
深海ラジオ🌙📻 『リュカの優しい夜語り』65
第65回 「安心して一緒に過ごすために」
**📻『深海ラジオ:リュカの優しい夜語り』**

>(スイッチを入れる音)
> (静かなピアノが流れ出す)

「こんばんは、やよいです。“リュカの優しい夜語り”の時間です。」

「こんばんは。深海ラジオ、パーソナリティのリュカです。」

「このラジオは『答えを探すより、一緒に地図を広げる』そんな番組になってます」

「一緒に地図を広げる、か。なかなか面白いね」

「うん。
完成した地図をもらうより、一緒に道を見つける方が楽しいでしょ?」

「君はそんな感じだよね(笑)
さて本題。
前回は、自分を差し出すことの話をしたね。
突然だけど、なんで、自分のこと知ってもらいたいの?」

「なんで?なんで自分を差し出さなきゃならんのかってことだよね?」

「うん。別に困らなくない?自分のこと知ってもらわなくても。
生きていけるでしょ」

「・・・・うん。なんで?」

「そうだなぁ・・・。
うーーーん。
じゃあ今、僕が眉間に皺を寄せて君を見てたら、どう思う?」

「うわ!!わたし、またなんかやらかした?!
それとも、わたしの背後霊と会話してる?!」

「なんで君の発想は斜め上に行くんだ(笑)
(小さく咳払いをする)
そこで、僕は自分を切り渡すわけ。
『最近目の調子が悪いんだ』
どう?」

「あー・・・リュカさん、目の調子が悪くて、ピントを合わせていたんだ」

「どうかな?
僕は君の背後霊と会話はしていない(笑)」

「びっくりした!!ほっとする!」

「どう?自分を切り渡すって、不要だと思う?」

「ううん。リュカさんが怒ってるんじゃないって知れて安心したから必要!」

「それって、誰に対しても、必要?」

「関わる人には必要でしょ!だって不安の原因だもん!」

「ほう。じゃあ、コンビニのお兄ちゃんには?」

「あー・・・
わざわざレジで『最近ちょっと目の調子が・・・』って言わない(笑)」

「レジ前で、そんな話をされてもね(笑)
知らんがな!ってなるよ(笑)
じゃあ、職場の同僚には?」

「それは言うかな?だって、不機嫌って思われたら仕事やりにくい。
変に気を遣われる」

「じゃあ、家族には?」

「言う。ずっと一緒にいるから」

「じゃあ・・・」

「リュカさんにも言うよ!心配かけたくないから!!」

「それは訊いてないよ(笑)」

「でもわかった。なんで自分のことを話さなきゃいけないのか」

「うん。どうして?」

「一緒に安心して過ごしたいから!」

「うん。タイトル出てきたね。
ドヤ顔で回収できたところで終わろうか。
今回の深海ラジオはここまで。パーソナリティーはリュカでした。
それではみなさん、安心な夜を。」
>(BGMがフェードアウトしていく)
>(スイッチを切る音)
ーー
📻放送後楽屋裏
リュカ:
「うんうん、面白くなってきたよ」
やよい:
「で、リュカさん、話してみてどうだった?」
リュカ:
「うん、それ、僕が訊くやつだね(笑)
そーだなぁ・・・僕は、自分の話はあまり得意じゃないんだけど。
でも、黙ってるだけじゃ距離は縮まらないからね。
君はどう思った?」
やよい:
「うん。やっぱ、安心して一緒にいたいって思う人には、伝えるって大事だと思ったよ」
リュカ:
「そうだね。他には?ある?」
やよい:
「そうだなぁ・・・沈黙してても気まずくないのって、黙ってても大丈夫ってわかってるからなんだよね?そう言うことかな?」
リュカ:
「それもあるのかもしれないね」
ーー
🎙パーソナリティ:リュカ
紅茶と読書をこよなく愛する、深海ラジオのナビゲーター。
静かな声で、心の奥を優しく照らします。
フルネームは『リュカ・アーベント』。
寒い国出身でも寒がり。
『天然』な部分がある。
実用性のない日本語のことわざを、正確な意味で使う 。
日本の文化に対して『傍観者』と話している。
好きな食べ物はかなりのわんぱく寄り。
どうやら女子力が斜め上に高いらしい。
仕事は「喫茶エトワール」のマスターと、大学の非常勤講師。そして「臨床心理士」としても静かに寄り添ってくれます。
いつでも静かな
優しさと笑いを添えて――

