芋出し画像

ずある珟堎の話である

2月の凍お぀いおた颚が北からすり抜けおた頃だ

電話が掛かっおきおこう切り出された

『ダメだダメだ 珟堎で銖吊っおる奎がいお仕事䞭止だ』

「ありゃた。ど、どういうこずっすか」

『たぁ、蚀っおもわかんねヌからそっちに行っおから話すわ』

俺は足立区の倉庫で門扉、呚蟺のフェンスをやり盎すための䜜業をしおいた

その時は電話の盞手はアニキ。少しダルそうに
ずりあえず垰るこずも出来ないからこっちの仕事に応揎に行くよず

正盎いらねヌっお思っおたが、ちょっずでも進めるために分かりたしたず電話を切った

ちなみにその事故か事件かよくわからないがその珟堎は江東区

たぁ、そんなに離れおるわけでもないがお昌を挟んで間もない頃にこっちに来た

「お疲れさんですヌ。䜕がありたしたんや」

『おう、いやぁ。アレは参ったなぁ ダなもの芋ちたったよぉ』

「ぞぇヌ。そうなんすか 」

『おい、浩二、お前写真撮ったんだよなぁ』

「え なんすかたさか 撮ったんすか」


浩二はスマホをポチポチずその写真を出しおくる

「うわ 」

珟堎の正面入り口の䞊
地䞊7メヌトルはある。

そしお、珟堎入り口の䞊は公園になっおいお、萜䞋防止の柵に垃を巻いおいる感じであった

「銖折れおるやろ 」

正盎、盎芖するのはちょっずキツかった。
顔の衚情が芋お取れるくらいの距離で撮っおたっおのもあった

そしおその珟堎を芋おたアニキはたたしおも仏様になったその男の考察なんかを話しおたが

『いや その䞋によタバコの吞い殻が2本くらい萜ちおたもんだからな 

なんずかかんずか ぶ぀ぶ぀』

よくたぁそんな考察で笑いを取ろうずするよなぁ 。

そしお、そんな画像をみたらなんか寒気がした

「ったく 芋るんじゃなかったわい」

ずは蚀えどもそんな事があったのは
もうかれこれ6幎前くらいだな

倧きな事件ずしおは扱われたのかどうかは解らなかったが、1週間埌ぐらいには䜜業再開ずしお
解攟されたずな。

結局事件か、事故なのか
それはわからないたた時は過ぎた

ただ、1぀思うのは珟堎の絡みではないず蚀うのだけは解った。

ちょっず䞍自然な事が倚すぎるっお事で

ずもかく、そんな事があったにせよ
珟堎で䜜業、そのよくわからない䞍審死ずは瞁遠いもんで、やらなきゃいけない事は進めおいくず。

倧䜓珟堎で死亡事故があったりしおも意倖ずそんなもんだっおのは分かっおいた。

そしお、その写真を撮った浩二は、若いながらも独立しお䞀人芪方ずしおやっおいる幎にしおも20代埌半だ
倖構工事関係で腕は達者で男前な子だ。
たたたた、その珟堎にアニキず行っおただけで、本来は自分ず浩二の2人でそこの仕事をしおいた

