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着物の下の内緒の話 (追記あります)

    着物を着ていると、小さな声で「下着、どうしているの?」と聞かれることがあります。女性からも、男性からも。

    今回はそんなお話。

    学生時代、男友達から聞かれたことがあります。
    「ねえねえ、浴衣ってさ、下は何にもつけてないってホント?」
    キラキラよりも、ギラギラ寄りの目でした。

    当時でも、素肌に直接は着ていませんでした。
    はっきりとは言いませんでしたが、
    「・・・ん~~、そんなことは、ないかな」

    「むいたら、裸!?」なんてことをつぶやいていた友人の夢を、あえなく打ち砕いたようです。

    今は、浴衣の下でも、もっとしっかり着ています。
    あら色気がありませんわね。失礼。

    着物でも、下着はつけます。

    昔はさらしを巻いていたようですが、今はそんなことはなく。

    和装のブラなるものがあります。
    それに肌襦袢か和装用のスリップ。
    長じゅばん。

    それから着物です。

    その前に補正用のパッドやタオルをつけることもありますが、色気がないので、割愛(もうすでに色気はありませんけどね)。

    着物をまとっても、ひもで結び、伊達締めを巻き、それから帯を締めます。

    20210911伊達締め (2)

    これは博多織の伊達締めです。

    帯を巻きながら、帯枕や帯揚げ、帯締めをつけていきます。

    20210624帯揚げ

    これは帯揚げ。

    20210624帯締め

    こちらは帯締め。

    ひとつずつ身につけて、キュッと帯締めを締めて、着付け終了でございます。


    かつては、女性は下着をつけていませんでした。

    1932(昭和7)年のデパート火災で変わったといわれています。

    12月、歳末大売り出しでにぎわっていた東京・日本橋にあった白木屋というデパートで火事が発生。クリスマスツリーを飾り付けていたら火花が飛び、玩具売り場であったため、大量のセルロイドおもちゃが燃えて、瞬く間に広がったそうです。

    白木屋は当時としては高層の7階建て。

    画像4

    (写真は「決定版昭和史6」より)

    上層階に吊りはしごをかけるも、すでにかなり火に巻かれていたそうです。
    ロープをたどって降りようとしたけれど、当時の女性は腰巻をつけていてもズロース(太ももまで覆うゆったりした下着)をつけていなかったために、恥じらって降りられなかった。

    という説が有名です。


    しかし、白木屋が責任逃れのために、そういう話を流布させたようです。
    5日後の都新聞に「婦人よ 如何なる時も ズロースを忘るな」という記事が出て、「下着をつけるように」という方向へ変わった(変えた)ようです。

    井上章一さんが詳細に調べています。

    命からがらの時に、それどころではなかった、と。

    今も「デパート火災が下着を普及させた」と一般的に知られていますが。


    いずれにせよ、この後で洋装や下着が広がったのでしょう。


    そういうわけで、着物でも今は残念ながら下着をつけていますのよ。

    でも、かすかな希望?としまして、おへそを隠すような深いタイプではなく、ビキニタイプ、です。
    Tバックの方もいらっしゃるようです。ラインが出ないように。

    幻想をこわしましたでしょうか?

    ごめんなさい(特に殿方)。
    でもね、今も下着を身につけていない女性もいると思いますよ。うふふ。


    【追記】着物を日常的に来ているみおいちさんのコメントから。

    湯文字というものを身につけて、下着をつけない人もいるとのこと。湯文字はこれです(写真はゑり正ホームページより)。

    20210911湯文字 (2)


    この話、3児のパパさんにコメントしたことから思いつきました。

    私の盟友・みおいちさんをいじっています。お二人は相思相愛ですね💖

    読んでいただき、ありがとうございました。
    いつもとはずいぶん違った内容になってしまいました。
    おほほ、お許しを。

    ※イラストは洵さんからお借りしました。ありがとうございます。

    ありがとうございます


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