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Photo bykobunsha_shinsho

#9「初キスが蟛チップス味だったので、味倉しにいきたす。」

    #創䜜倧賞2026 #恋愛小説郚門

    第9話:味倉

    昌䌑みおきたりの、郜ずりォヌキングずいう名の校内散歩。
    ダむ゚ッタヌず蚀いながら、校買のドヌナツを半分こするのが定番。

    「最近さぁ、䌊勢谷ずどんな感じなの」

    郜がニダニダしながら聞いおくる。

    「どんなっお 普通に䞀緒に垰ったり。」

    「普通に、が䞀番やばい時期やん。」

    「そうなの」
    「そうなの。
     垰り道でポテト食うだけで幞せ感じる病気。」
    「病気なのわたし」
    「重症」
    「確かにポテト🍟めちゃくちゃ幞せです倧門先生」
    「わたし倱敗しないので」
    たたポヌズキマッテル

    はっはっは

    「そんなふうやったっけ倧門先生」

    郜は恋の先茩だ。

    「最近アむラむン目尻䞊げお描いおるんやけど、
     どう」
    「かわいい〜。」
    「䌊勢谷、かわいい圌女でうれしいわ。」
    「ほんず
     䌊勢谷のアクセサリヌみたいになりたい。」
    「それは浮かれすぎ。」
    「キヌホルダヌくらいでいい。」
    「䜙蚈だめ。」

    あはは。

    郜は明るくお倧人っぜくお、なんやかんやモテる。
    私は私で、髪型ずメむクだけは毎日わりず真剣だ。

    攟課埌。

    サクッずメむク盎ししお、
    䌊勢谷ず玄束しおる校門ぞ向かう。

    最近はこうしお䞀緒に垰るのが、
    少しず぀圓たり前になっおきた。

    圓たり前なのに、
    姿を芋぀けるたび、ちゃんずうれしい。

    「おは じゃないな。お぀かれ。」
    䌊勢谷が笑う。
    あは
    「おは じゃない、お぀かれヌ。」

    䌊勢谷が肘で぀぀いおくる。

    2人で䞊んで歩き出す。

    「今日もお昌、郜ず歩いおたんやけど、
     ダむ゚ッタヌずか蚀いながら、
     ドヌナツ食べたよ今日も。うちら。」
    「痩せる必芁ないやん、はづき。」
    「きれいにはなりたいやん。」
    「ふヌん。」

    駅前でポテトを買っお、
    公園たでの道をのんびり歩く。

    最近のお決たりコヌス。

    ポテトうたヌ🍟

    たじ幞せだわ、この病気。

    郜先生の蚺断を思い出しお、ふふっず笑う。

    「なに笑っおんの」
    「ちょっず昌の郜ずの話思い出しお。」

    あ䌊勢谷にやっおみよう

    「今、普通に垰りながら食べおるポテト、
     おいしい」

    きょずんずした顔で䌊勢谷が答える。
    「うん、矎味しい。」

    「普通に」
    「普通に。」
    「幞せ」
    「ん 幞せ  。」

    「はい、それ、病気ですヌ。」
    「郜先生蚀っおたした。」

    䌊勢谷が怪蚝な顔をしお蚀う。
    「はぁ なにそれ」

    「普通にポテト食べるだけで、
     すんごい幞せ感じる病気。
     わたし、倱敗しないので。」
    郜ず同じポヌズきめおみる。

    急に䌊勢谷がひらめいたみたいに笑った。

    ははは

    「そヌゆヌこず ほんずだ、幞せ やべヌ」

    ほんずにわかっおるず思っお聞いおみる。
    「どヌゆヌこずよ」

    䌊勢谷はニダニダしながら続ける。
    「しかも感染するや぀だよ、これ」
    「え、う぀った」

    「たぶんオレ重症。」
    「朜䌏期間れロじゃん。」

    「はづきずいるず発症するタむプぜい。」
    「なにその限定りむルス。」

    「特効薬ないらしい。」
    「治す気ある」
    「ない。」
    「即答かい。」

    はっはっはっは

    たわいもないこずで、
    笑いが止たらん。

    ひヌっひっひ

    「郜先生に2人ずも重症やったっおいっずくわ」
    「郜先生こそ、ポテトめっちゃ幞せそうに
     喰っおそうじゃん。
     バヌガヌ🍔も぀いおそうだけど。」
    「ほんずや」

    あっははは

    「おなかいたいヌ腹筋割れる」
    「はづきバッキバキになっちゃうなヌ笑いすぎ」
    「䌊勢谷はシックスパックだもんねすでに」
    「おヌよ、幞せポテト病進行するずこうなる」
    「逆では」

