
🟠【おはなし】夏休みの、とある1日 #3つのお題に空想のひらめきを
みかんさん、企画に参加させていただきます😊。
●3つのお題(世界ノスタルジー)
※企画のイラストを使用させていただいております。
***

つまらない。
夏休みが始まった。
父ちゃんも母ちゃんも仕事でいない。
いや、いたらいたで田んぼや庭の草取りの手伝いを頼まれるから、それはまぁいい。
しばらく友達に会えない。
それだけが苦痛だ。
そう思っていたら……父ちゃんがどこかから学校とおんなじ机と椅子をもらってきてくれた。

それはそれで気が滅入るけど。
家の、オレの部屋のその一角だけ、何だか急に特別スペースに大変身だ。
「おぉ〜!」
早速、今日はこくごの教科書をランドセルから出してみた。
そして。
……今に至る。

「勉強、めんどくせぇ……」
やっぱり家は家だ。
学校だから仕方なく勉強するけど……家は、くつろぐ場所だろう。
「あ、そうだ!これで午前の授業は終わりにしまーす!」
そう言って、母ちゃんの作ってくれたお弁当を机の上に取り出してみた。

「おぉ〜!」
なんか……最高だ!
ワクワクしながらアルミの蓋をそっと開ける。
「やったぁ!」
大好物が詰まっていた。
唐揚げにウィンナーに卵焼き。
焼いたかまぼこも入ってる。
あっという間に美味しく平らげて……。
でも。
まだちょっと何かが物足りない。
『カンスケ、これは3時のおやつにね』
そう言われていた冷蔵庫のスイカを手に……縁側の所定の位置に戻る。
クマゼミの声を聞きながら、シャクシャク食べて……種は庭にまいてやる。
もしかしたら、アリが喜ぶかもしれない。
ようやく、お腹も気持ちも落ち着いて。
そのまま、ゴロリと横になる。

「腹いっぱい。もう、何もしたくねぇ……」
そのままウトウト目を閉じる。
明日は、友達と朝から夕方まで遊ぶんだ。
山行って、川行って……。
夜には祭りもあったはず。
きっと忙しい一日は最高だぞ。
どこかから、ようやくお昼の時報が流れて来たけれど。
……もう、3時のおやつも前倒し。
やることもなし。
午後の授業?
つまんないから……今日はこのまま昼寝で良しとしよう。

みかんさん、ありがとうございます😊
宵空さん、ありがとうございます😊