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「これからの人生でやりたくないことリスト」を作り、1つずつ塗りつぶしていく

書店に行くと、
「50代から始める、やりたいことリスト100」
「人生後半戦、夢を叶える方法」
といった前向きな本がズラリと並んでいます。

でも、いざノートを開いて「やりたいこと」を書こうとしてみるけれど……

  • 海外旅行に行きたい(→お金も体力もないしな……)

  • 新しい資格を取りたい(→今さら勉強する気にもなれないな……)

  • 丁寧な暮らしをしたい(→毎日の家事で手一杯だよ……)

結局、ペンが止まり、「私にはやりたいことすら無いんだ」と余計に落ち込んでしまう。
そんな経験はありませんか?

断言します。
50代の私たちに「やりたいことリスト」なんて不要です。

人生の前半戦で、私たちは十分すぎるほど義務や目標を果たしてきました。 これからの人生後半戦に必要なのは、足し算(夢を追加すること)ではなく、引き算(嫌なことを削ぎ落とすこと)です。
今すぐノートを開いて、「これからの人生でやりたくないことリスト」を作りましょう。

無理な目標を追うのをやめ、やりたくないことを徹底的に排除していくことこそが、最も省エネで確実に幸せになれる方法です。


「やりたくないことリスト」の書き方ルール

用意するのは、そこいらへんにあるノートとペン1本だけです。

「こんなこと書いていいのかな?」
という道徳心や遠慮は一切捨ててください。

誰に見せるものでもありません。
あなたの本音を、毒気たっぷりに吐き出すのがルールです。

例えば、こんな風に書いていきます。

  • 家事・生活編

    • アイロンがけを二度としたくない。

    • 気の乗らない夕飯の手作り(惣菜や冷凍食品で済ませたい)。

    • 年末の大掃除で無理をして腰を痛めたくない。

  • 人間関係編

    • マウンティングしてくる昔の友人とお茶をしたくない。

    • 親戚の集まりで「気遣う良い嫁」を演じたくない。

    • グループLINEのどうでもいい雑談に付き合いたくない。

  • 生き方・思考編

    • 「キラキラした50代」を目指して努力したくない。

    • 自分の体型やシワに対して、いちいち落ち込みたくない。

    • 老後の心配ばかりして、今の暮らしをケチケチしたくない。

どうでしょうか?
書き出しているだけで、胸の奥がつかえていたものがスッと降りて、スカッとした気分になりませんか?

「やりたくないこと」を辞めるための実験

リストに15個〜20個ほど書けたら、その中から「今すぐ(あるいは今週中に)辞められそうなもの」を1つだけ選んでみてください。

例えば、「アイロンがけを二度としたくない」を選んだとしましょう。

明日から、アイロンが必要な服を買うのを一切やめます。
夫のシャツもノーアイロンシャツに買い替えるか、クリーニングに出す。
そして、ノートの「アイロンがけを二度としたくない」という文字の上に、赤ペンで太く線を引いて塗りつぶすのです。

この「塗りつぶす作業」が、たまらなく快感です。
自分の力で、自分の人生から「嫌なこと」を1つ永久追放できた瞬間です。

引き算の先にある「本当の自由」

世間は私たちに、
「50代になっても輝き続けろ」
「新しいことに挑戦しろ」
と、無責任なプレッシャーをかけてきます。

でも、重い荷物をたくさん背負ったままでは、新しい一歩なんて踏み出せるはずがありません。

まずやるべきは、リュックサックの中に入っている「他人の期待」「世間の目」「長年の義理」「無駄な家事」という重りを、一つずつ投げ捨てることです。

1本ずつ「やりたくないこと」を消去していくと、リュックサックがどんどん軽くなっていきます。

そして、不必要な嫌なことが全て削ぎ落とされた時、そこにはスカスカになった「空白の時間と心」が残ります。

その空白が生まれて初めて、人は
「あ、ちょっとお散歩でもしてみようかな」
「甘いものでも食べに行こうかな」
と、自然で省エネな「やってみたいこと」が湧き上がってくるのです。

これからは引き算の人生を

人生の後半戦を面白がるための最短ルートは、何かを足すことではなく、「嫌なことを徹底的にやめること」です。

「やりたくないことリスト」は、あなたを不必要なストレスから守るための「最強の盾」になります。

今夜、ノートを1冊開いて、あなたがずっと我慢してきた「本当はもうやりたくないこと」を、思いつくままに書き出してみてください。

赤ペンでその項目を1つ塗りつぶすたびに、あなたの人生は確実に、軽やかで自由なものへと変わっていきますよ。

※TOP画像には、noouchiさんのイラストをお借りしました。


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