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トマトで乗り切る、この灼熱地獄


    何年か前、トマトのおかげで乗り切れた夏があったなあ。あまりの暑さに呼吸さえやっとというとき、食欲がなくてもトマトなら食べられた。オリーブオイルと、あったら粉チーズをかける。ほおばると、青臭さはあるけれど、口の中に清涼感が広がる。
    火を使わなくて切るだけでいいというのも、夏の天使だ。

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    トマトの名前を始めて意識したのは桃太郎。それまでトマトはトマトだった。その桃太郎がずっしりしていて甘かった。

    今は何十種類もトマトがある。少し大きなスーパーに行くと棚一つがすべてトマト。サイズは大中小、色は赤、ピンク、黄色、オレンジ、紫、グリーンと、ずらり並んでいる。値段も千差万別。
    お高いけれど、フルーツトマトは甘みが凝縮されていてうまい! 
    5色のプチトマトはきれいで、誕生パーティーやお客さんを呼んだ時に活躍してくれる。

    いつもはサラダや、ただ切って出すことが多いけれど、和風テイストにもする。

    タイトル写真のだしびたしはさっぱりして夏にいい。
    トマトは湯むきして皮をむく。箸で食べやすいように、深めに4つ割りの切れ目を入れる(最後までは切らない)。だし汁に浸して冷やす。食べる前に刻んだシソをこんもり盛る。
    それだけだけど、ちょっと目先が変わって改まる。
    汁は薄めの味噌汁を冷やしてもいいし、好みで麺つゆを入れても。

    あるいは大きめのトマトを薄くスライスして、玉ねぎのみじん切りをかけ、ごま油としょうゆに少しお酢を入れたドレッシングをかける。

    素麺と一緒にゆでた豚しゃぶに、麺つゆにざく切りしたトマトを入れてつけ汁にしてもいい。素麺だけより格段にボリュームと栄養アップ。豚肉のビタミンBで夏バテ防止メニュー。

    トマトは、炒めても焼いても煮てもおいしいけれど、夏はつい、生で食べてしまう。
    体を程よく冷やしてくれる。
    あの赤い色の素・リコピンという栄養成分に強い抗酸化作用があって、老化防止になる。オイルと採ると効果アップだそうだ。貧血予防にいい葉酸も豊富だし、もちろんビタミンCもバッチリ。
    クエン酸も含まれているので、食欲増進になるというのも納得。

    買ったトマトにまだ青みがあったら、冷蔵庫に入れないで追熟させると、甘みも栄養分も増す。
    干してドライトマトにすると、ますます甘くなる。

    プチトマトはお弁当に大活躍。今年の短い夏休みが終わるとすぐにお弁当作りが始まる。暑い中、学校に通う子どもたちも大変だ。

    トマトを食べてこの夏を乗り切ろう!


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