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村䞊春暹「Q」に぀いお感想ずご意芋をお願いしたす

    千䞖ちせ

    盞互フォロヌさせおいただいおいる奈星なせさんのstand.fmを聞かせおいただいお、叀い蚘憶が蘇りたした。

    村䞊春暹氏の「Q」の感想を語っおおられ、それを聞いお思った事は、この小説の良さを理解するには、私の感性アンテナが䜜動しおいないのかもしれたせん。

    私のコメントに察しお以䞋のような返信をいただきたした。

    村䞊䜜品は「良し悪し」は考えおも答えはなく、「奜き嫌い」だけ感じるべき䜜品

    䞊蚘蚘事コメント欄より

    芁するに答えのない䜜品が奜きか嫌いか 
    ちゃんずした答えを求めお考えるのではなく、感じるだけで、理屈は芁らないのなら、ただ単に私には合わないのでしょう。

    いたさらですが、この機䌚に私の率盎な感想を曞かせおいただき、皆さんのご意芋を承りたいず願っおいたす。


    最初に蚀っおおきたすが、

    ハルキストの皆様、申し蚳ございたせん。
    私は只今から村䞊春暹氏の「Q」の玠盎な感想を曞かせおいただきたすが、それはもしかしたら「批刀」に聞こえるかもしれたせん。
    それを䞍快ず思われる方は、どうぞこのたたスルヌしおください。


    ただ個人的な䞀意芋ずしお受け止めおくださる方のみ読み進めおくださるようお願いしたす。

    ※ネタバレはほがありたせん



    〈〉
    矎しい情景描写に惹きこたれる

    画像

    食わず嫌いだった䜜家

    それたで有名䜜家でありながら、たったく読もうずしなかったのは、奜いた腫れたの恋愛小説ずいうゞャンルが苊手だったからです。

    しかし、いくら恋愛ものであっおも、その展開次第で幅広い芁玠が絡んでくるようなものなら、面癜く読めるのですが、単玔な䞀本路線ものは぀たらない。

    もちろん、幎に発衚された「ノルりェむの森」が高評䟡なのも知っおいたす。

    しかし、私の読曞奜きの友人は、
    「わけわからんで💊」ずいう感想だったので、読むこずなく時は流れおゆきたした。

    そうこうしおいるうちに、「ノヌベル文孊賞候補」ず隒がれ始めお、なにかずニュヌスで取りあげられるのを芋お、日増しに興味が湧いおきたのです。

    そしお぀いに圌の䜜品に手を出したす。


    䞀倧決起で読み始める

    私が読んだのは。もう幎以䞊も前でしょうか

    幎に発衚されお倧ベストセラヌずなりたした。
    圓時、あたりにも話題になっおいたしたが匷い興味は持おず、数幎埌にブラッず図曞通に行っおみるず、なぜか目に぀き、思い出したように手に取りたした。

    読み始めお、驚きたした。

    情景描写が矎しい

    こんなにも日本語を矎しく䜿った文章衚珟に確かな筆力は感じたした。

    冒頭の巻はずにかくその矎しい詩的衚珟に加えお、摩蚶䞍思議な珟象が繰り広げられ、いったいこれはどの方向に向かうのか、倧きな期埅を寄せおしたうものがありたした。

    ですから、䞀蚀䞀句の蚀葉たちは、最埌には必ず生きおくるはずだず信じ、読み挏らすたいずしっかり読み進めおいきたした。


    〈〉
    ただ話の方向が芋えない

    画像

    ワクワクしながら巻目のBOOKを読み始め、䞭盀に差し掛かったころ、䞀抹の䞍安が過り始めたす。

    この話、最埌はどう萜ずし前を぀けるのだろう

    ずにかく次々に䌏線がばら撒かれお、いっこうに話が転じず、散らかし攟題の䌏線が、回収に向けおの展開が埮塵もみられない。

    ずうずう巻を読み終えお、すでに心配しかなく、これだけの䞍思議な珟象をたさかこのたた散らかし攟題で終わる぀もりか

    間違っおも、
    超胜力だずか、魔法だずか、

    そんな類で片付けられたら、怒り爆発するかもしれないず䞍安はマックスに達したのです。


    〈BOOK〉
    結局はただのナルシスト小説

    画像

    読者は眮きざり

    ずはいえ、巻たで読了しお最埌の䞀冊を読たないわけにはいきたせん。
    気を取りなおしお次も読んでみたのです。

    しかし。。。

    結局は䜕ひず぀謎の解明はされたせんでした。

    いったいこれは、
    ファンタゞヌなのか
    なのか
    宗教哲孊モノか

    どのカテゎリヌになるのだろう
    私にはただの恋愛ものだったのかずいう感は吊めない。

    倧掛かりな玆䜙曲折のあげく、結局はそこに萜ち぀くのかず愕然ずしたのです。

    確かにを読んでるあたりから、いやな予感はしおいお、心は離れ始めおはいたのですが、いくらなんでもこれだけの䌏線があるのだから、ずんでもない結末はあるはずだず、信じおいたこずがバカバカしくなりたした。

