
ワールドマップ of BUMP OF CHICKEN
約3ヶ月かけて、BUMP OF CHICKENの134曲を1枚の地図に描いてみました。
それが、こちら。↓

楽曲の歌詞や情景から、誰がどこで何をしているかを考えて配置しています。
左側から、深夜→朝→昼→夜と時間が流れていて、町があったり川があったり、奥には丘や海、山もあります。
どこにどの楽曲があるか書いてみたのがこちらです。↓

ワールドマップ of BUMP OF CHICKEN
以下、数曲について解説させてください。
深夜〜朝
深夜〜明け方の時間帯です。
全体図でいうと、左側の地区です。

車輪の唄

このワールドマップで一番描きたかったところです。
絵にしたのは、ラストの電車を追いかけて手を振るシーン。
描く要素が多くて(自転車、坂道、電車、駅、手を振る男性…)なかなか苦労しました。
特筆するとすれば、駅。
どんな駅を描けばいいのか迷い、BUMP OF CHICKENのふるさとにある京成臼井駅を参考にしようとしました。
でも、断念。
理由は、とても大きいから。
「車輪の唄」の主人公は、「君」を見送るために駅の券売機で入場券を購入して「君」と一緒にホームまで行っていて、電車に乗り込むところまで見ています。
その後わりとすぐ、駅を出て自転車に乗り線路沿いの坂道を走っているわけです。
ということは、「君」が乗る電車が動き出したと同時に駅を飛び出し、自転車に乗っているはず。
駅の構内が広かったら、たぶん間に合いません。
ということで、簡易的な駅、ホームと簡易的な駅舎のある駅を目指しました。
銀河鉄道

「車輪の唄」の風景を見ているところを描きましたが、「リボン付きのクマ」を持っている女の子とのエピソードも印象深いです。
女の子が同じ新幹線のどこかに座っていてもよかったし、その女の子がくれる「真っ赤なキャンディー」は、歌詞にはないけれど同乗している親御さんから「お礼に渡してきたら」と託されたものかもしれないし、そうだとしたら親御さんは「飴玉の唄」に関係のある人かもしれません。
ベストピクチャー

「坂の下の安アパートが僕の家」です。
坂道なら「車輪の唄」に出てくるのでそことつなげたかったのですが、うまくいかず、結局もう1つ増やしました。
隣(奥)のビルはできるだけ高く描いたつもりで、理想を言えば、坂道の上には高級住宅街が広がっていたらよかったなぁと思います。
HAPPY

「雨」「虹」「日は昇る」の歌詞から、夜明けの位置に配置。
「なんか食おうぜ そんで行こうぜ」から何かを食べて出かけようとしている人を描きました。
何を食べさせるか問題ですが、一番に思いついたのが苺サンドでした。
藤原さんの好物ですね。
絵では遠くかつ小さくて表現しきれなかったのが悔やまれます。
Title of mineとプレゼント

なるべく楽曲のシチュエーションに忠実に表現してきたつもりですが、「プレゼント」に関してはちょっと主観が入っています。
どこかのドアの前で、ノックしようとしている絵がいいなと。
ノック先の部屋の主は、楽曲たちの中で一番助けを求めている人にしようと。
「太陽」「レム」も候補でしたが、私的には「Title of mine」がいいんじゃないかと思いました。
藤原さんが自身の曲で「唯一嫌いになった曲」とどこかでおっしゃっていた記憶のある楽曲です。
それくらい、赤裸々で痛みを抱えているこの楽曲にこそ、「プレゼント」に救われてほしいと思いました。
そして、「プレゼント」の主人公として部屋をノックする男性は、アルバム「THE LIVING DEAD」のジャケットに描かれている黒いハットの男性(おたずねさん?ですかね)をモデルにしました。
朝〜昼
朝〜昼の時間帯です。
全体図でいうと、真ん中の地区です。
一番人口密度が高いところですかね?

ダンデライオン

主人公は「ライオン」なわけですが、問題が1つ。
マップにライオンを描くのかどうか、です。
描くとしたら丘ですが、丘には他にも人をいろいろ描くつもり。
共生できるのか…?
それだったら、ライオンがいなくなった後の一面のタンポポの花にした方がよりリアルかな?と思い、丘はところどころ黄色になっています。
イノセント

どう描くか悩んだ楽曲の1つです。
BUMP OF CHICKENの楽曲は情景が具体的な曲が多いのですが、抽象的な表現の多い曲はどこをどう描いて表現しようか、悩みました。
抽出したのは「芸術に関しては見る目がある気がする」というところ。
デパートの催事場で展示されている絵画を見ている設定です。
デパートにしたのは、「Hello,word!」と「R.I.P」の2曲と同居できるかなと思ったからで、この2曲はヒーロー関係で共通点があります。
ラフ・メイカー

