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短編小説|物語は、あなたの名前からはじまる/シロクマ文芸部/詩のような物語

    紫葉柚月(しば ゆづき)

    物語は、まだ誰の手にも触れられていない朝の霧のように、
    静かにその輪郭をひらいていく。

    道端の小さな影――落ち葉の上に座り込んだ孤独さえ、
    その一行の中では、あなたを主人公にしていく。

    聞こえてくるのは、遠くで灯る誰かの心音。
    「ここにいるよ」と語りかけるように、
    淡く揺れる文字たちが、ページの隅で呼吸をしている。

    物語は、今日もあなたの掌に降りてくる。
    泣いていた日も、笑っていた日も、
    ひとつ残らず抱きしめながら、
    静かに未来のほうへと背中を押してくれる。

    だから大丈夫。
    たとえページを閉じても、
    あなたが歩いた分だけ、続きはもう生まれている。

    物語はいつだって、あなたの名前で始まり、
    あなたを主人公にして、あなたの願いへと続いていくんだよ。



    シロクマ文芸部に参加させていただいています。
    小牧部長さま、いつもありがとうございます!
    今回のお題
    「物語」から始まる文芸作品です。



    【詩のような物語】という、小さな物語たちを紡いでいます。
    もし、今日の物語が、あなたの心にふれていたら
    ──それだけで、うれしいです。ありがとうございます。
    これからも、日々の光や影を、そっと言葉にしていきます。
    🌸【詩のような物語】🌸
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    小説に限らず、「書くこと」についてのマガジンを始めました。
    ✍️ このマガジンでは、書くことにまつわる小さな出来事や、創作の裏側を綴っていきます。
    あなたの「もう一度、書いてみたい」に、そっと寄り添えたらうれしいです。
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    ハッピーライティングマラソン#5、#14で
    本田健さんにオススメ記事にあげていただきました!
    ありがとうございます!!


     
     
     
    会社員として働きながら小説を書いています。 地方文学賞で3度受賞。某文学賞最終選考通過 著書『詩のような物語 十二か月』Kindle・紙書籍で発売中📖 日常の小さな光や、言葉にならない想いを物語に。 本・映画・文房具(特にロルバーン)が好き。 心にそっと灯がともる物語を届けたい🌿

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