ。

     なお、私は、一度本音がでてしまい、「娘ちゃん。ねむいよー。」と言ってしまったことがある。即座に、娘から「寝ればいいでしょ。」とツッコミを受けてしまった。確かに、「眠い」については、医師や看護師に言う必要はないのである。

    5.鉄骨渡り(ガムテープ渡り)

     これは、子どもが、将来、莫大な借金を抱えて高層ビルに架けられた鉄骨を渡ることになったときに備え、幼少期から訓練させる遊びである。
     
     ・・・嘘である。

     「ガムテープ渡り」とは、家中にガムテープの道を張り巡らし、そこから落ちることなく移動できたらクリアという遊びである。今思えば、養生テープのほうが片付けが楽でよかったかもしれない。

     分岐する道については、分岐先の終わりに「お宝(ボールなど)」をおいておき、全てを集めてゴールに向かうというルールにすると、移動範囲が増えて楽しい。

     あとは、ガムテープの道中に邪魔者(ぬいぐるみなど)を横たわらせたり、あえてガムテープを張らずにジャンプさせるなど、コースにも工夫することが可能である。

     家中にガムテープの道を引くことになるので、準備には少し手間がかかるが、一度作っておけば、剥がすまでの間は、何度でも子どもが勝手に遊ぶことが可能となる。

    6.大くじ引き大会

     夏といえば夏祭り。夏祭りといえば、くじである。
     しかしながら、このくじというのは、とんと当たった試しがないのである。

     ところが、この遊び「大くじ引き大会」では、そんな心配は無用である。何せ、家にあるものが賞品なのであるから。

     遊び方はこうである。

     まず、家中にある目ぼしいものを20個ほどかき集める。ぬいぐるみ、本、おもちゃなど、本当に何でもよいのである。うれしい賞品(ゲーム機など)や、どうでもいいハズレの商品(リモコンなど)を混ぜておくと面白くなる。

     次に、それらに対応する番号札を画用紙などで2セットつくるのである。1セットは賞品にセロハンテープなどで貼り付け、もう1セットは適当な箱の中に入れ、これをくじ箱とする。

     こうして、親と子どもで交互にくじを引きあうのだ。

     もちろん、元々、家にあるものなので自分のものになるわけではないのであるが、やっぱり、いいものが当たると盛り上がる。

     逆に、へんなもの(パパの眼鏡など)が当たっても、やっぱり盛り上がるのである。

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    並べられたくじの賞品たち

    7.泡ぶろ遊び

     さて、これまでの6つは、ほとんど親のエネルギーを使用しない遊びであった。ここからは多少のエネルギーが必要となる遊びであるので、ご注意いただきたい。

     この夏の時期におすすめなのが、「泡ぶろ遊び」である。ドラッグストアなどで泡ぶろのもとが売っているため、これで泡ぶろをつくり、日中から、一緒にお風呂に入ってしまうのである。

     コツは、ぬるま湯くらいの温度とし長時間の遊びに耐えられるようにすることと、泡を増やすため、シャワーを使ってお湯を張ることである。

     泡ぶろが完成すれば、そのなかにおままごとの道具、水鉄砲、ボールなどを放り込む。さらに、シャボン玉なんかも用意すると、より楽しくなる。

     この遊びは、子どもが夢中になってしまうので、2時間くらいは風呂に入ることを念頭に行う必要がある。ときおり、足で湯舟をかき混ぜ泡を復活させることや、水分補給を行うことにも注意いただきたい。

     あがるころには、自分の指のシワシワ具合に絶望すること間違いなしである。

    8.パフェづくり

     子どもと一緒に「パフェづくり」をやる遊びである。パフェといっても、簡単なものであれば、そんなに難しくなく作ることができるのである。

     用意するのは、

     ・少し大きめのコップ
     ・果物(イチゴがベスト。バナナや缶詰のミカンでも可。)
     ・ホイップクリーム(必ず絞るだけのものを買う)
     ・チョコフレーク
     ・パフェの最上段に乗せるお菓子(ピコラ、トッポ、キノコの山など)
     ・バニラアイス

     などである。

     果物だけは、親が切ってあげる必要があるが、あとは子どもと一緒に材料をコップのなかに敷き詰めていくだけである。

     一例として、

     チョコフレーク→ホイップクリーム→バニラアイス→果物→ホイップクリーム→果物→ホイップクリーム→お菓子

     の順でのせていくと完成する。

     作って楽しい&食べて美味しいと、準備・片付け以外は良いことづくめの遊びとなる。

     なお、この遊びは、妻にも大変喜ばれたものである(彼女は、この遊びの「最終盤」から参加する。)。

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    作成例

    9.お洋服づくり

     最後は、「お洋服づくり」である。
     だが、無論、パフェのように実物をつくるわけではない。

     コロナ禍において、私たちは段ボールを多く持っていた。そうして無限にあった段ボールを使って、洋服を作っていたのである。

     当時は、「あつ森」全盛期の時代であり、あのゲームと同じように、様々な服、クツ、ズボン、スカート、ステッキなどをつくり、組み合わせて遊んだのである。

     段ボールを切る作業は、不器用ながらも私が適当に切り抜き、絵や色塗りを娘に行ってもらった。

     途中から、お金も作成することになり、結構大変な作業となっていったが、一度完成すると、思い入れもあり、何度も繰り返し遊んだのである。

     発展形として、パン屋さんバージョンも作ったり、段ボールの「バス停」をつくって、家中に交通網を敷き巡らせる遊びも行った。段ボールさまさまである。

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    段ボールの洋服たち


     以上、9つの「おうち遊び」を紹介させていただいた。まだまだ、いろんな遊びをやっていたような気もするので、気が向いたら追加しようと思う。

     この頃は、本当にいつも疲れていて、いつも眠たかった。それでも、今思えば、子どもと楽しく遊べていた、かけがえのない時間だったのである。

     おそらく、今、小学校高学年の娘にどれかをやろうと言っても、もう遊んではくれないだろう。子どもの成長を嬉しくも思い、寂しくも思うのだ。

     とはいえ、将来的に、娘は私の看病(介護)をする可能性もゼロではないわけであるから、たまには、練習と思って「看病ごっこ」くらいは付き合ってほしいものである。

     
     
     
    40歳前後の国家公務員。小役人の日常や子どもの頃の出来事など、実話をもとにしたエッセイを書いています。

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