この曲を描くなら、ここでしょ!と悩まず決められた楽曲の1つです。
「ラフ・メイカー」が玄関と逆側の窓を鉄パイプで叩き割っているところ。
これを描きたいがために、このアパートは向きが90度変わっています。笑
ウェザーリポート

この曲がマップ作りの中心、軸になりました。
「車屋の前の交差点」「国道の川を渡って」と位置関係がはっきりしているので、ここからマップを広げていけました。(下校中だろうから車屋側に学校があるはずで、川もここから上下に伸ばしていこう、など)
歩く幽霊とgood friends

この2曲も、描くのに悩みました。
特に「good friends」は全曲の中で一番悩み通した気がします。
「歩く幽霊」からは「棚の上の真っ青なハート」、「good friends」からは「知識 苦労 資格」、つまり本かな?と思い、同じ棚の上に置かせていただきました。
本当に悩みました。
ラストワンとsmileとシリウス

BUMP OF CHICKENの楽曲には「鏡」がよく出てくるのですが、この3曲はその鏡関係の箇所を抽出した三銃士です。
「ギルド」も鏡なのですが、彼は「鏡の前で泣いて」いるので別の部屋に描いています。
ハンマーソングと痛みの塔

広場にて。
どこにいてもらおうか場所に迷うなぁという楽曲たちが広場に集まっています。
この曲もその1つ。最初は丘がいいかなぁと思っていましたが、意外と渋滞しているので広場にしました。
本当は「ダルマ落とし」のシーンを描きたかったのですが、画力を理由に断念しました。
ベンチとコーヒー

たくさん情景が出てくるので、どの時間帯の「青いベンチに座って」もらうか、悩みました。
個人的に印象的な「ランドセル」の子たちとともに、夕方の並木道に決定。
ちなみに並木道には他の楽曲たちもたくさんいて、「この曲たちも並木道でつながってる!」とまとめていて楽しかったです。
木は、もちろんアカシアです。
描きわけはできていませんが。笑
夕方〜夜
夕方〜夜の時間帯です。
全体図でいうと、右側の地区です。

窓の中からとYou were hereと流れ星の正体とwhite note

右上、夜のマンション(に見えていたらいいなぁ)に住んでいる住人たちです。
アパートではなくマンションにしようと思ったのは、「You were here」のミュージックビデオがきっかけです。
大きな会場でたくさんのリスナーをかかえてライブをするバンドマン。
紙吹雪を手に余韻に浸っている姿が想像できます。
超人気バンドだからこそ、セキュリティのしっかりしたマンションにどうか、住んでいてほしいなと思いました。
せっかくマンションにするなら、と、他の3曲にも同じような理由で入居してもらいました。
キャッチボール

