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Google Vids動画生成刷新・Gemini Notebook改称・国産フィジカルAI始動・Blender 5.2 LTS登場【Creative AI Digest No.122 2026.07.17】

    おはようございます。AI Visual ArtistのCHIHIROです。
    今朝は、クリエイティブ制作の現場に直結する動きが揃いました。GoogleがVidsに「Gemini Omni」と「パーソナルアバター」を投入し、動画制作の入り口をぐっと下げてきました。NotebookLMは「Gemini Notebook」へ改称、日本ではNVIDIAと国産44社の共同出資による大型AI基盤「FRONTia」が本格始動。3D統合環境Blenderも5.2 LTSがリリースされ、物理演算まわりが刷新されています。動画・3D・アバター、そして国産基盤まで、朝から情報の熱量が高い一日ですね。
    本日は主役4件、ほかに気になる動きを6件お届けします。


    Podcast



    Google Vidsが「Gemini Omni」とパーソナルアバターで動画制作を刷新

    Googleは、動画制作ツールGoogle Vidsに2つの大型アップデートを投入しました。1つ目は「Gemini Omni」の統合で、テキスト・画像・音声・動画のマルチモーダル入力から、Vids内で直接動画を生成・編集できるようになります。2つ目が「パーソナルアバター」機能で、自分の顔と声を学習させたAIアバターを動画に登場させられる仕組みです。台本を入力すれば、自分が話しているような動画を撮影なしで生成できます。Workspaceユーザー向けに順次展開されており、社内トレーニング動画、営業ピッチ、SNS用ショート動画といった用途を想定。従来のVidsが「テンプレ+素材差し替え」型だったのに対し、生成AIをコアに据えた作り直しに近い進化です。

    【実務への示唆】

    パーソナルアバターの登場は、動画クリエイターにとって二つの意味で刺さります。一つは「自分の分身」を作業に組み込めること。毎回カメラの前に立たなくても、台本さえ渡せば喋ってくれる存在が、Workspaceの中に住んでいる状態になる。もう一つは、クライアント側が自分たちで動画を量産できてしまう時代がいよいよ現実になる、ということ。ここで問われるのは「アバターで代替できない部分は何か」。演出、脚本、間の取り方、ブランドのトーン設計。撮って編集するだけの仕事は静かに削られていきますが、逆に「アバターに何を喋らせるか」「どう見せるか」の設計は価値が上がる。私自身、アバターを敵ではなく素材として扱えるかどうかが、これからの分岐点だと感じています。生成できる時代だからこそ、演出の腕が効く。そう考えると、少しワクワクしませんか。


    NotebookLMが「Gemini Notebook」へ改称、ネイティブコード機能を拡張

    Googleは、リサーチ支援ツールとして人気のNotebookLMを「Gemini Notebook」へ改称したことを発表しました。名称変更に加え、ネイティブなコード記述機能へのアクセスも拡張されます。これまでNotebookLMは、PDFやYouTube動画、ウェブサイトなど自分がアップロードした資料だけを根拠に回答する「ソース限定AI」として、リサーチャーやクリエイターに支持されてきました。今回のリブランドはGeminiブランドへの統合の一環で、機能面ではデータ分析・可視化・簡易的なスクリプト生成といったコード実行寄りの用途にも対応が広がる方向です。既存ユーザーのノート・ソースはそのまま引き継がれます。

    【実務への示唆】

    NotebookLMという名前、正直けっこう気に入っていたので少し寂しい気もします。ただ、Geminiブランドへ統合されたことで、今後の機能追加スピードが一段上がるはずで、そこは素直に嬉しい。私にとってNotebookLMは「資料の壁打ち相手」でした。企画書のドラフト、リファレンス動画の要約、クライアントから送られてきた大量の資料の整理。これらを一つのノートにまとめて質問できる体験は、今も他に代えがたい。そこにコード実行が加わるとなると、たとえば「アップした売上データからグラフを作って」「この画像リストから配色傾向を抽出して」といった、リサーチと軽い分析が地続きになる。クリエイターにとってのAIは、答えを出す機械というより、思考の外部化装置。名前が変わっても、その本質を維持してくれるなら、私はこれからも毎日開くと思います。


    経産省「FRONTia Project」始動、国産フィジカルAIにNVIDIA Rubin 27,500基

    経済産業省は、国産フィジカルAI向け基盤モデルを構築する「FRONTia Project」をスタートさせました。国内44社が共同出資するAI開発企業Noetraと産業技術総合研究所が中心となり、2030年までに「実世界ネイティブAI」の実現を目指します。計算基盤にはNVIDIAの次世代GPU「Rubin」を27,500基搭載する大規模構成が予定されており、キックオフイベントにはNVIDIAのジェンスン・フアンCEOと、革ジャン姿の赤沢経産大臣が登壇。同日、富士通は川崎重工・ファナック・安川電機と、NVIDIA技術を活用したロボット協調制御基盤の共同開発を発表しました。国産フィジカルAIが「点」から「面」へ動き始めた一日です。

