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デヴィット・リースマン「孤独な群衆」と「マイ・フェア・レディ」

    私が高校時代、
    エーリヒ・フロムの「自由からの逃走」、

    オルテガ・イ・ガセットの「大衆の反逆」、

    エミール・デュルケームの「自殺論」

    イワン・イリイチの「脱学校の社会」

    と共に、
    たいへんな感化を受けた、
    社会学書ベスト5のひとつです。


    「社会的性格」論の古典です。

    その社会において優勢な性格についての考察。

    リースマンは、まずは中世までの伝統主義的社会のおける人間を、「外部指向型性格」と呼びます。

    自分の行動する規範は、自分の所属する社会制度・システムの側にある。それは基本的には容易には変化していかない。

    ところがルネサンスを迎えた頃から変化が起こる。

    個人としての人間の覚醒が始まり、宗教改革、産業革命、政治革命などの中で、社会流動化、多様性、階級闘争も激しくなる。

    こうなると、それぞれの人は自分の内側に「ジャイロスコープ(羅針盤)」を持ち、それに従って行動するようになる。

    これを「内部指向型」と呼ぶ。

    しかし、高度に資本主義化した情報社会に突入した20世紀においては、その時に、その状況下で他者にどう評価されるかが規範となる。

    これを「他者指向型」

    と呼ぶ。

    これ、こうして厳密に定義を聞いておかないと、取り違える危険がすごくあるわけですね。

    こうした他者指向型社会が、「自由」の中で、主体的な決断をしていく孤独に耐えられず、ポピュリズムと親和的で、ファシズム的な権威を待望する方向に向かいやすいことを示唆する点で、リースマンとオルテガとフロムの認識には共通項があります。

    イリイチの脱学校論も「制度化された権威」を求めることがいかに骨絡みであるかという問題提起ですから、この3人の業績の発展形という側面を持ちますね。

    まさに今の日本において再度熟読されるべき著作群であることは間違いありません。


    さて、ここ2.3日のXのトレンドが、この新聞読者投稿への反応です。

    ゲーム禁止家庭の子育て、うちの実家もこれでした。弟はカードダスもサンエックスのエスパークスも買ってもらえずかわいそうだった。だからいまシール交換やお菓子交換が子どもの習い事の終わりに流行ってたら、本人に「ほしい?」と聞いて、お店で選ばせて買うようにしてます。マンガもゲームも買う。 pic.twitter.com/oAQn9jHl99

    — 藤井セイラ (@cobta) June 23, 2026

    私が自分のTLに流れてくるポストを読んだ範囲では、「ゲームを媒介として友達とつながりたかった機会をむしろ奪っており、社会性の成長をむしろ阻害している」といった批判が多かったですね。

    「ゲームは有害だから」
    「依存症になったら大変だから」
    そういう意見はよく聞くけれど、論文読み漁ったり、入念に調べてるケースは滅多に聞かない。

    大体、誰がどういう根拠で言い出したかも分からない理屈を引用してきて、それを禁止の理由にしている。

    — 村田@元被虐児童 (@DYdZZP59VT2LSgG) June 22, 2026

    あ。たぶん、それ。実際の子供を見てだと思う。

    ハマると四六時中やろうとして他のことしなくなるんだよ。
    本当はゲームだけじゃなく色々な物事を多方面で経験すべき年頃なのにそれじゃいけないと、自他の子供を見て親がそう判断してるだけっていう。

    — 望月鏡 (@mochidukikagami) June 23, 2026

    結局、個々の具体的状況見ないと何も判断できない。
    同じ音楽のレッスンでも、親が自分の夢を押し付けようと強制するのと、子どもが自分からやりたがるのはっまるで違う。
    更に、最初は親の求めにしぶしぶでも、本人にとって面白くなることも。
    ただしクラシックギターがエレキギターに代わる、とか。

