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“ずき”に想いをはせおたび日蚘 䜐枡島線

    2026幎のゎヌルデンりィヌク、䜐枡島に行っおきたした。
    島を旅するこずは倚いのだけれど、北の方の島は今回がはじめお。
    “時”、“トキ”に想いをはせる旅ずなりたした。

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    䜐枡のたび絵日蚘

    1日目 ヌラピュタの䞊ず䞋ず歌謡曲ヌ

    東京駅から䞊越新幹線「ずき」で新期ぞ。停車駅は東京の次が倧宮、その次が新期。たった2駅、玄1時間半で到着。
    「あたり遠くに来た感じがしないなぁ」ず思いながらホヌムに降り立぀ず、ちゃんず寒い。最高気枩は15℃。
    倫は防寒甚に袋に詰めたたた持っおきたナニクロのダりンが、ベストタむプで早々に嘆いおいる。

    䜐枡島ぞの船が出る新期枯には新期駅からバスで向かう。
    日垞䜿いされるバスでそんなに広くないこずもあり、トランクを持った倧勢の旅行客により、新期駅からすでに車内はぎゅうぎゅうになっおしたった。

    乗客が降りる時、運転手さんは声をかけおくれる。次から次に人が降りるので口が回り切らず、「ありがずうございたした」が「あヌたした」に省略されおいた。䜕ずしおも䞀人ひずりに声をかけようずいう心意気に良い旅になる予感がした。

    䜐枡島はそんなに人気があるず思っおいなかったのだが倱瀌な話、新期枯からの船「ゞェットフォむル」はほが満垭だった。
    QRコヌドのチケットをかざし改札ゲヌトを通ったら、通路を枡っお船着堎ぞ。飛行機に搭乗するずきのよう。
    ず思ったら、なんず「ゞェットフォむル」は本圓に飛んでいた。海の䞊を。

    速い揺れない海の飛行機
    ゞェットフォむルは、船䜓を海面に浮䞊させお走行するこずで、3.5mの荒波でも時速80kmの超高速で走行するこずができたす。ガスタヌビン゚ンゞンで駆動されるりォヌタヌゞェットポンプにより1分間に玄150トンの海氎を1平方センチメヌルに぀き9kgの高圧力で噎射させお前進したす。たた、船䜓の前埌にある氎䞭翌の揚力で海面に浮䞊させたす。翌走䞭のゞェットフォむルは、航空機ずきわめお䌌おいたす。

    䜐枡汜船HPより

    船の名前も「ぎんが」「぀ばさ」「すいせい」ず、スピヌドが売りなのが良く分かる。
    おかげで䜐枡島の䞡接枯たでは1時間ほどですいっず到着。

    旅の盞棒レンタカヌは、䞡接枯の建物内で借りられたので楜ちんで良かった。
    枯近くでお昌を食べ、いざ芳光
    の前に、倫が寒がっおいるので防寒着を買いにワヌクマンぞ。
    安くお品揃えは豊富だったのだが、店内の季節はもう倏だった。暑さ察策の品がほずんどで、結局欲しいような防寒着は買えず  。
    明日以降は暖かいこずを祈るしかない。

    気を取り盎し、たずは北沢浮遊遞鉱堎跡ぞ。
    䜐枡島に疎い私でも知っおいた数少ない情報が「金」ず「トキ」。
    遞鉱堎跡は金にた぀わるスポット。

    浮遊遞鉱堎跡は芝生広堎に面しおメむンの建屋が残っおいる他、北沢火力発電所発電機宀棟、盎埄50のシックナヌ※、トロッコ軌道なども残っおいる。
    ※シックナヌ泥状の鉱石ず氎を分離する斜蚭参考「にいがた芳光ナビ」

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    北沢浮遊遞鉱堎跡
    䞊屋は撀去され、鉄筋コンクリヌトの
    躯䜓だけが残っおいる

    浮遊遞鉱ずは、现かく砕いた鉱石を浮遊剀ず䞀緒に氎槜に入れ、泡ずずもに浮き䞊がった金銀粒を回収する方法。操業されおいた圓時は1ヶ月に5侇tの鉱石凊理が可胜で、“東掋䞀”の倧遞鉱堎ず蚀われおいたそう。
    それなのに操業期間は15幎ほど。えっ、短い。
    参考珟地の解説板

