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【男の料理はダメですか?】パパの料理は、家族の景色になる

    男の料理って聞くと、どんなイメージですか。

    大胆。
    大雑把。
    妙に道具にこだわる。
    片付けが大変。

    そして、なぜか少しドヤ顔。
    ……まぁ、わかります。

    たしかに、そういう人もいます。
    私も半分当たってる。
    でも少し不思議なんです。

    飲食店の料理人って男性が多いのに、

    『男性の料理人』には違和感がなくて、
    『男の料理』になると急にイメージが変わる。

    今日は、そんな話です。


    私は料理歴20年くらい。
    休みの日は、
    家族の3食を作ることも日常です。

    自慢がひとつあります。
    私が休みの日、子どもたちは聞いてきます。

    「パパ、今日のご飯なに?」

    これがうれしい。

    料理が好きというより、
    そのひと言が好きです。

    家族の中で自然に
    『作る人』として見られている感じ。

    その空気が、なんだか心地いい。

    得意料理はパスタです。
    最近はペペロンチーノ。

    オリーブオイルとにんにくの匂いだけで、
    だいたい満足しています。


    子どもたちにも聞いてみました。

    『パパの料理で何が好き?』 

    長女は言いました。
    「オムライス!」

    次女。
    「ミートドリア!」

    末っ子長男。
    「納豆!」
    ……。



    ちなみにママの料理でも。
    「納豆!」

    強いな、納豆。


    今回紹介するのは、月に1回くらい作る定番です。
    でも細かいレシピはありません。

    毎回ちょっと違うから。
    そうです。

    これが『男の料理』です。

    しかも3品。
    3日かけて作ります。

    えっ、意外?
    一発勝負の豪快料理じゃないの?

    そう思われがちですが、逆です。

    残ったものを活かして、
    次の日につなげて、
    また次のご飯になる。

    そういうのが好きなんです。


    1日目。
    豚バラブロックを切って鍋へ。

    まず下茹で。
    米のとぎ汁を使います。

    ちょっと面倒そうでしょ。
    でも、こういう一手間は嫌いじゃない。

    鍋から上がる湯気。
    肉の匂い。

    キッチンが
    少しだけ店っぽくなる瞬間があります。

    余分な脂を落として、
    大根を入れて、
    酒、みりん、だし、砂糖、酢、醤油。

    にんにくと生姜はチューブです。
    そこだけ急に手抜き。

    あとは圧力鍋に任せて待つ。

    その間に洗い物。
    鍋の音を聞きながらシンクを片付ける時間が、
    意外と好きです。

    完成。

    豚の角煮。

    湯気をまとった大根が、
    やたらおいしそうに見えます。

    子どもたちはこれが好きです。
    角煮にマヨネーズを少しかけて
    バーナーで炙ると、
    さらにテンション上がります。

    カロリーは

    …見えません。
    炙ると、たしか0カロリーです。

    でも本番はここから。
    余った煮汁。
    捨てません。

    冷蔵庫で一晩寝かす。
    翌朝、表面に固まった脂。

    ラードです。

    これも取っておきます。
    こういうのが楽しい。

    生活って、こういう小さい得した
    感じでできてる気がします。


    2日目。
    昨日の煮汁でご飯を炊きます。

    角煮の残り。
    冷凍にんじん&ごぼう。

    業スー優秀。最高!

    少し醤油を足して炊飯。
    炊き上がって蓋を開けると、
    湯気がふわっと上がる。

    その瞬間、だいたい成功です。

    完成。

    炊き込みご飯。

    前日の続きなのに別料理。
    昨日が今日に残っている感じ。

    このつながりが好きです。

    食卓って、毎日別に見えて
    ちゃんと続いてるんだなって思います。


    3日目。
    取っておいたラード。

    これでチャーハン。
    具材は先に炒めます。

    水分を飛ばしておく。
    するとパラパラになります。

    正確に言うと
    ……なる時もあります。
    ならない時もあります。

    チャーハンって、奥が深い。

    でもラードを使うと急に
    『それっぽい』

    この『それっぽさ』って結構大事です。

    完成。

    チャーハン。

    味付けはウェイパーと軽く塩コショウ。
    シンプルが一番。

    ウェイパー優秀。最高!

    食卓で子どもが黙って食べてると、
    だいたい成功です。

    そのあと急に
    「おかわりある?」

    その一言で、報われます。


    こうして3日。

    煮込んでる間に洗い物して、
    余ったものを次につなげる。

    これって、案外仕事と似ています。

    段取り。
    優先順位。
    効率。
    再利用。

    たぶん、
    段取りが好きな人ほど
    家事って向いてる気がします。

    なのに、やらない人も多い。
    少しもったいないなと思います。

    家事って、得意不得意じゃない。
    やるかどうか。

    最初から上手い人なんていません。

    ママだってそうだったはず。
    自分たちの母親だって。

    続けるうちに上手くなる。

    『おいしい』
    そう言われるとうれしい。

    だから、
    また作る。

    それだけです。
    でも、それで十分。

    家でパパが料理する。
    それを子どもが当たり前に思う。

    「パパ、今日のご飯なに?」

    そのひと言がある。
    それって、すごくいい景色です。

    完璧じゃなくていい。
    凝りすぎなくていい。
    少し雑でもいい。

    でも、ちゃんと関わっている。
    料理って、食べることだけじゃない。

    作ってるその時間ごと、
    家族の景色になる。
    だから私は思います。

    パパの料理って、
    家族にとって『ちょうどいい』。

    そんな景色が
    もっと増えたらいいなと思っています。

    男の料理はダメですか?

     
     
    3児のパパ|『うまくいかない』を整える切り取り方に着目。妻と3人の子どもとの日常から、関係性のズレや感情のモヤモヤを言語化。同じ出来事でも、切り取り方ひとつで『答え』の見え方が変わる。がんばりすぎない。でもちゃんと向き合う。『家族にとってちょうどいいパパ』をテーマに発信中

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