並木道でキャッチボールをする2人。
絵が下手なりにちょっと気に入っているのが、手前の男性、「コントロール無視のカーブを投げ」ている彼です。笑
ワールドマップができるまで
ここからは、ワールドマップができるまでの道のりを書いてみようと思います。
ワールドマップ作りのきっかけ
「車輪の唄」と「銀河鉄道」って、つながってるよなぁ…。
そんなことを、ずっと思っていました。
「車輪の唄」は、電車に乗って旅立つ「君」を、主人公が見送る楽曲です。
二人乗りの自転車で駅に向かい、ラストで「君」の乗る電車を自転車で追いかけながら大きく手を振る主人公。
線路沿いの下り坂を
誰よりも早く飛ばしていく
君に追いつけと
そんなラストの景色を、おそらく新幹線の車窓から眺めている「銀河鉄道」の主人公。
自転車を漕いで
手を振る人
見送りたい人が居るのだろう
「銀河鉄道」より引用
この曲たちは、同じ風景の中に存在しているような気がしていました。
いや、よく考えると、他の曲だってそうかもしれない。
「くだらない唄」の数年後が「続・くだらない唄」につながるわけで、湖の見えるたんぽぽ丘には、いつだかサバンナでみんなに嫌われたライオンがやってきていたかもしれない。
「fire sign」で旗を支えている主人公の視界に入る「汚れた猫」は「ガラスの眼をした猫」かもしれないし、「ホーリーナイト」かもしれない。
BUMP OF CHICKENの楽曲の住人たちは、実は同じ風景の中に存在しているんじゃないかなぁ。
まとめてみたら、おもしろいだろうなぁ。
でも、絵、苦手なんだよなぁ…。
あ、チャットGPTにお願いして描いてもらえばいいのか!
相談してみた
「BUMP OF CHICKENの楽曲って、同じ町にいそうだよね」
「たしかに!」
お、いい反応。
「町内の地図、書けない?」
歌詞から絵にできそうな場面を抜き出して、建物や道を人を配置して、こう、なんかいい感じに。
それはもうなんていったってAIですからね。
パパっと描いてくれるはず!
ちょちょいのちょいでしょう!
…なんてことはなく。
しぶるチャットGPT。
どうやら、著作権上よくないらしく…。
曲ごとの情景を抽出すること、歌詞から具体的な場面を大量に抜き出すことはどうやらできないようす。
「じゃあ、歌詞を私がまとめたら、協力してくれる?」
「はい!」
オッケー、わかったよ。
じゃあまずは曲のリストを作るかぁ。
あ、曲のリストだったら歌詞じゃないし、作ってもらえばいいのでは?
「BUMP OF CHICKENの全曲をリスト化して!」
そもそも何曲あるんだっけなぁ、多いよなぁ、と考えていたらこんな答えが返ってきました。
「多すぎるのでまとめるね」
いや、まとめないでー!!
どうやら「全曲リスト化」も難しいらしい。
理由は、アルバム曲、シングル曲、カップリング、配信限定、ベスト盤、再録音版、隠しトラックをどこまで含めるかでリストが変わるから。
いや、それ含めて全部ほしいんだけどな。
ひたすら「全部ほしい!」とねだって何度かやりとりして出してもらいましたが、どうしても省略されたりまとめられたり。
続けるうちにだんだん間違いも出てきてしまいました。(違う曲がアルバムに入っている、など)
うーん、自分でまとめるしかないのか。
AIも完璧ではないんだな、と思い知らされたできごとでした。
こうして、チャットGPTと私による前途多難なマップ作りがスタートするのでした。
曲リストを作る
ともあれ、曲リストを作らなくては。
マップとしてまとめるからには、なるべくたくさんの曲を入れたい。
というか、やるからには全曲網羅したい。
公式サイトのディスコグラフィを参考にさせていただきました。
マップ作りに着手した2026年4月までにリリースされたシングル曲、アルバム曲、配信曲を書き出します。(この時点での最新曲は「I」です)
シングルとアルバムで重複している曲もあるので、まずアルバム曲を書き出し、その後アルバムに入っていない曲を書き出しました。
以下、除外したものもあります。
・「SONG FOR TALES OF THE ABYSS」
・隠しトラック
・歌詞のないもの(「asgard」、「midgard」、「星の鳥」、「星の鳥reprise」、「WILL」、「aurora arc」)
・ベスト盤
また、再収録、アレンジなど歌詞がほぼ同じものは1つとしてカウントしました。(「Ever lasting lie」、「天体観測」、「ガラスのブルース」、「voyager」と「flyby」、「opening」と「ending」と「プレゼント」)
これで134曲になったと思います。
まとめるのに使ったのは、Googleのスプレッドシートです。
アルバム名、トラック、通し番号などを表にしました。

上の表にはもうありませんが、序盤は「季節」や「時間帯」の項目もありました。
でもなかなか埋まらず。
たとえば、天体観測は午前2時だけど、季節は断定されていません。
時間帯と季節、ピシッと指定されてない曲の方が多いんです。(当たり前といえば当たり前ですが)
そこで、なんとなくの時間と、場所に番号をつけてみました。
それが、上記の表の「曲名」と「場所」の間にある番号です。
①空
②海
③線路
④丘
⑤夕方〜深夜
⑥深夜〜明け方
⑦朝、昼
何枚のマップになる?
時間帯も季節も、多種多様な楽曲たち。
表にまとめていくうちに、何枚かのマップにわかれてしまうのでは?という懸念が出てきました。(同じ風景の朝、昼、夜バージョンにする?)
そうなると、季節はどうなる?
春夏秋冬、その他バージョンも必要?
多すぎないか?
偏らないか?
迷いに迷い、そしてひらめきます。
そういえば、RPGの地図って、平原も雪山も火山も混在してるよね!(ゼルダの伝説をイメージしました。ゾーラの里、リトの村、オルディン火山、ゲルド砂漠…)
季節が違っても、1枚の絵にできそう!
この際、朝昼夜の時間帯も、ぜんぶ一緒に1枚にしちゃえ!
時間帯を決めよう
季節も時間も、1枚にまとめよう。
季節は、断定されているものだけわかるようにすればよくて、場所はどこでも対応できそう。
問題は、時間帯です。
左から右に24時間が流れるようにして、空にグラデーションをつければ何時ごろか伝わるかな?
ということで、左端のスタート地点を何時始まりにするか、考えました。
なんとなく、左上には海を置きたい。
なんとなく、駅は左側にあってほしい。
そんなことを考えて、左端を23:00、右端を22:59に決めました。
キリが良く24:00スタートにしようかとも思いましたが、終電関係の曲(「ベル」と「リリィ」)が左側のギリギリに渋滞するかなと思い、23:00にしました。
やりとりに苦戦する
さて、ここから具体的なマップ作りに入るわけですが、ここでもチャットGPTとのやりとりに難しさを感じてしまいます。
配置の指示が、通らない。
海はここ、線路はここに。みたいな。
右上、とか左端、ではなかなか伝わらず。
そこで、ヨコ軸を時間、タテ軸をa〜gで指定してみました。
それで、「bの2時に踏切描いて」とお願いしてみた結果がこちらです。↓