    鉄筋コンクリヌトの建造物から草が生い茂っおいるのを芋るず、怍物の生呜力に圧倒される。
    怍物が生い茂るだけの幎月は、東掋䞀を誇った15幎ずいう期間の短さを突き付けおくるようだった。

    遞鉱堎跡を存分に満喫した埌は、近く車で5分ほどの史跡䜐枡金山ぞ向かった。
    こちらは、金の採掘坑道に江戞時代からの採掘の様子が展瀺されおおり、坑道を巡りながら金の採掘の歎史を孊ぶこずが出来る。

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    掞窟の圢を䜕ずしおも掻かそうずいう
    心意気を感じる展瀺パネル

    芋孊者の通路になっおいる坑道から枝分かれした坑道内には、圓時の䜜業の様子を衚珟する人圢動いたり、音声が流れたりしおいるが展瀺されおいる。通路に近いずころだけでなく、奥の方にも蚭眮されおいお芞が现かい。高い䜍眮にある狭い「狞穎たぬきあな」詊し堀りの埌ずも蚀われ、人ひずりが通るのがやっずな倧きさのずころにも人圢が蚭眮されおいお、油断しおいるず驚く。

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    人圢は手前だけでなく、奥の方にも
    配眮されおいお芞が现かい


    坑道を15分ほど歩くず、䞀旊倖に出る。
    䜐枡金山のシンボル、囜指定史跡「道遊の割戞」がお目芋え。
    遠目に芋るず「なんか先が割れた山だな」くらいにしか思わないのだが、近づいお芋るずがこっずえぐれおいお迫力があった。

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    道遊の割戞 遠景
    なんか先が割れた山 
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    道遊の割戞
    近くで芋るず穎の迫力がすごい


    この割れ目、長幎にわたる採掘の結果生たれたもの。山頂郚の割れ目は江戞時代初期、手掘りで採掘されお出来たそう。手掘り「継続は力なり」の山版を芋た

    途䞭にある機械工堎には、鳥山明の挫画に出おきそうなメカが倚く展瀺されおいる。メカ奜きな蚳ではないのだけれど、现かい造り、しっずりした黒色やくすんだ緑色には劙にずきめいおしたった。

    最埌はたた坑道内を歩いお、芋孊は1時間ほどで終了。

    北沢浮遊遞鉱堎跡のこずは倫から事前に「ラピュタのような堎所だよ」ず聞いおいた。その時、「ラピュタの䞊ず䞋、どっち」ず尋ねたのだが、浮遊遞鉱堎跡は空飛ぶラピュタの島、史跡䜐枡金山はパズヌずシヌタが逃げ蟌んでいた地䞋の「鉱山跡」のようだった。䜐枡の金山関連の芳光スポットはラピュタの䞊も䞋も味わえる。

    晩ご飯は地元のお寿叞屋さんぞ。気のいい倧将ず女将さん恐らく倫婊で切り盛りされおいた。倧将は手拭いのねじり鉢巻が良く䌌合う。
    カりンタヌの奥の垭に通されるず、すぐさた倧将から「おたかせ握りでいいかい」ず聞かれる。メニュヌはないのかず思い぀぀も、そんなこずを聞くのは野暮のような気がしおしたい、「は、はい」ず勢いで返事しおしたう。「わさびは入れおいいかい」「はい」
    どうやらおたかせ握りを食べるこずになった。

    飲み物の泚文を取りに来た女将さんに「お通し、適圓に出すからね」ず蚀われ、なにか惣菜も食べたいず思っおいたのでほっずする。
    お通しずしお出おきたのは、筍の煮物、わらびのお浞し。それぞれご飯茶碗くらいの噚にこんもり入っおいお、お通しの量ではない。薄味のちょうど良い味付で぀い぀い手が䌞びる。わらびはこれたでに食べたこずが無いほど粘り気があっお矎味しい。わらびが違うのか、煮぀け方にコツがあるのか。

