
「支払遅延」を軽く考えている人の末路
20代の知人が「クレカ払いやツケ払いの代金は「支払期日経過後2ヶ月以内(訴訟勧告つき督促状に記された支払期日)に払えばセーフでしょ♪」と言うのを聞いて眩暈がした。この浅はかな若者にそれがなぜ間違っているかをどうやって理解させようか…と頭を抱えてしまった…あまりにも金融リテラシーがなさすぎてゾッとする。
「周りはみんなそうしている」「ブラックリストには載らない」などと安易に延滞を繰り返している間に個人信用情報に深い傷がつき、気づいた時には新たなスマホローンやクレカの申請が通らなくなっている。下手をすればリアルに訴訟沙汰になって最悪前科がつくことをわかっていない。
そうなったらスマホの分割払いやクレジットカードの発行ができなくなる。信用情報機関に大きく傷がつけば、その後安定した収入を得て普通ならローンが通りやすい状況になっても、その「傷」が原因で住宅ローン、車のローン、住宅の賃貸契約審査にまったく通らない可能性は高い。
言い換えれば、「支払期日経過後2ヶ月以内に払えばセーフでしょ♪」と支払遅延を起こしたツケを忘れた頃に払う羽目になって青くなってもすでに遅しということだ。その時過去の自分の浅はかさや若気の至りを悔やんでも手遅れなのだ。
それが支払遅延の怖さを知らない人の末路だが、私がそれを説明しても「ふふん」と鼻で笑って聞き入れない若い人は多い。そうなるともうこちらができる助言やサポートはないので手を引くが、その度に脱力して無力感を覚えるのが常だ。
そのような場面に遭遇する度に子どもの頃からしっかり金銭教育を行う必要性を強く感じる。
近年ようやく学校で金銭教育を行うようになったがそれでは足りない。家庭でも親や祖父母が子どもに最低限の金銭教育をしなければダメだ。
でも、実は金銭教育を受けてこなかった親や祖父母世代にこそ金融リテラシーがない人が多いので、まずは大人が金融教育を受けて金融リテラシーを高める必要があるかもしれない。
とはいえ、大人が営利なしで楽しく金融教育を受けられるYouTubeチャンネル(「リベ大」など)があっても金融リテラシーの必要性を感じない人はわざわざ観ないだろうし、そういう親を持つ子どもは家庭で金融リテラシーを身につける機会はないだろうし…
うーん…悩ましい。せめて私の話に少しでも耳を傾けてくれる人に向けて地道に支払遅延の怖さや金融リテラシーを持つことの大切さを伝えるしかないか…