
エッセイ-「厚揚げと涙のわけ」
今日は充実した1日だったように思う。
行ったことのない場所へ行き、色んな形の山を、抱えきれないほどの緑を目にして、あまりに透き通った流れる水に触れた。
行った先で買ってきた厚揚げを夕食に食べ、久しぶりに、本当に満足できた気がした。
少し質量が増えた体を一生懸命にソファまで運び、プロジェクターで映し出された壁を見つめてYouTubeをスクロールする。
パッと出てきた、星野源-私
そういえば曲は何度も聴いていたけど、これまでにMVはちゃんと見たことがなかったかも、と思い再生してみた。
いつも音楽を聴く時とは少し違った、目と耳と心が離れない感覚に戸惑った。
続けて、星野源-いきどまり を再生。
この曲はMVも曲も何度も観て聴いているが、やはり、いつもとは少し違う感覚。
歌声と歌詞が直接、心の線に触れてくるような。
私は自然と涙を流していた。
普段から音楽はよく聴くのだけれど、正直、歌詞は本当の意味でしっかりは、頭に入って来ていないのだと思う。
歌詞にフォーカスしようと聴いてみても、普段はどこか浅くなってしまうのだ、恥ずかしながら…。
でも充足感に満たされた今日は違うらしい。
寝る前に、今日が続いてるうちにもう少し、好きな曲を改めて聴いてみることにする。