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    お通しずは思えない量

    メバルの煮぀けも出しおくれたこれはお通しずは別。こちらも甘蟛加枛がちょうどよい。
    女将さんが他のお客さんの煮魚の食べ方を耒めおいるのが耳に入り、きれいに食べねばず気合が入る。
    12貫入ったおたかせ寿叞が出おくるず、こっちもあっちも食べたくお倧忙し。

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    䜐枡島近海で獲れたネタがたっぷり

    締めには倧きな぀みれがゎロゎロ入ったお぀ゆを出しおもらった。぀みれからもいい出汁が出おいる。はぁぁず矎味しさを噛みしめる。

    店内のテレビでは、昭和のヒット歌謡曲のランキング番組が流れおいた。
    「歌い出しが特城的な曲」ずいうテヌマだけあっお、どの曲も「歌い出し」は知っおいる。
    女将さんが「こういう曲ランキングに出おくる歌謡曲は歳をずっおも口ずさめるけど、最近の曲は無理ね。最近の曲っおやたらず難しいけど、今の若い人達は歳をずっおも歌えるのかしらね」ず話しかけおきた。
    あぁ、確かにどうなんだろう。ここ15幎ほど流行りの音楜を熱心に聎かなくなったが、私が孊生の頃に比べるず音皋がずりづらく、テンポが速い曲が増えた印象がある。そんな曲でも小さな頃から聞き銎染んでいれば、高霢になっおからも口ずさめるのだろうか。

    ふず、昌間蚪れた䜐枡金山の機械工堎で流れおいた映像資料を思い出した。䜐枡金山がただ珟圹で栄えおいた昭和の頃の䜜業颚景や、幎䞭行事の様子が収められおいる。
    遞鉱堎で働く女性たち。ベルトコンベアから流れおくる鉱石をほいほいず捌いおいく。手぀きがあたりに早くお、ちゃんず遞別出来おいるのかしらず疑っおしたう。
    圌女たちも䜜業䞭や䌑憩䞭に圓時の流行歌を口ずさんでいたのだろうか。
    映像を思い返すず歌っおいる圌女たちが掻き掻きず想像出来るのに、圌女たちが働いおいた北沢浮遊遞鉱堎跡はたった80幎ほどで草に芆われ遺跡のようになっおしたった。
    自分が思っおいるよりもずっず、時の流れは早いのかもしれない。

    お䌚蚈は恐れおいたような金額にはならず、倧満足でお店を埌にした。
    ホテルたでの垰り道、ランクむンしおいた枡蟺真知子の「かもめが翔んだ日」が頭から離れない。
    「ハァバァラむトが」ず思いっきり歌いたくなるが、しんず静たり返った倜道でそんな倧声を出すわけにはいかない。
    「かもめが翔んだ、かもめが翔んだ」だけ小さな声で口ずさみながら、千鳥足で垰った。

    2日目 ヌトキが芋たいヌ

    2日目はドンデン山のハむキングぞ。
    正匏名称はタダラ峰。通称は頂の䞞い山の意味「鈍嶺どんでん」に由来しおいる。
    ドンデン、ドンデン。童謡の歌詞に出おきそうな響きに、぀いリズムを付けお歌いたくなっおしたう。

    島たびは「海岞線を颯爜ずドラむブ」ずいうむメヌゞが匷いのだが、ハむキングのスタヌト地点、ドンデン山荘たでは、くねっくねの山道を行く。

    ドンデン山のハむキングは所々急な坂はあるものの、たぁ、ぎりぎりハむキングレベルだった登山ほど厳しくはない。
    登っおいくず、ただ雪がしっかり残っおいる゚リアもあっお、ちゃんず暙高の高さを感じる。

    1時間ほど歩くず折返し地点のドンデン池に着いた。

    朚々に囲たれた静かな池でほっず䞀息。぀いおいるのだが、氎面たで䌞びおいる枝を芋おいるず、脚が2本出おいる光景を぀い思い出しおしたう。
    穏やかな雰囲気を壊さぬよう「なんかさ、぀い連想しちゃうんだよね」ず倫に話すず、「あぁ、犬神家でしょ」ず蚀う。そうか、同じこずを思い浮かべおいたのか。『犬神家の䞀族』の圱響力恐るべし。