よしよし、いい感じだ!
続いて、空と海を配置します。
「aがぜんぶ空、日の出6時、日の入り18時、bの23〜7時に海」
この結果。↓

ズレが出てしまいました。
あと、踏切も地味に伸びちゃってます。
修正してもらいましょう。
あと、空はまだこれから何描くか指定するから、雲はいらないかな。
「時間帯をよく見て直して。あと、雲いらないや」↓

空、太陽だけになりました。笑
なんだかうまく指示が通らないなぁ。
「なんでうまくいかないの?」と聞いてみました。
「表には対応していません」
え!?じゃあ、たとえば23時のaにこれ描いて、って指示は無理なの?
「難しいです」
えぇー!
じゃあ区画をわけた意味がないじゃない。
その後もなかなかいい具合に進まず。
こんなこともありました。↓

「車輪の唄」の線路沿いの道は坂道だから、高低差が出るように左側を高くしてもらおうかな。↓

確かに左側が高くなりましたけども。
その断崖だとパラセール必要じゃん。笑
なかなか自分のイメージが伝わりません。
制限に引っかかりまくる
なかなかこちらの意図が伝わらないことに加えて「あちゃー」と思ったのが、制限に引っかかってしまうこと。
「これを絵にして」「ここはこうして」とやっていたら、けっこうすぐ制限に引っかかってしまいました。
制限に引っかかると、何時間か待たなければなりません。
課金すれば解決するそうなのですが、私は意地でも無課金でいきたい。笑
ずっと避けてきたこと
チャットGPTに対して「ここにこれを描いてほしい」と場所指定をするのは難しい。
回数制限もあるし、100曲以上についてやりとりを続けるのも厳しい…。
とうとう、着手し始めてから頭の片隅に浮かんでは沈めてきたことに覚悟を決めます。
もう、描いちゃうか、自分で。
まずは建物などを置いて地図を作って、次に人やものを配置していきました。(ああでもないこあでもないとやっていたら、結構時間がかかりました)
それでなのですが、ここにきてチャットGPTが真価を発揮します。
絵が苦手な私は、建物や人、ものの描き方がそもそもわかりません。
そこで、絵の相談にのってもらいました。
この使い方がとってもよくて、わかりやすくて助かりました。

実際にうまく描けたのかどうかはさておき、絵に悩んだら相談していました。
タイトルどうしよう?
ワールドマップ作りに加えて、この記事にも着手し始めました。
悩んだのは、タイトル。
最初は「BUMP OF CHICKENのまち」で考えていました。
仮タイトルもこれでした。
でも、作っていくうちに「まち」じゃなくなりました。笑
海もあるし、丘もあるし、他の町も遠くにあるし。
「まち」に捉われない表現として思い浮かんだのが、今のタイトル「ワールドマップof BUMP OF CHICKEN」です。
もっとこうしたかった
制作期間は約3ヶ月。
なんとか出来上がりました。
達成感もありますが、もっとこうしたかったなぁというところもたくさんあります。
やっぱり、一番は画力ですよね。
もっとうまい人が描いたら、もっと伝わる綺麗な見やすいマップになっただろうになぁ。
あと、内容です。
曲リストを作るときに、隠しトラックを排除する決断をしました。
膨大な量になってしまいそうだったので。
でも、いくつか入れてもよかった…かも?
どこかで鼻メガネの男性が踊っていてもよかったかもしれないし、砂浜には白いイカや漂着したおじさんがいてもよかったかもしれない。
考え出すとキリがありません。笑
あと、もっと余裕がほしかったなぁとも思います。
この絵には、余裕がないというか。
必要最低限のものだけで構成されていて、ホーリーナイトが手紙を届けに行くであろう家、今町中を歩いている人たちが帰るであろう家やアパートなど、もう少し「まち」として余裕を作れたらよかったかもなぁと思います。
画力の低さはもうもちろんのことですが、もし間違い、抜け漏れがあっても多めに見ていただけると嬉しいです。
最後になりましたが、私はBUMP OF CHICKENが大好きです。
BUMP OF CHICKEN30周年の年に、ワールドマップ作りを思い切ってやってみてよかったなぁと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!