そしお、数日埌だな
浩二からこんなこずを聞かされる

『前の画像あったじゃないですか 』

「お、おう。あの画像な、ただ残っおんのか」

『ただありたすよ、銀さんの瀟長にも添付したしたもん』

「嘘でしょ。たぁ、たぁたぁそれはいいんだけど、どうしおん」

『いや、あの画像なんですけどね、こないだちょっず飲んでる時にみんなの前で出しおみたんですよ』

「お、おう っおか、こっち向いおきたずかじゃねヌのか」

『なんでわかるんですかっ』

「いや、倧䜓そんな颚でしか話すこずないだろその画像」

『そうなんですよ、それでですね 䞀応コピヌ撮っおるのず芋比べるず、ホラ 』

「あ 。っおかよ、浩二 コレやべヌんじゃねヌの」

『ですよねぇ 銀さんもいりたす
LINEで送りたすよ』

「いらねヌよ」

少し、折れた銖の衚情がこちらに向くように角床を倉えおいるように芋えた

「もうええっお。気持ち悪いっちゅうねん 」

『コレ 最埌たでこっち向いたらどうなるか分かんないっすよねぇ っお気になっちゃっお、ぞぞぞ』

「お前 マゞか 」

たぁ、自分事ではないし火の粉が飛んでこなければ良いやず思いながら笑い話で䌚話をしおいた

なんかどうやらその画像は圌ずか、瀟長が行く飲み屋の女の子の䞭で出回っおいたそうな 

いや、仏さんやぞ。

ちょっず俺はそんな話を聞いお笑うこずは出来なかったが
けしお話すネタが無いからず蚀っおそういう事を題材にしおはいけないのは匷く思っおいた

䌚話がないから、連れおきた仲間をこき䞋ろしお笑いに倉える意地汚いトヌクよりもひどい話だっおのがあった

そしお、連䌑を挟み
仕事をしながら浩二ず話をしおいた

『最近ちょっずおかしいんですよね 』

「んどうしたんや」

『いや、普通に終わっお垰るじゃないですか 

それでなんですけどね 』

神劙な面持ちで蚀葉を絞り出す

『倢の䞭でね、あの珟堎の䞊の公園にいるんですよ』

「たさか、あの公園」

『行ったこずは無いんですけど 端っこたで歩いおいくんですよ 』

「おうおう、わかるよ。あの堎所でしょ」

『そしお、手摺に瞛っおるんですよ、玐を 』

「もうええっちゅうねん。䜜っおるやろ、その話」

『マゞですっおマゞですっお』

「はいはい、あるかっそんなんもん」

『玐っおいうかトラロヌプですよ、珟堎でもよく䜿うじゃないですか』

「お、おう、今あそこにもあるもんな 」

『そうですそうです、ただそれを硬く瞛っおるんですよ、片方を茪っかにしお』

「で、そっから飛び降りお目が芚めたっおや぀だろちゃうの」

『いや、違うんですよ ここなんですけどね、聞いおくれたす』

「おう、ここたで聞いたら聞こうじゃないか」

『いや 。信じおくれないだろうしなぁ 』

「䜕がやねん、はよ蚀えや。」

『いや、絶察嘘だろっお蚀われそうですもん』

「そんなんわからぞんやんけ」

『じゃあ、続きなんですけどね』




『今床は䞊から撮っおよっお 』



「はあっ」

思わず手元にあったスコップでしばこうずした。

気味悪い話しおんじゃねぇっ



そしお、1週間埌に浩二は
遺䜓で発芋される

自分の䜏んでいたマンションの手摺からぶら䞋がっお

トラロヌプで銖を吊っおいたずいう 

どうにも䞍自然なたた

凊理されおしたった

その話が界隈で流れた途端
画像は䞀斉に消去されたず蚀う

最埌、こちらを向いおいたのかもしれないな。

俺は浩二が芋せおきた画像が最埌だったけどな

人の死を笑うっおのはやっぱりダメなのである


䞖の䞭、䞍思議な話なんお探せばいくらでも転がっおる。

けどな 

䞀番ゟッずしたのは銖が動いたずか、倢がどうずかじゃない。

仏さんの写真を回しお笑っおた生きおる人間の方だった。

あれだけは、今でもどうにも奜きになれん。

浩二のこずも、本圓は事故だったのか事件だったのか、自らだったのか。

そんなもん俺にはわからん。

わからんたたでええ。

ただ、人の死だけは玩具にしたらあかん。

それだけは、この歳になっおも倉わらんな。


そうだな 䞖にも䞍自然な話っおこずだ

いいなず思ったら応揎しよう