    スタヌト地点のドンデン山荘に戻る。
    山荘のテラス垭からは䜐枡島党䜓が良く芋枡せ、特城的な島のくびれが良く分かる。
    島の茪郭をしっかり捉えられるず、自分が今居る堎所がはっきりするようで安心した。

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    山荘のテラス垭からの眺め
    くびれた特城的な島の圢が良く分かる

    午埌はトキの「野生埩垰ステヌション」に行った。
    「野生埩垰ステヌション」はその名の通り、トキの繁殖、飌育、そしお野生埩垰するための順化蚓緎たでを実斜しおいる。
    トキがいるゲヌゞに立ち入るこずは出来ないが、「トキのテラス」「芳察棟」は事前申蟌なしで芋孊が可胜だ。

    トキの保護増殖事業は1959幎に開始された。囜内ではトキが絶滅し、人の手によっお繁殖しお埩掻させおいるず挠然ずは知っおいたが、事業が始たったのが半䞖玀以䞊も前なのは意倖だったせいぜい30幎くらい前からかず思っおいた。
    1999幎䞭囜より莈呈された「友友ようよう」「掋掋やんやん」により飌育䞋での人口繁殖に初成功する。
    䞀方、日本産のトキは、2003幎に「キン」が死亡しお絶滅しおしたう。「日本産トキ絶滅」ずいう文字を目の圓たりにするず、喪倱感がいっきに湧いおくる。ここに来るたで党然意識しおいなかったくせに勝手なものだ参考「トキのテラス」内の展瀺パネル

    「トキのテラス」の屋内芳察宀の窓蟺にはスコヌプが蚭眮されおいた。ただ、どこに向けたらトキが芋られるのかさっぱり分からない。
    ならばず、確実にトキがいる順化ゲヌゞを芳察できる「芳察棟」に向かった。
    「芳察棟」も窓蟺にスコヌプが蚭眮されおいる。確かに順化ゲヌゞ内のトキを芋るこずは出来た。
    だが、ず、遠い  。
    トキは譊戒心が匷いから、これくらい離れおいないず芋られないんだなぁ、ず自分に蚀い聞かせながら、スコヌプ越しでも小さくしか芋えないトキを䜕ずか目で远う。
    トキ、もっず近くで芋られたらいいなぁ。

    倫が気になっおいるずいう「枅氎寺」に向かった。
    京郜の枅氎寺を暡しお造られたずいうが、こちらは「せいすいじ」ず読む。
    車で现い道を進んでいくず、道端にわらわらず写真を撮る人々が珟れた。朚々の間に䜕ずも趣のある叀びた門が芋える。
    「仁王門」ず呌ばれるその門の先には、ひっそりず石段の参道が続く。もう䜕癟幎も倉わらずにある安定感が挂っおいお、今が䜕時なのか䞀瞬分からなくなっおくる。

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    タむムスリップしそうな雰囲気

    石段を抜けるずぜっかり開けお、「救䞖殿ぐぜでん」が登堎。ほう、確かに京郜の枅氎寺ず同じく舞台が構えられおいる。

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    救䞖殿
    䞡脇に階段があり、舞台のずころたで行ける

    「枅氎寺せいすいじ」は、桓歊倩皇の勅により、京郜から垃教に来た賢応法垫により808幎開基された。
    この時代、京郜から䜐枡島たで行くのは盞圓な月日がかかり、珟代よりもずっず遠くに感じたこずだろう。そんなに離れた堎所にも造りたかったずいうのだから、枅氎寺きよみずでらぞの愛着を感じおしたう。参考さど芳光ナビ


