
続・SNSで見える距離感 〜見えていたのは、ほんの一部分だった〜
以前、「SNSで見えてしまう距離」という記事を書いた。
あの頃の私は、作品そのものよりも、アーティストとカメラマンの関係ばかりが気になってしまって、なんだか素直に応援できなくなっていた。
その後、またライブに行く機会があって、そこで初めてそのカメラマンの方とお話しすることができた。
実際に会ってみると、穏やかな雰囲気の方だった。それに、自然と周りを和ませるようなチャーミングさもあって、初めて話したとは思えないくらい親しみやすかった。
凛とした美しさがあるのに、お話も上手で、相手との距離を縮めるのがすごく自然だった。コミュニケーション能力の高い方なんだなと感じて、自分が勝手に抱いていたイメージとの違いに驚いたし、同時に「素敵な方だな」と素直に思った。
やっぱり、人って会ってみないと分からない。
そんな当たり前のことを、改めて実感した出来事だった。
その後も、お二人はSNSで楽しそうな様子を発信している。前の私なら、そのたびにちょっと複雑な気持ちになっていたと思う。でも今は、不思議なくらい穏やかな気持ちで見られるようになった。
推しが大切に思っている人なら、その人もきっと素敵な人なんだろう。そう思えるようになったのは、自分でも少し意外だった。
アーティストである前に、一人の人間として幸せでいてほしい。今は、その気持ちのほうがずっと大きい。
もちろん、ライブという場では、見る人によって受け取り方が分かれそうな場面もあると思う。ファンだからこそ、ちょっと戸惑ってしまうことがあるのも事実だ。
でも、それをどう受け止めて、どう表現するかは、それぞれの立場や考え方次第なんだろう。
前の私は、自分に見えている景色だけで、相手のことまで分かった気になっていたのかもしれない。
今回、その景色が少し変わったことで、人に対する印象も、自分の気持ちも、こんなに変わるものなんだと知った。
あの記事を書いた自分がいたからこそ、今の自分の変化にも気づけたんだと思う。
これからも作品を楽しみながら、お二人のことを温かく応援していきたい。