エッセイ プレーリードック
小学校6年の時の担任の先生の話
1時間目の授業で教科書を1ページづつ生徒が音読していく 1ページ音読したら後ろに座っている生徒が次のページ
4人目の生徒がプレリードックと表記してある所をプレーリードックと読む
先生はもう一度最初からと言う
生徒が同じ所でつまずいてプレーリードックとまた読む
先生はもう一度と言う
生徒がまたつまずく
もう一度と言う
生徒の声が泣きそうになる
先生は皆んなは教えるな 自分で考えろと言った後 もう一度と言う
生徒はもう頭で考えれなくなり
それからもずっとプレーリードックと言う
先生もずっともう一度と言う
永遠と思える時間
1時間目の終了のチャイムが鳴る
先生はもう一度と言う
生徒はプレーリードックと言う
2時間目のチャイムが鳴る
もう一度と言う
プレーリードックと言う
3時間目のチャイムが鳴る
もう一度と言う
プレーリードックと言う
4時間目のチャイムが鳴る
もう一度と
プレーリードックと
給食のチャイムが鳴り
僕等は給食を食べる
先生もそのまま教室で給食を食べるので
誰も喋らず皆無言で給食を食べる
5時間目のチャイムが鳴った
先生は言う
もう一度
プレーリードック
6時間目の開始のチャイムが鳴り
先生はもう良いと言い
違う授業になった
こういう事が日常の1年間だった
当時僕等は田舎の純粋な子供で
疑う事も反抗する事も備わって無かった
親達も田舎の純粋な親達で 当時先生は絶対だった
今のようにネットも無く何が正しいのか 分からなかった
僕が同級生達に授業をボイコットしようよと言ったがみんなの反応は薄くそのまま何もせずに1年間過ごしていた