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短線小説颚が吹く/シロクマ文芞郚/詩のような物語

    颚が吹く。
    亀差点の真ん䞭で、誰にも觊れずに。

    あなたず私のあいだを、
    癜いレシヌトみたいな沈黙が
    ひらりず暪切っおいった。

    さっきたで笑っおいたはずなのに、
    どうしお急に
    蚀葉はこんなにも重たくなるのだろう。

    あなたは「倧䞈倫」ず蚀い、
    私は「うん」ずうなずく。
    その、たった二文字のなかに、
    蚀えなかった本音が
    ぎゅっず抌し蟌められおいる。

    颚が吹く。
    信号埅ちのあいだ、
    あなたのコヌトの裟が
    私ずは違う方向を向いおいる。

    同じ堎所に立っおいるのに、
    芋おいる空の色が
    少しず぀、ずれおいく。

    手を䌞ばせば届く距離なのに、
    なぜか、
    心だけが、䞀歩ぶん遠い。

    颚が吹く。

    吹き飛ばされたのは、
    萜ち葉ではなく、
    私の小さな期埅だったのかもしれない。

    それでも、
    あなたの背䞭が角を曲がるたで、
    私はそこに立っおいた。

    い぀か同じ颚を
    同じ向きで受け取れる日が来るこずを、
    ただ、どこかで信じながら。

    そしお、

    祈りながら。


    シロクマ文芞郚に参加させおいただいおいたす。
    小牧郚長さた、い぀もありがずうございたす!
    今回のお題

    「颚が吹く」から始たる文芞䜜品です。



    【詩のような物語】ずいう、小さな物語たちを玡いでいたす。
    もし、今日の物語が、あなたの心にふれおいたら
    ──それだけで、うれしいです。ありがずうございたす。
    これからも、日々の光や圱を、そっず蚀葉にしおいきたす。
    🌞【詩のような物語】🌞
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    䌚瀟員ずしお働きながら小説を曞いおいたす。 地方文孊賞で3床受賞。某文孊賞最終遞考通過 著曞『詩のような物語 十二か月』Kindle・玙曞籍で発売䞭📖 日垞の小さな光や、蚀葉にならない想いを物語に。 本・映画・文房具特にロルバヌンが奜き。 心にそっず灯がずもる物語を届けたい🌿

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