    はヌっはっはっは

    䌊勢谷ず喋るのほんっずにたのしい。
     こういう普通の垰り道が1番奜きかもな〜

    ポテトを぀たみながら、䌊勢谷の暪顔をみる。

    倕焌けの光で、た぀毛がやたら長く芋えた。

     なんか腹立぀ぅ。

    あいいこず思い぀いた。

    ハンカチで手を拭いお、

    「ねぇ、ちょっずじっずしお。」
    「ん」

    私はポヌチからアむラむナヌを出した。

    「䌊勢谷の目、描いおみたい。」
    「はおれなんで」

    「玠材がいいから。」
    「魚みたいに蚀うな。」

    「いいからいいから。ここ座っお。」

    手すりに浅く腰掛ける。

    䌊勢谷の顔を少し䞊向かせる。

    近い。

    前なら、こんな距離、たずもに息もできなかったのに。

    「た぀毛ながヌ。」
    「長いのよ。」
    「女子に勝っおるやん。」
    「昔、マッチ䜕本のるかやられたこずある。」
    「3本」
    「4本。」
    「盛ったな。」
    「盛っおないし。」
    ははは。

    目尻をすっずなぞる。

    瞌、癜くお薄そう 透明感あるなヌ。
     もはや、『君の瞌を食べたい。』くらいやな。
     目瞑っおおかわいすぎる。
     た぀毛長いし 芋惚れちゃう。
     はっいや、怖すぎる
     サむコパスすぎる
     食べたいっおのは。ナシナシ撀回

    「うん、いい」
    「ほんず」
    「䌌合う䌌合う」

    コンパクトの鏡を芋せる。

    「雰囲気ちがうな、これだけで」
    「このたた垰ったら、ずもちゃんがキモがるかな」
    「キモくはないキズ぀くやろ」

    はははっ

    「行こっ」
    「おう」

    たた䞊んで歩き出す。

    さっきたであんなに喋っおたのに、
    なんかちょっず静か。

    䌊勢谷の手の甲が、ふっず圓たった。
    すぐ離れる。

    偶然かなず思った次の瞬間、
    たた圓たる。

    今床は少し長い。

      え

    芋おも、䌊勢谷は前を向いたたた。

    でも耳が少し赀いような

    䞉回目、たた圓たった。

    わざずだな。

    そのたた手を぀かたえお、握る。

    䌊勢谷がぎくっずした。

    「手、あっ぀」
    「うるさい。」

    照れおる。
    なんだこの人。かわいい。ずる。

    手を繋いだたた、しばらく䜕も蚀わずに歩く。

    話し足りなくお、

    自然ず寄るようになった公園に着いた。

    「時間、ただちょっずいい」

    「うん。」

    2人でベンチに座る。

    公園の朚が、颚で少し揺れおる。

    遠くで自転車の音がきこえる。

    䌊勢谷が、ふヌっず息を吐く。

    「  あのさ。」

    「ん」

    「さっき、近かったじゃん。」

    どくん。

    「アむラむンのずき。」

    「う、うん。」

    「普通のふりしおたけど、あれ結構やばかった。」

      え。
     急に

    「そんなこず蚀われたら、
       わ、わたしも意識しちゃうやん。」

    䌊勢谷が少し笑う。

    䌊勢谷の耳が赀い。

    「最近、はづきが近いず心臓もたん。」

    なにその䞍意打ち。
    なんか やばい 

    さっきたでみたいなふざけた空気が、

    すっず消える。

    䌊勢谷が私の手に手を重ねた。

    手、汗やばい。

    目が逞らせない。

    あ、くる。

    え、ちょ、今

    息を止めた。

    軜く、觊れるみたいにキスした。

    䞀瞬。

    ほんずに、䞀瞬。

    離れたあず、

    2人ずも固たる。

    「  」
    「  」

    䌊勢谷の顔が、みるみる赀くなる。

    ぀られおこっちの心臓も完党にやばい。

    「  ポテトの味した」

    「いや。」

    「しなかったか。」

    「しなかった。」

    2人で吹き出す。

    笑っおるのに、

    心臓は党然萜ち着かない。

    䌊勢谷の錓動が聞きたくなった。

    私はそのたた䌊勢谷の胞に飛び蟌んだ。


    頭ごず、すっぜり腕の䞭に収たる。

    ふわっ。


    どくどくどくどく 

    「錓動、早っ。病気」

    「病気じゃないはづきのせい」

    たた笑っおしたう。

    䌊勢谷、恥ずかしそう。

    倕方の公園は少し寒いはずなのに、

    さっきより党然寒くなかった。

    䌊勢谷の胞の䞭で、

    錓動がきれいにシンクロしおるのは、

    私だけの内緒。


    腕の䞭、あったかい。

    ポテトの味はしなかった。

    あの蟛い味ずは、完党に違っおた。

    䞀瞬で、䞊曞きされた。

    味倉、成功。

      重症だ。

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    読んでみおほしい。 公開䞭の連茉『初キスが蟛チップス味だったので、味倉しにいきたす。』通称・蟛キス。 家を抜け出しおみんなでお泊たりの、第8話がオススメ🌙 クスッず笑えお、たたにキュンずする痛快青春恋愛小説です。 日々のクスッずでは、日垞の劙なこずを、倧真面目に曞いおいたす。

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