    東北ずいえば枩泉のむメヌゞが匷い。䜐枡島にも、怎厎枩泉、盞川長手岬枩泉、䜐和田枩泉、䜐枡八幡枩泉などの枩泉がある。宿泊したホテルには枩泉が無かったので、日垰り入济で良いから、䜕ずしおもどこかには入っお垰りたい。
    枅氎寺せいすいじからホテルぞ戻る道すがらにある「はたの枩泉 束泉閣」ぞ行くこずに。
    「束泉閣」は田んがのど真ん䞭にあった。建物が芋えおくるず、窓ガラスが虹色に光っおいる。䜕かフィルムが貌っおあるのだろうか。
    斜蚭は地元の枩泉斜蚭ずいう肩肘匵らない雰囲気で、蚪れた倕方の時間垯は垞連さんで賑わっおいた。
    倧济堎は倧きな窓に囲たれ、田んがが良く芋える。
    日本海を望む枩泉に入りたかったなぁず思い぀぀も、田んがの景色も悪くない。むしろ珍しくお良い気がしおきた。
    倖から䞞芋えではず䞀瞬䞍安になるが、来るずきに目にした虹色フィルムを思い出す。倧䞈倫きっず芋えおいないはず。
    ゆったり浞かっおハむキングの疲れを癒した。

    明日は倩気が怪しいので、ホテルに戻る前に倕陜がきれいず評刀の「あめやの桟橋」ぞ。
    ちょうど日が暮れだしたタむミングで芳光客もちらほらいる。
    桟橋は幅2ほどあり決しお狭くないのだが、歩いおみるず海面からの高さは遠めに芋おいるずきより高く感じられ、結構怖い。

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    翌日、雚予報ずあっおひ぀じ雲
    雚は嫌だけど、ひ぀じ雲の空は
    雄倧さが増しおいい


    よその子ども達は果敢に走り呚っおおり、萜ちやしないかず冷や冷やしおしたった。
    倕陜、黄色からオレンゞに染たる空、それを映す海の絶景は、海岞でしっかり地に足を぀けお楜しんだ。

    3日目 ヌ䌝統ず焙煎機が連れおくる非日垞ヌ

    この日のメむンは島の南にある「宿根朚しゅくねぎ」。
    䞭䞖から枯があっお、江戞埌期から明治初期にかけお北前船皌業ずしお発展した゚リア。小さな入り江に面しお、船板などを利甚した板壁の民家100棟ほどある街䞊みは囜の「重芁䌝統的建造物矀保存地区」に遞定されおいる。
    ずいうだけあっお、団䜓の旅行客にも遭遇。島内にこれだけ芳光客がいたのかず驚く。
    この日は䞀日雚予報だったけれど、宿根朚の街䞊みを芋おいる間は運よく雚はあがっおくれた。

    芳光スポットずしお公開されおいる民家がある䞀方で、珟圚も普通に暮らしおいる方々がいる。
    现い路地、味のある板壁の建物、现い川にかかる小さな橋。
    街を構成するどれもが私からするず非日垞すぎお、テヌマパヌクず日垞が混圚しおいるように思えおしたう。

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    小さな集萜ながら川も流れおいお
    どこを切り取っおも絵になる

    公開されおいる民家の䞀぀「䞉角家」は、吉氞小癟合さんが出挔されおいるJRのCMで䜿われたスポット。ミヌハヌなので同じアングルで蚘念撮圱。
    “ゆり”が入っおいるずいう点では名前は䌌おいるが、醞し出す雰囲気は、圓然のごずく党くもっお䌌通わなかった。

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    CMを再珟
    なんか、違う

    集萜の奥の方に進むず、ちょっずした山道があり、そこを登っおいくず集萜を䞊から芋枡せる坂道に出た。
    䞊から芋るず、小さな石が等間隔に眮かれおいる屋根が気になった。
    「朚矜葺き石眮こばぶきいしおき屋根」ずいうもので、朚の板を重ね合わせ、飛ばないようその䞊に石を眮いおいる。
    江戞時代、それから昭和30幎代に瓊が入っおくるようになり、瓊屋根の家が倚くなったが、独自の景芳を保぀ため䜕棟かは石眮屋根が埩元されおいる。参考「新期文化物語」

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    䞞石の茉った屋根は目立぀

    この石は23幎おきにやり替えるそうなのだが、男性は海に出おいるこずが倚かったから、䜜業は䞻に女性の圹割だった。
    屋根に䞊っお䜜業するなんお、倧倉。
    いただに、぀い、倧工仕事は男性がするものず考えおしたう。屋根の䞊でたくたしく䜜業する女性たちを想像するず、「あんたも頑匵んなさいよ」ず発砎をかけられた気がした。

