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【創作エッセイ】 『宿題の山』 #風まかせな物語

    つきほ


    iさんの企画に参加させていただきます☺️。
    ●お題:”宿題の山”

            ***

    夏休みが終わってしまう……。

    この時期、いつもそんな焦るような気持ちに襲われる。
    終わっていく夏の景色に、宿題が終わらない!と思った、焦りの記憶があるからだろう。


    私はよく、真面目と言われがちだ。
    確かに、変なところで真面目なんだと思う。
    でも、そうでないところは多い。

    寝坊するし、遅刻するし、忘れ物もする。
    なくし物も落とし物も多い。 

    ……うっかりは別枠なのだろうか。

    でも。
    ものすごく悪いことをしたと思って……めちゃくちゃ落ち込むし、自分を責める。
    もう二度としないと誓うところは、真面目なのかもしれない。

    そして……舌の根も乾かぬうちに、またやらかす。

    私は、そういう、よくわからない類の真面目だ。

    そんな人と思わなかった……とがっかりされたり。
    なんで?と驚かれ、ちゃんとやればいいのに……と呆れられてばかりだった。


    夏休みの宿題が、それだ。

    真面目に、まずは計画を立てる。

    夏休み全体のスケジュールを書き出すのだ。
    部活の日もあれば、遊びの予定。帰省の日もあるから……。
    それをきれいな表にする。

    次に一日のスケジュールを立てる。
    部活がある日の起床時間、勉強時間、食事の時間、就寝時間。
    休みの日の場合の一日の流れ。

    そして、宿題。
    これは重要なところだ。

    どのドリルが何ページ。プリント何枚。
    ポスター、読書感想文、習字、レポート……それぞれの提出日はいつ。
    全部書き出して、日数で割って『一日最低これだけはやる!』という……完璧な計画を立てる。

    そして、早く終わったほうが良いから……と、結構早いうちからやり始め、予定よりも多めにこなしていく。

    おかげで前半は余裕。
    ……という、そんな真面目。


    でも……この時期は、決まって宿題の山に囲まれ、追い込まれている。

    やる気は持続しない。

    真面目なのに気分屋。
    そして面倒くさがり屋。
    だんだん予定通りがいやになってしまう天邪鬼。

    家にゲームはなく、遊びにもいかず、決められたテレビの時間を守るような真面目なのに……スケジュールにはない空想の『不思議の国』へは行き放題。

    すると、一日は気づいたら終わっている。

    ギリギリで始めるポスターも、完成という終わりを見いだせず……念入りに何度も色を重ねて描くから、日にちはさらに押す。

    習字もまた然り。


    結局ノートやドリルが終わらず……始業式に全て提出できたことのほうが少ないと思う。
    そして、なんで今年もやれなかったんだろうと……人並みに落ち込むのだ。

    先生に1週間の猶予をもらって、真面目に今度こそ!と取り組むのだけど。
    最終的に、それすら踏み倒す。

    それを、懲りずに毎年繰り返す。

    なんでやれないのか……私もわからない。
    ただの言い訳?
    こんな私は、絶対真面目じゃないと思う……。

     
     
     
    長い間…自分のために書いていた物語たちを、形に残そうと思い立ちnoteをはじめました。 自己紹介をご覧ください。 今は、創作エッセイや企画のお話しに参加させていただき、書くことを楽しんでいます。 不思議な余白が好き。 (長編は、児童文学寄りかも?) よろしくお願いします🌳。

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