    — 阿世賀浩一郎@6/28 講演会 YOASOBIと「推しの子」と「マクロスF」久留米石橋文化ホール (@kasega1960) June 23, 2026

    そこは「尊敬する親」がめちゃくちゃカッコよくクラシックギター弾くと誘導できるんですよ(笑。

    ケースbyケースとは言っても子供の心は純粋なので。

    — 望月鏡 (@mochidukikagami) June 23, 2026

    なんというか。
    「ゲームを買い与えない」という、その時点で子供をペットのように扱ってたり。
    「ゲームをさせない」ために子供を無理やり操作するというのがまるで物の扱いで。

    育児が下手な人ほど、子供にも「気持ち」や「心」があることを理解してなくて、件のような事例が生じてしまうという。

    — 望月鏡 (@mochidukikagami) June 23, 2026

    自分もゲームは好きでソシャゲとかやってるけど、それ以外も沢山面白いことがあるのに。

    今の親って教え下手な印象ありますよね。
    うちは祖父母や親戚も含めてみんな個々に色々な遊びを教えてくれたのに……。

    — 望月鏡 (@mochidukikagami) June 23, 2026

    育児というのが、How toと思い込まれてるといいますか。
    確かに、生身の人間は「操作」できない。
    相手の反応に当惑させられる。
    どういう戸惑い自体を、スリリングな「ゲーム」感覚で楽しめて楽しめてこその人生かと。

    — 阿世賀浩一郎@6/28 講演会 YOASOBIと「推しの子」と「マクロスF」久留米石橋文化ホール (@kasega1960) June 23, 2026

    人生自体を「ゲーム」として楽しめない人間が、ゲームを警戒するだけかと。

    — 阿世賀浩一郎@6/28 講演会 YOASOBIと「推しの子」と「マクロスF」久留米石橋文化ホール (@kasega1960) June 23, 2026

    実はできるんですけどね、操作。
    児童心理学を熟知してると。

    自分が「一般的じゃないほうのロリコン」で、児童相談所から危険視される所以だったりするんですが。

    できるんですよ。
    『ハーメルンの笛吹き』みたいに。

    — 望月鏡 (@mochidukikagami) June 23, 2026

    実際やってみたらクソゲーだったりしますからねwww

    であれば他の道を──自分が楽しいと思えるものを子供に示すんですよ。
    自由に遊ばせてるフリをして放置しては「あれはダメ」「これもダメ」と言わないで。
    「おいで」「一緒にやろう」と手引きするのが子育てです。

    — 望月鏡 (@mochidukikagami) June 23, 2026

    やろうと思えばね。
    ただ、#ピグマリオン効果 への誘惑に下手に負けると、身を亡ぼす。
    恋愛だって、#イライザ を育てる #ヒギンズ教授 に、なろうと思えばなれるわけで。
    その反動は、時としてこあーい💦
    My Fair Lady "Show Me" Music Video https://t.co/MhLZcJTLLt @YouTubeより

    — 阿世賀浩一郎@6/28 講演会 YOASOBIと「推しの子」と「マクロスF」久留米石橋文化ホール (@kasega1960) June 23, 2026

    それが自分の娘とかだと可愛くなるわけですよ。

    ……っと、脱線しまくってるな。

    子供の成長っていうのは植物のそれに近くて、植物の場合は道を閉ざす(ダメ出しする)と目標は変えず2つの別ルートからそれを目指すことになるんですが……。
    人間はそこちょっと劣るんですよね。
    お先真っ暗で。

    — 望月鏡 (@mochidukikagami) June 23, 2026

    #ゴーレム効果 ありますね。上司や教師が部下や生徒に期待をかけないと成績が上がらない。この逆が #ピグマリオン効果 。彫像は愛されるあまり生身の美少女になります。下町の女の子は、良い教師のおかげで淑女に成長します。ギリシア神話が元ネタのショーの原作は、ミュージカルや映画になりました。 https://t.co/BY83bjP4nj pic.twitter.com/qSTp8xzoRB

    — 夕顔 U・Gaoゆうがお☆💛#。唱えよう魔法。ひふみよいなやむこと とおかみえみため (@TestBed_x) February 23, 2022
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