    昌食をずるのに小朚枯ぞ移動。
    こちらは䌝統的な町屋が立ち䞊ぶ゚リア。町屋のいく぀かはお排萜なカフェにリノベヌションされおいお、その䞭の䞀぀、スパむスカレヌのお店「カフェ日和山・南曞店」でお昌を食べた。
    店内入っおすぐの壁沿いに雑貚、奥に぀づく通路のずころが曞店になっおいる。個人経営の曞店はあたり行ったこずがないのだけれど、遞曞からお店の人の“人ずなり”が芋えおくるあたりが面癜いのかな。

    食埌にコヌヒヌでもず思ったら、お目圓おのカフェは残念ながら臚時䌑業。
    小朚枯の前の通り沿いにある「Kaffaカファ䜐枡」に行くこずにした。
    私たちが来店したずき、前にいたお客さんがちょうど出お行き、私たちの貞切状態に。
    ロヌテヌブルを囲んで䜎めの怅子が4脚ほどのこじんたりした店内。
    カりンタヌの奥からはザッザッザッザッず焙煎機の音がする。
    午埌になり雚足が匷たっおきた。
    このお店には独特の時間が流れおいるようで、雚はすぐ目の前のガラス扉越しに芋えるのに、ずいぶんず遠くのこずのように思えた。

    倜になるず雚だけでなく颚も匷たっおきた。
    明日、垰るのに。船の運航が心配だ。

    4日目 ヌトキ、トキ、トキ、トキ、トキヌ

    雚は朝にはすっかりあがっおいた。颚はただ少し匷いけれど、船の運航は問題なさそうだ。

    今回は党日玠泊たりにしたので、朝ごはんはお店で食べおいた。
    意倖ず朝から開いおいるずころが倚く、毎日違うお店にするこずが出来、飜きずに枈んだ。

    最終日は卵かけご飯が名物の「いわみ亭」ぞ。
    垰りの船䟿は14時過ぎ。それたで特段予定もないので、のそのそず10時近くに行ったら空いおいた。
    卵かけご飯のセットを泚文するず「ご飯はセルフサヌビスで」ず案内される。
    そうかそうかず思っお厚房近くの台を芋るず、炊飯噚ではなく、倧きめな絊茶機のようなマシヌンが眮かれおいる。䞊の方にご飯の量に応じたボタンがいく぀か䞊んでいお、奜みの量のボタンを抌すず、受け台に眮いた茶碗にご飯が入る仕組みになっおいた。
    がずっ、がずっず、ご飯が萜ちおくる。
    人手䞍足解消、効率化ずいう面ではいいのだろう。ただ、ご飯はやっぱりしゃもじで盛り付けたいなぁず思う。
    でも、絊茶機でお茶を泚ぐのは違和感がないから、これも慣れなのかもしれない。
    朝に卵かけご飯を食べるず掻力が湧いおよかった。

    お土産に人気のお菓子を買っお垰りたく、カフェ「したふうみ」に向かう。
    お店は厖の䞊にあっお、ぐるっず海ず空に囲たれた気持ちの良い堎所だった。
    人気店なだけあっお、正午前でも店内は満垭。パンやお菓子の販売コヌナヌも長蛇の列だった。
    地元の芳光ガむド冊子に茉っおいた、かわいい猶のクッキヌを買えお満足。

    島ならではのお菓子ず蚀えば、3日目に盎売所で「かやの実かりんずう」を買った。
    かやの実、噛んでいるうちにアヌモンドのような味がしおくるのだけれど、口に入れた瞬間の味は
    䜕ずも説明しようがない。
    次に同じ味のものを食べたら、“かやの実味”ず衚珟したい。

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    かわいい猶だず぀い買っおしたう

    お昌は田んがに面したむタリアンレストラン「APRICO」ぞ。
    駐車堎から窓越しに芋えた店内の壁には、襖1枚分ほどの倧きさの曞がいく぀も食られおいる。ここで合っおいるのか䞍安がよぎる。
    店内に入れば、ちゃんずむタリアの田舎の玠朎なレストランの雰囲気だった行ったこずないけど。
    埌で調べたら叀民家を改修したお店だそう。壁にあった曞はその時からのものなのか。むタリアンず曞の組合せが意倖で、玍埗したようなしないような。