    【実務への示唆】
    Rubin 27,500基という規模感、想像がつきますか。今、日本の産業がAIに対して本気で腰を据え始めた合図だと私は受け取っています。フィジカルAIというと工場ロボットの話に聞こえがちですが、視覚クリエイターにも他人事ではありません。ロボットが実世界を理解するために必要なのは、膨大な映像データと3Dシミュレーション。ここに関わる「合成データ生成」「3D環境デザイン」「モーション設計」といった領域は、まさに私たちの隣にある仕事です。海外モデルのラッパーで戦う時代から、国産基盤の上に日本発の表現を積む時代へ、少しずつ舵が切られている。革ジャンを羽織った大臣の絵は象徴的でしたが、絵面以上に大事なのは「4年後、どんな景色を作りたいか」という問い。私たちクリエイターの側でも、その景色を思い描いておきたいですね。


    Blender 5.2 LTS公開、XPBDソルバー採用で物理演算が刷新

    Blender Foundationは、無料の3D CG統合環境「Blender 5.2 LTS」を公開しました。LTS(長期サポート)版として、長期間のバグ修正と保守が保証されるバージョンです。目玉は物理演算の刷新で、新たにXPBD(Extended Position Based Dynamics)ソルバーを採用。従来より安定した挙動で、布・ロープ・柔らかい物体のシミュレーションが扱いやすくなりました。加えて、Cyclesレンダラーのパフォーマンス改善、ジオメトリノードの拡張、シーンリンカーの強化など多数の新機能が追加されています。前バージョン5.1と比べて改善点が非常に多く、実制作でも恩恵を感じやすい仕上がりです。Windows・macOS・Linuxに対応し、公式サイトから無料でダウンロードできます。

    【実務への示唆】
    BlenderがLTSで来る日は、毎回ちょっとしたお祭りです。XPBDソルバーの採用は、地味に見えて実は大きな話。布や紐、ジェル的な質感、髪の毛みたいな細い集合体。これまで「シミュレーションが暴れる」「フレームが飛ぶ」といった小さなストレスと戦いながら作ってきた領域が、ぐっと扱いやすくなるはずです。生成AIが2Dの表現を塗り替えている一方で、3Dはまだ「作り手の手の中にある」領域。だからこそ、Blenderのような無料の統合環境が着実に進化してくれることの意味は大きい。AI動画の背景として3Dシーンを組む、キャラクターのラフをBlenderで立ち上げて画像AIに渡す、といったハイブリッドワークフローも、このバージョンでさらに現実的になります。ダウンロードして触るだけで一日終わりそうな休日、久しぶりに歓迎したいですね。


    ほかに気になる今日の動き

    Google AI Modeが外部アプリと連携、検索から直接操作可能に

    GoogleのAI Modeで、対応する外部サービスをリンクして、検索画面から直接操作できるようになりました。質問応答から「タスク実行」へと役割を広げる、検索体験の再定義とも言えるアップデート。
    検索の中で作業が完結する、静かなパラダイムシフトを感じます。


    Cursorが全プランでAI使用上限を2倍に引き上げ
    AIコーディングエディタ「Cursor」が、全プランにおけるAIモデルの月間使用上限を2倍に増量。ヘビーユーザー・エージェント活用勢にとって朗報で、価格据え置きでの実質的な値下げに近い動きです。
    コード寄りツールですが、クリエイター側の自動化にも波及しそう。

    「Grok Build」がオープンソース化、SpaceXAIが利用制限もリセット

    SpaceXAIがAIコーディングエージェント「Grok Build」のソースコードをApache-2.0でGitHub公開。同時に全ユーザーの利用制限もリセットされ、実験的な検証がしやすい状態になりました。
    自作エージェントを組みたい人にとっては絶好の学習素材です。

    AI×ARスマートグラス「INMO GO3」が7月30日に日本上陸、99,800円

    イノモ日本が、双方向リアルタイム翻訳・AIテレプロンプター・マップナビゲーションを搭載したオールインワンAIスマートグラス「INMO GO3」を日本発売。10万円を切る価格帯は攻めた設定です。
    グラス系の「実用寄り価格」がここまで来たのは、素直に歓迎したい。

    MESON×博報堂DYHD、Vision Proでイマーシブビデオの「距離と近さ」を実験

    MESONと博報堂DYHDが、Apple Vision Proを用いたイマーシブビデオの撮影距離と心理的近さに関する共同研究の結果を公開。空間映像の演出設計に活きる、貴重な国内知見です。
    Vision Pro時代の「映像文法」を作る研究、追いかけていきたいですね。


    DJIが国内初のブランド体験スペースを二子玉川とレイクタウンにオープン

    DJIが7月18日より、東京・二子玉川の蔦屋家電+と埼玉・イオンレイクタウンkazeに、同社初のブランド体験スペースを同時オープン。ドローン・ジンバル・カメラ製品を実際に手に取って試せる場になります。
    「触って選ぶ」機会が国内でも増えるのは、映像クリエイターにとって嬉しい流れ。


    本日のダイジェストは以上です。
    Google Vidsの「パーソナルアバター」、皆さんならどんな用途に使ってみたいですか。自分の分身を仕事に組み込む選択、私はまだ少し悩みますが、想像を膨らませるのは楽しいテーマですね。

    📌 バックナンバーはこちらのマガジンでまとめて読めます。

    ※この記事はClaude(AI)が情報収集・執筆のサポートを行っています。
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    「ココロユサブル」をコンセプトに、感動をデザインするマルチクリエイター。 創作大賞2026 応募中 ▷『日々、御機嫌』和風ダークファンタジー連載小説(エンタメ原作部門) ▷『チンアナゴ先生の珍生相談』ショート動画(オールカテゴリ部門)

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