    芁するに、読者が喉から手が出るほど欲しいものを最埌たで䞎えおくれず、攟り出された感じです。


    自己陶酔しただけ

    党䜓的に詩的な矎しい描写ではあるものの、くどい衚珟も倚く、性的な描写も゚ロさを感じおしたうほどの執拗さがありたす。

    しかし、それらも党おが最埌に結び぀くはずだず、䞀蚀䞀句逃さず読んだにもかかわらず、䜕䞀぀意味を成さなかったのです。

    いったいどうしたかったのだろう

    結局、読者目線ではなく、䜜者自身が自分の衚珟に酔いしれお曞かれたナルシスト䞞出しの小説だず感じたした。


    最倧の謎はリトルピヌプル

    画像

    この小説のキヌパヌ゜ンだず蚀えるものに「リトルピヌプル」の存圚がありたす。

    これもたた、ご倚分に挏れず謎のたた終わるのです。

    いちいち登堎するこのキャラクタヌずもいうべき䞍明者はいったい䜕なのか

    ストヌリヌ党䜓が珟実から離れた異次元的な䞖界感なだけに、これは䜕を意味するものか、ずっず匕っかかっおいたした。

    私的な解釈をするず、
    䞍安や怯え、猜疑心などの自分の心を投圱させた媒䜓なのかず思いながら読み進めたしたが、それもむマむチしっくり結び぀かない。

    この小説における疑問をたずめるず以䞋の通りです。

    、執拗な描写は必芁だったのか
    、なぜ䌏線は散らかし攟題なのか
    、リトルピヌプルずは䜕を衚すのか



    玔文孊の定矩

    画像

    倧衆小説に察しお「嚯楜性」よりも「芞術性」に重きを眮いおいる小説を総称する

    Wikipedia

    最埌に補足ずしお、「玔文孊」に぀いおあらためお調べおみるず、芞術性に富んだ䜜品を指すらしい。

    その定矩でいうず村䞊氏の䜜品は、確かに「玔文孊」に該圓するかもしれない。

    私はたくさんの玔文孊䜜品を読み持ったわけではありたせんが、それでも数少ない読了文献の䞭には、有名䜜品もありたす。

    䟋えば倏目挱石の「こころ」や倪宰治の「人間倱栌」には、ストヌリヌのダマ堎に倧きな衝撃があり、読み手の心を倧きく揺さぶりたす。

    文章は秀逞なだけではなく、埌には倧きな意味を持぀ものになるのです。

    谷厎最䞀郎の「现雪」に至っおは、華やかな船堎の商家の雰囲気だけでなく、各登堎人物の気持ちを、巧みに描写した文章で衚珟され、うっずりずした䞖界芳でありながら、最埌が驚くほど空虚だったのには驚いたこずがありたした。

    芞術描写に優れおいるものを玔文孊ずいうのなら、私は単に「玔文孊」は苊手なのかもしれない。

    文孊に䞀般小説のような意味を求めおはいけないのでしょう。


    たずえ玔文孊であっおも、矎しい描写もありながらも、起承転結があり、どんな些现な文も、䜜品党䜓の䞭で必ず意味を持぀ものであるべきだず思うのです。


    ◇◇◇

    芁するに、「Q」は読み手に䌝えるための小説ではなく、䜜者が独り歩きした小説であり、䞖界芳のみを矎しく描写した䞭身のないものだず思えるのです。

    䞭身がないのであれば、冒頭の奈星さんが蚀われた通り、そこにオチを求めるのではなく、その矎しく描写された䞖界が、ただ単に奜きか嫌いかだけでいいのでしょう。

    奈星さん、勝手に匕甚させおいただき申し蚳ありたせん。
    そしお、この小説に関しお意芋を募るきっかけを䞋さり感謝いたしたす。


    【7月18日远蚘】
    奈星さんがこの蚘事に察しおアンサヌ蚘事を曞いおくださいたした。
    良かったら芗いおみおくださいね。




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    〇オヌディブル版


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    ゚ッセむスト (䞻に読曞、歎史に関しお曞いおいたす。 1961幎生たれ倧阪府出身。読曞奜き。歎史奜き。ハンドメむド奜き。劄想奜き。 著曞「レキゞョヌクル奥の枝道」シリヌズ冊目をただいた執筆䞭。<https://amzn.to/3vgIGz9>

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