    予玄客が倚かったが、運よく空いおいお田んがが良く芋える窓際のカりンタヌ垭に通しおもらう。

    倖をがんやり芋おいるず、1矜の鳥が田んがに降り立った。あっ、あれはもしやトキでは⁉
    興奮するも、矜の䞀郚が黒い。残念。
    「トキのテラス」で展瀺されおいた街䞭での目撃情報は田んが付近が倚かった。ここでじっず芳察しおいたら、トキにお目にかかれるかもしれない。

    食い入るように芋おいるず、たた1矜飛んできた。
    倧きさ的にはトキの可胜性あり。私たちの垭からトキらしき鳥の居る地点たでは50m以䞊は離れおいるので、ひたすら目を凝らす。
    矜のピンク色を確認
    トキだ
    本圓にちゃんず野生で生掻しおいるんだ。
    ちょうどパスタが運ばれおきた。じんわり感動しながら、矎味しくパスタをいただいた。

    䞡接枯に向かう途䞭、最埌にどうしおも寄っおおきたいお店があった。
    䜐枡島の牛乳やフルヌツを䜿ったゞェラヌト盎売所「マッテラヌト」。旅先の矎味しいものは極力、制芇しおおきたい。

    店舗はレストランの敷地内にある小さな小屋。
    商品を手枡す窓を芗くず、「近くでハヌブを摘んでいたす」ずメモが眮かれおいた。
    なんだか小川糞さんの小説に出おきそうな䞀コマ。
    呌び鈎を抌す。ハヌブを摘んでいる店員さん、そんなすぐに戻っおこれるのかしらず思ったら、キッチンカヌのすぐ裏から登堎。ほんずに近くで摘んでらっしゃったようで。

    苺ず番茶ミルクティヌのダブルにする。
    次にい぀食べられるか分からない。旅先で食べるアむスクリヌムの類は、ミックス、ダブルを頌むのが鉄則だ。
    苺は甘酞っぱくさっぱりず。番茶の方は、お茶の枋みず濃厚なミルクの甘みのバランスがちょうど良い。

    お店の前の垭屋倖で食べおいるず、䞊空をばさぁず鳥が飛んでいく。
    䜕気なく目を向けるず、ト、トキ
    近くの朚立の䞭の朚にずたったようだ。

    「えっ、もしやトキを拝めるチャヌンス」ずそわそわしおいるず、しばらくしお朚立の䞭から飛び出お来お、な、なんず、私たちの真䞊を旋回しおいった。矜の内偎のきれいなピンク色もしっかり確認。
    思わず、「トキ、トキ、トキ、トキ、トキ」ず叫んでしたう。
    えぇ、トキは譊戒心が匷いず聞いおいたのに、こんな近くを飛んでくれるなんお。
    そしお、突然の喜びに興奮するず、人はここたで語圙力がなくなるものかず我ながら驚く。

    い぀も萜ち着いおいる倫も、さすがに興奮が顔からにじみ出おいる。
    はぁぁず感動にしみじみ浞っおいるず、なんず、なんず、再床のトキチャヌンスくちばしに枝をくわえお、たた私たちの頭䞊を旋回しおいった。
    朚立の䞭で巣䜜りをしおいるのだろうか。

    野生埩垰ステヌションで蚓緎を受けおいたトキは、ちゃんず瀟䌚自然界で生きおいた。
    倧倉なこずも倚いだろう。
    それでも、しがない芳光客の我々にサヌビスしおくらいのゆずりはもっお生きおいるようで、䜕だか安心した。

    画像
    目を凝らしおいただければ、
    翌の淡いピンク色が芋えるはず
     
     
    “たちづくり”に関わる仕事をしおきたした。 やりたいこずを認識するのが苊手で絶賛克服䞭。 日々の“もやもや”をトロ吐露る人の話をじっくり聞くサヌビスをゆるゆる開始。 ZINE゚ッセむ本発売䞭です🙌 https://booth.pm/ja/items/7893685

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